![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
漆黒のカイトから発せられた『.<ドット>サーバー』。 それが一体何を指しているのだろうか。 「『.サーバー』?そんなサーバー名は聞いたことがない。」 「お前の目的を聞いたときAura達を抹消すると言ったが 最終的な目的はそのことと何か関係しているらしいな。」 『オイオイ、貴様ら3人は一度転がり込んで来たはずだろう?』 バルムンクがとっさに『モーリー・バロウ』の時の蒼炎のカイト達との戦闘を思い出した。 「あの何もない暗闇の場所か。」 蒼炎のカイトが無数のPCを象った光を見つけ、 そこで第五相<ゴレ>に襲撃された場所だ。 『失礼だな。あの時は・・・そうだな、5、6人か? 死者当然の愚民どもが居座っていただろう。』 彼の言う5、6人の者達。 蒼炎のカイトが見たPCの像もそのくらいの人数だった。 そのPCは『志乃』、『アイナ』などの・・・ −『未帰還*達・・・!』 『ピンポ〜ン、正解。 R:2になり新たに発生した未帰還者がそこに放り込んである。』 「何故そんなことを!?」 『過去の教訓を生かした結果だ。 野放しにしておくとまた何をし出すか分からないからな。』 七年前の『黄昏事件』ではオルカ、楚良達未帰還者の手もあって .hackersは第八相<コルベニク>を撃破する事に成功した。 そのことと関連しているのだろうか。 「「わあっ!!」」 「!」 そこにはドッペルゲンガーに押されているオルカ達が。 「お前ら、ヒット&アウェイだ!R:1の時を思い出せ!」 「そっちは結構なLVだけどねぇ、こっちはかなり低いのよ!」 「大丈夫ですよ!ドッペルゲンガーは自分のLVに合わせて強さが設定されてますから!」 「普通のドッペルゲンガーだったら・・・ね。」 正体不明のPCが呼び寄せたモンスターだ。何もないとは到底思えない。 『心配するな、モンスターのデータはそのままだ。 ただし負けたらどうなるか・・・』 「! やっぱり何かあるんじゃないの!?なにが”心配するな”よ!」 「アアアアアアァァァァ・・・」 蒼炎のカイトがオルカ達の元に一歩踏み出した。 その時、 何かの破壊音とともにデータの砂が辺りに散らばっっていた。 蒼炎のカイトが自分の体を見てみる。 −コレ*・・・何#・・・? それは彼の腹部を貫く漆黒のカイトの腕であった。 『何処に行く?まだ俺がここにいるぞ。』 ただでさえボロボロに成り行く蒼炎のカイトを無情にも砕いてゆく漆黒のカイト。 『何故奴等の元へ行く?やはり貴様は彼奴らが気がかりなのか?』 −ソウ*・・・ 俺*ドウシテ行コ&ト$タ・・・? 体<反射的*動#タ・・・ 『カイト』のPCデータの依存現象・・・ ソレ*モ俺ノ・・・”意志”・・・? 仲間達が蒼炎のカイトの名を叫ぶも、徐々にそれは掠れて聞こえる。 −アア・・・ 俺ハ自分%何者ナノカ$明確#知ラヌ*マ・・・ The Worldカラ無#ッタ存在ニサレ@シマウ&カ・・・ 女神ニ何>恩ヲ返ス#トモデキ*ニ・・・ ・・・光・・・? **** −誰ダ・・・? ソコ#居*ノハ・・・ ・・・? ア・・ウ・・ラ・・・? −・・・カイト。よく、The Worldのために尽くしてくれました・・・ そしてごめんなさい。 私は見ているだけで何も貴方にできませんでした・・・ −何故謝ル必要*・・・?俺#単ニ防衛プログラムトシテ存在スルAI・・・ −私、そしてオルカ達は貴方を1人のPCとして見ていました。 −・・・・!! −・・・・ −・・・女神、時々俺ハ奇妙*現象何度モ生ジタ事@アッタ・・・ ソレ&ハ単ナル『エラー』ダッタ*ダ#ウカ・・・ −いいえ・・・それは貴方の・・・ ”意志” 今までの全てのAI達は少なからず持っていたものでした。 リコリス、ゼフィ、ミア・・・ そしてカイト、貴方も・・・ カイト、The Worldに未練はありますか? **** 「グウウウウウゥゥゥゥウウウァァァアアアアアアアアア・・・!!」 『!! コイツ!まだ・・・!』 意識を取り戻した蒼炎のカイト。 彼は漆黒のカイトの腕を放さぬように掴み、彼を凝視する。 その眼は死神に相当する目つきだった。 −『寄コ・・セェ・・・! .hacker『蒼炎ノカイト』#粒子ヲ・・・!』 『コイツ何・・・を・・・!?』 漆黒のカイトの体から小粒の光が何十、何百、何千と溢れ、 蒼炎のカイトに吸収されてゆく。 「ハァ、ハァ・・・俺らをナメるなよ!」 ドッペルゲンガー達を”フィアナの末裔”とまで言われた腕で なぎ倒したオルカ。 「カイトは!?どうなってるの、ねえバルムンク!!」 「・・・どうなっているんだ・・・?」 粒子を吸収し終わった蒼炎のカイトが貫通している体を押しのけると同時に、 ボロボロのデータがやがて修復していった。 「修復!?いや、様子が変だ!」 単に修復されているわけではなく、 あのツギハギ姿も何処かへ消えてしまっていた。 「「アアアアアアァァァァァァアアアアアァァアアアアアアアアアアアアァァァアアア!!!」」 −・・・カイト・・・? ブラックローズには蒼炎のカイトと”あのカイト”の声が重なっているように聞こえた。 『フン!見かけ倒しだッ!粉砕してくれるゥ!!』 大鎌を手に持ち、駆ける漆黒のカイト。 激闘が佳境に入ろうとしている。 −”再誕”ヲ迎エタ・・・ 我、”蒼炎の守護神”也!! −第十九話 蒼と黒 あとがき 珍しくタイトル元ネタはなしで。 ちなみに前は『蒼と黒』ってな感じでした。 元ネタはア○プロの『赤と○』。 もう十九話・・・! Another Storyを加えると半端ないスレパンパン状態。 今思えば入らない話もあったような・・・ 安心してください。次で最終回予定なんで(え!? [No.1010] 2007/12/24(Mon) 18:34:07 |