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No.1125へ返信

all .hack//Write's Report - 菊千文字 - 2008/01/20(Sun) 19:52:59 [No.1024]
Report:6"Sacrifice"part2 - 菊千文字 - 2008/03/26(Wed) 21:28:09 [No.1184]
Report:6"Sacrifice"part1 - 菊千文字 - 2008/03/24(Mon) 15:39:41 [No.1175]
Report:5"Natsume's Memory" - 菊千文字 - 2008/03/16(Sun) 21:29:16 [No.1159]
Report:4"Again The World" - 菊千文字 - 2008/03/08(Sat) 20:32:30 [No.1125]
Report:3"Project G・U" - 菊千文字 - 2008/03/01(Sat) 01:31:42 [No.1108]
Report:2"Keyaki" - 菊千文字 - 2008/02/05(Tue) 17:55:06 [No.1032]
Report:1"Write Ezer" - 菊千文字 - 2008/01/20(Sun) 21:11:55 [No.1026]
.hack//Write's Report 設定(3/14更新) - 菊千文字 - 2008/01/20(Sun) 19:58:42 [No.1025]


Report:4"Again The World" (No.1024 への返信) - 菊千文字

貴方はもし時を戻すことができたら、何をするだろうか?

間違った自分の道を正すか、それとも失った者を取り戻すか?

俺は・・・勇者達の消えた足跡を、書き残したい。






****






「・・・・!」

目が覚めると、目の前にはセンスのない絵画が。
ギルド『Project G・U』の@HOMEだ。

人間がリアルに存在するように、俺もThe Worldに存在するので、
疲労というものが増してゆく。
”寝る=機能停止”行動はそれを和らげてくれるようだ。

その寝るという行動に、不思議なものを見た。

 −今は・・・日曜日、午前8時・・・

人間も寝ている間に見るという『夢』、それは元々不思議なことだ。

気にすることはない、と思っていた矢先、


 (メールが届きました)


「? 誰だ・・・”欅”!?」

欅からの呼び出しメールが。そこには俺についてわかったことがあるという。

「適当な理由乗っけてまた何かする気じゃないだろうな・・・」

ある程度の見当はつけてから指定場所に向かった。





****




「おはようございます♪よく眠れましたか?」
「AIが眠るっていうのもなんかおかしいけどな。

 で、用件は?」

「えっとですね・・・言いにくいんですが・・・

 君の”から・・・」
「断る。」

先を見越してキッパリ切り捨てる俺。

「いやだなぁ、『君の”体”を調べさせて』なんて言ってないじゃないですか〜♪」

「言う気だったんじゃねえか!わかったことを言えばいいんだよ!」

「それが真実かどうか君を調べようとしてるんじゃないですか。」
「だが断る。」


「・・・仕方ありませんね。諦めます。」

 −? やけに物分かりがいいな・・・

「実は君に見せたい物があるんですよ。それが君の秘密の1つです。
 では後ろを向いて目を閉じてください。」
「どうして?」
「ビックリさせたいんでw」
「・・・そんなことはいいから早く見せてくれ。
 ホラ、目ェ瞑ったぞ。」

それが間違いだった。

「じゃあ歯を食いしばって下さいね♪」


 (ガンッ!)






****






「あ、あの野郎・・・強行手段に出やがった・・・!」

後ろから鈍器で殴られたような感覚が。まんまとやられた。

「それより・・・ここは一体・・・?」


目の前には、石造りの教会。見覚えがある。

 −グリーマ・レーヴ大聖堂!?

The Worldがフラグメントだった時代から存在したエリア、
ロストグラウンドの1つだ。

「・・・何か違うな、扉が半開きだし、転送ゲートがない・・・」



 「いやだ!!戦う理由がない!!」



 −!?

聖堂の中から声が聞こえた。扉から隠れて聖堂内を見てみる。

そこには翼の生えた剣士に、大剣を背負った少女、

そして、俺がよく知っている”赤い双剣士”が。


「抜け!剣を抜け!!」

「戦いたくない!僕はただ・・・!」


 −どういうことだ!?

  これは七年前の出来事のはず・・・



 「フフフ・・・そこのボウヤ、おもしろそうね・・・」



俺の思考を遮ぎり、天から降り注ぐように声が聞こえた。

「!? 誰だ・・・

 ・・・うっ!!」

頭に激痛が走る。

声の主を見る前に俺は意識を失ってしまった。


 





****





「・・・どうだよ、じっくり調べられたか?お・れ・を。」

「まあまあ、ふてくされないでくださいよ。
 あの後結局何もできなかったんですから。」

「? どうして?」

「君が気絶した瞬間にどこかへ消えちゃって、
 それでさっきまたここに現れたって訳です。

 もしかしたら本当に過去の世界に行ってるのかもしれませんね。」

「そうだなぁ・・・って

 な〜んでお前がそのこと知ってるんだ!?」

「それがわかったことです♪」
「・・・・」

人を小馬鹿にしているのか、もう何も言えなかった。

「・・・疲れた、ギルドに戻って一眠りしてくる。」
「また夢見て疲れちゃいますよ〜?」
「お前と一緒にいるより過去に吹っ飛ばされる方がマシだ!!」

俺は言葉を吐き捨ててこの場を後にした。




****




−『Project G・U』@HOME

欅からやっと解放された俺はため息をつきながら壁に腰掛け熟睡。

それからすぐにHOMEに入る者が。


 「あっ!いたいた!」


来たのはギルドメンバーの1人、なつめ。
どうやら彼女は俺を探していたらしい。

「・・・寝オチしちゃったのかな?まだこんな時間なのに−」


なつめが寝ている俺に触れた瞬間、
突然HOME全体に激しいノイズが走った。


「えっ、えっ!?何これ、どうなっちゃうの!!?」


騒音が鳴り響き、爆発音が立った後、やがてノイズも音もおさまった。



「おるのか2人共〜?さっそく作業を・・・」

そこに遅れてやってきたぴろし3。


「・・・まだ来ておらぬのか?」


ぴろし3が見たギルドのHOMEには、俺はおろか、なつめも、誰もいなかった。







 −Report:4"Again The World"(調査中)







あとがき
もうそろそろA.D. Vol.3でも始めようかなぁと思っています。
かけもちは流石に無理ですか。

.hack・・・新作でないかなぁ
公式掲示板が活気なくて寂しいです。


[No.1125] 2008/03/08(Sat) 20:32:30

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