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No.1108へ返信

all .hack//Write's Report - 菊千文字 - 2008/01/20(Sun) 19:52:59 [No.1024]
Report:6"Sacrifice"part2 - 菊千文字 - 2008/03/26(Wed) 21:28:09 [No.1184]
Report:6"Sacrifice"part1 - 菊千文字 - 2008/03/24(Mon) 15:39:41 [No.1175]
Report:5"Natsume's Memory" - 菊千文字 - 2008/03/16(Sun) 21:29:16 [No.1159]
Report:4"Again The World" - 菊千文字 - 2008/03/08(Sat) 20:32:30 [No.1125]
Report:3"Project G・U" - 菊千文字 - 2008/03/01(Sat) 01:31:42 [No.1108]
Report:2"Keyaki" - 菊千文字 - 2008/02/05(Tue) 17:55:06 [No.1032]
Report:1"Write Ezer" - 菊千文字 - 2008/01/20(Sun) 21:11:55 [No.1026]
.hack//Write's Report 設定(3/14更新) - 菊千文字 - 2008/01/20(Sun) 19:58:42 [No.1025]


Report:3"Project G・U" (No.1024 への返信) - 菊千文字

今までに数々の事件や怪奇現象を巻き起こしたThe World。

本来The Worldは人々との触れ合い、LV上げ、レアアイテムの採集などを目的としているはずだ。

彼らはそれを表した姿であろう。





****





「ここが・・・彼女のギルド・・・?」

俺を欅のところまで届けてくれた彼女が所属しているギルド。
広さや規模は普通の初期の@HOMEと変わりがないが、
何やらセンスのないデザインが施されていた。

「・・・いないのかな?」

現在土曜日の午後9時、ログインしてもおかしくはない時間だ。
リアルで都合があるのか、エリアにでも行っているのだろうか、
ただ偶然ログインしていないだけというのもあるが。


 「ぬぬ?誰かおるのか!?」


「ひっ!!?」

背後から男性の声、振り返ると黄金の鎧を纏った・・・何者かが。

彼女のギルドメンバーだろうか、センスはともかくこの空気。
当然アポイントメントもとっておらず、彼も何故俺がここにいるのかわからない。
俺がギルドキーを持っていることも知らないはず。
なんと言い訳をしていいのやら。

「あ、あの・・・このギルドにいる自分の知り合いに会いに・・・」
「知り合い?」
「えっと・・・」

 −そうだ、まだ彼女の名前を知らない・・・

ますます疑われる空気に、あらかじめ欅に聞いておくべきだった。
こんなところで通告され、正体がバレ、削除<デリート>されれば・・・

「あっ!!」

そこに再び救世主的な人物が。

「!! 君、あの時の・・・!」

緑色の髪、蝶の羽、印象的な糸目、間違いない、彼女だ。

「お主、”なつめ”の知り合いだったのか?」
「え!?ええ、まあ・・・」

『なつめ』、それが彼女の名前。

「あれから大丈夫だった?ひどく傷ついてたから・・・」
「ありがとう、おかげさまでこの通り。
 それよりここって・・・」

「ここは『Project G・U』。デザイン作りを目的としてるギルド。」

「私とこのなつめでThe Worldのデザイナーを担当している。」
エッヘンと腕を組んでいる彼の言葉に何かが引っかかった。

「え?The Worldの?」
「そう。この”ぴろし3”はCC社の社員なんだよ。」

 −!? CC社の社員!?

「ちょ、ちょっと耳貸して!」

マズイことになりそうだと感じた俺は
『ぴろし3』に聞こえないようになつめに小声で話しかける。

 (ねぇ、彼にはあの話は教えないでいてくれるかな・・・)
 (? あの話って君と初めて会ったときの?どうして?)
 (ワケは後で2人の時に話すから、ね?)

「ぬ?何をコソコソ話しておるのだ?」

「な、何でもないです!!」
「そうそう!何でもない何でもない!」
なつめが割と協力的であったのが幸いであった。

「そうか?ならいいのだが・・・
その言葉からぴろし3は考え込み、
何かひらめいたように手をポンと叩いた。

「そうだ!お主このギルドに入る気はないか!?」

「え・・・?」
「そうだよ!君も一緒に何かしてみない?」

この突然のギルドの誘い、俺みたいな勝手にHOMEに入るような不審者にそんなことをするだろうか。
あまりにも意外だったので少し黙り込んでしまった。

ギルド・・・別に入れない理由はない。
もしかしたら俺の存在目的がわかるキッカケになるかもしれない。


「・・・はい、よろしくお願いします。」


そして彼らに、了解の合図を。

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉ!!!

 これで我がギルドにも新たな人材がぁ!!」
「こちらこそよろしく。えっと、名前は・・・」

「ライト、『ライト・エゼル』。」
「うん。わたしは『なつめ』。」
「そしてこの私が『ぴろし3』であ〜る!!
 『3』の由来を知りたければ・・・」
「いや、遠慮しときます。長くなりそうなんで。」


俺、ライト・エゼル。
ギルド『Project G・U』に入団。





 −Report:3"Project G・U"(調査続行)








なつめやぴろし3がログアウトし、HOMEには俺1人となった。

俺はリアルが存在しないAI。しかし人間のように『寝る』という動作はする事ができる。

異変はその時起こった。



****



 −ん・・・?これが人間が見る『夢』なのか?
  
  
  ここは・・・ダンジョン?


  あそこにいるのは誰だ?


  ・・・なつめ・・・と、向こうには・・・俺か?


  夢にしてはやけにハッキリとしてるな・・・実際こんなものなのか?


   ・・・!!



  金曜日、午後8時・・・!?



  あの時と同じ時刻、



  夢じゃないのか?だとしたら・・・







あとがき
後期終了〜!!とんでもない夜更かし。
現在一時半・・・って日時みればわかりますか。

知らぬ間にルーキー達が!このスレが奥底に沈んじゃいましたよ!
みんなおもしろいものばかり。うらやましいです。

Link見ました。
もしかしたらライトの能力がトキオとかぶる予感が・・・!(汗


[No.1108] 2008/03/01(Sat) 01:31:42

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