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雨花子の日記・2 〜ダメっ子にも旅をさせてみよう〜 ○月△日 晴れ! なんかあたし留学することになっちゃったよ!?(汗) 行き先は前から宿題抱えてた無名騎士藩国! 陛下が国費で短期留学させてくれることになって、なんか大事になってきたっぽい気がする。 これって、真面目に宿題やらないとまずいよね? 陛下は「気にしないで観光してらっしゃい!」とおっしゃってくださったけど、そこらへんはさすがのあたしも考えてみたんだ・・・たまにはね! おばちゃんも忙しいのに喜んで支度手伝ってくれたし、おじちゃんもこっそりお小遣いくれたし、決まった後会えたみんなとはあちらでの計画も立てたし。 頑張るぞー!おー! こんな日記を書いている鍋山雨花子という人物は、これでも一応鍋の国藩立鍋野高校の3年生である。 せっかくパイロット科に所属しているにも関わらず、「得意な教科は家庭科!(※勉強嫌いな子がよく言う体育ですらない)」という筋金入りのダメっ子であるのだが、難関の舞踏子試験はなぜか一発合格している鍋の国のパイロットだ。 その彼女は、校内では結構豪奢な造りの一室にいた。 「ふんふん。なるほど。いいんじゃないかな。いってらっしゃい!」 「え。いいんですか!?」 「うん。いいよ。無名騎士さんとこには短期留学でビザお願いしておくから。」 「あ、ありがとうございます!」 ここは鍋高藩王居室。 ここは鍋高の主、すなわち鍋の国の藩王の部屋である。 多忙な身であるがゆえに、少なければ7日のうち1日、そのうちわずか数時間の滞在ではあるものの、鍋の国の藩王・ミサは必ず鍋高に顔を出すようにしていた。 ちょうどそのタイミングに居合わせ、運命の悪戯としかいえない流れで雨花子は旅に出ることになる。 20分ほど前。 雨花子はクラス全員のノートを提出のために取りまとめて職員室に運ぶついでに担任の教師に呼び止められた。 「鍋山ー、あのレポートまだか?」 「はい?何のレポですかー?」 「ほら、各国の鍋料理。」 「・・・あ゛。」 「・・・お前の担当は無名騎士藩国だったな。これ、一応国家事業なんだから。いい加減書いてこい!」 「えー。だって、実際担当してみたらあんまり鍋料理の資料ないんですもん!」 「仕方ないだろ。他の国じゃうちみたいに鍋が主食じゃないんだから。 先に出てるレポート見てみろ!ちゃんとできてるだろ。」 「えー・・・だって、無名騎士さんとこって、何食べてるか聞いたことないですしー。」 「お前な・・・ま。確かに俺もよく知らんからな。仕方ない。お前、ちょっと留学でもしてきたらどうだ。」 「留学っすか!?いや、そんなお金ないですから!」 「そこは藩王陛下にご相談だな。今日いらっしゃるから、ちょっと行ってこい。」 そりゃ陛下とは何度も一緒に鍋もいただいてるけど・・・いくらなんでも、国費で留学させてくれとはそう軽々しく言えないだろーよ、せんせー。 先に陛下に連絡入れといてくれるとは言ってたけど、そういう問題でもないような・・・うーん・・・。 悩みながらも職員室から目的地までは階段上ってすぐそこだ。 ただでさえ足りないおつむで考えをめぐらせるような時間はさほどなかった。 そうして藩王居室のドアを叩き、今に至る。 「でも・・・いいんですか?めちゃめちゃ私の私情じゃないですか。」 「ん。いいのいいの。人生は経験が大事! あとね・・・今こんなのやってんだな・・・。」 ごそごそとミサ藩王がでかい手提げ籠から取り出したのは、でかでかと『おまつりかいさいちゅう』と書かれたポスターだ。 「おまつり・・・ああ!あちらではお祭りでしたか!!」 「そうそう!せっかくだから今すぐいってらっしゃい!どんな様子だったか教えてよ!」 「わかりました!おみやげゲットしてきます!」 藩王バックアップの元、実に簡単に旅の切符を手にしてしまった鍋山雨花子、15とン歳。 こうしている間にも世界は動いているのだが知る由も無く、翌日には元気に鍋の国を旅立っていた。 キー:1234 [No.809] 2007/05/18(Fri) 21:15:35 |