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自らの耳を疑った。こんなヤバイ状況に助け人が来るなどドラマやマ ンガじゃあるまいし、そう青空は思っていたからだ。 髪をつかむ手が弱まったかと思うと、青空は横に突き飛ばされ後ろか からその辺に落ちている空き缶を蹴り飛ばすように尻に蹴りを入れら れ倒れこんだ。 「なんなんだ、テメェはよォ」 悪い目つきが更に険しくなり、その怒号は響き渡る。それに動じる様 子もなく、ひょうひょうとした顔で、 「ん――、そいつオレのクラスメイトなんすよ――、許してもらっち ゃえませんかねェ――」 と、言い放つ。その不気味さに人数で勝っているはずの上級生4人は 少したじろく。 その一部始終を見て、青空は (こいつ、もしかしてムチャクチャ強いのか?) そう思わずにはいられなかった。 そう思うつかの間にタケトは無情な攻撃を受けていた。しかしタケト は暴行に合いながらも青空に”今なら逃げられるぞ”と言わんばかり に首を軽く一つしかない出入り口に向かって振っtた。 完全に冷静さを取り戻したわけじゃなかったが、その合図を見逃さな かった青空は今までに味わったことの無い経験、そして恐怖という手 に背中を押されるように振り返りもせず、その場を立ち去った。 その逃げ去る青空を見届けると暴行を受けながらもタケトはひどく冷 静に、 「行ったか・・・」 そう一言小さくつぶやいた。 一方、青空は、フーッふっフゥー。と少しだけ息を整え、ガクガクに 笑った膝を手で押えながらも階段を駆け降り、職員室へと向かった。 助けないと、助けないと、助けないと・・・まだ青空の頭は冷静とは ほど遠く、同じ言葉ばかりが回っていた。 青空が1階の職員室を視認していた頃、屋上ではまだタケトを暴行す る上級生達の姿はあった。 うう・・・。苦痛の声を漏らし声絶え絶えのタケトの様子に満足した ズタボロで倒れているタケトを背にし、 「もうあんまりナメた口聞いてんじゃねぇゾ、ガキ」 そう余裕の一言をリーダー格の男は言いつつ屋上を去ろうと出入り口 に足をかけたその時であった・・・。 「な〜んちゃって、こっからが反撃だぞぅ〜セ・ン・パ・イ♪」。 そして・・・。 青空が先生数人を連れて屋上に着いた時、不思議な光景がそこには あった。誰一人さっきまで殺伐としていたその場に居なかったのだ。 「まちがいなくここに居たんですよ、さっきまで」 あわてて先生たちに説明する、しかし、 「もういい、教室にもどりなさい」 と連れ添った先生の一人に言われ、完全に沈んだ気分で青空は屋上の 階段を降りる。 しかしなぜあの場に誰も居なかったのか、さっぱり頭の中で整理がで きなかった。そして被害者も加害者もいないあの場のあまりの異様さ に青空の頭の中には最悪のシナリオが浮かんでいた。 (暴力が度を越えてタケトが殺されてそれをあの人達が隠したのでは) 夏の暑さによって出た汗が引いていくような、そんな感じがした。 しかし教室に戻ってみると傷だらけではあったが無事なタケトが居た ・・・というよりクラスの女生徒に看護を受けてにへらと笑みさえ浮 かべていたのだ。 「よ〜ぅ、鏡クン〜大丈夫だった〜?」 さも怪我などしていないかのように軽やかな口調でタケトは青空に一 声かけた。 「っていうか、お前のほうこそあれだけやられて大丈夫なのかよ」 とつい助けてもらったお礼を言おうとしたのに強がった口調で言って しまった。 「カッコよく助けに入ったまではよかったんだけど、結構やられちゃ ったよ〜、でもあの後すぐ、うまいこと逃げたんだ〜」 左手で車が進むようなジェスチャーを入れつつタケトはにっかりと笑 った。そしてもう一言即座に付け加えた。 「この貸しは大きいゼ♪」 と軽くウインク付きで言う。 とりあえず体が大丈夫そうなタケトを見て青空は安心すると共に神埼 タケト侮りがたし・・・と思う青空だった。 午後の授業の合図とともに担当の先生が教室に入ってくる。そのチャ イムにまぎれるように正面向きのまま、 「・・・まぁ・・・その、なんだ・・・ありがとうな」 青空は口ベタなりの感謝の言葉を口にした。 (あとがき) ふぅぅぅぅ、クロー○・ゼ○編やっと終了、このままもしかして 魁!男○のような話を延々と書き綴ってしまうかも・・・と自分 でも思ってしまいました。 元原稿のほうは8話まで進みました。6話ではようやく.hackっぽい かなぁ・・・。というシーンがやっと出てきます。(6話でやっと カヨ)このシーンはG.Uを終わらせた時に自分が思ったことを元に 作っています。1話冒頭のシーンの答えがそこにありますので、 ぜひ1話と照らし合わせてもらえればと、そう思う次第です。 ではまた・・・。 あ、言い忘れてた・・・。まだ元原稿にも登場してないですけど、 IQサプリ見ながら考えた脳内で考えてることがあります。ぴろし の登場のことです。R.Dでのぴろしはぴろしヨン様さんとして登場 の予定(これは開発中の画面です完成品では変更される可能性があ ります)です。 [No.1049] 2008/02/19(Tue) 04:13:46 |