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No.1259へ返信
.hack//pain 初回必読
- 宴六段 -
2007/06/21(Thu) 17:28:48
[No.791]
└
17://www.ruin-ハメツ.
- 宴六段 -
2009/05/03(Sun) 11:59:23
[No.1291]
└
16://www.reason-リユウ.
- 宴六段 -
2008/07/11(Fri) 16:33:35
[No.1259]
└
15://www.revenger-フクシュウシャ.
- 宴六段 -
2008/06/05(Thu) 19:02:48
[No.1250]
└
14://www.depravity-ダラク.
- 宴六段 -
2008/04/03(Thu) 16:03:39
[No.1196]
└
13://www.tragedy-ヒゲキ. 後章
- 宴六段 -
2008/03/28(Fri) 15:09:35
[No.1188]
└
13://www.tragedy-ヒゲキ. 前章
- 宴六段 -
2008/03/28(Fri) 14:59:53
[No.1187]
└
12://www.past-カコ.
- 宴六段 -
2008/03/12(Wed) 19:15:47
[No.1143]
└
11://www.despair-ゼツボウ.
- 宴六段 -
2008/02/18(Mon) 15:27:56
[No.1048]
└
10://www.lost-ソウシツ.
- 宴六段 -
2008/01/18(Fri) 19:23:19
[No.1023]
└
9://www.expectation-キタイ.
- 宴六段 -
2007/12/21(Fri) 18:51:14
[No.1008]
└
8://www.discovery-ハッケン.
- 宴六段 -
2007/12/17(Mon) 17:38:26
[No.1004]
└
7://www.moontree-ツキノキ.
- 宴六段 -
2007/12/17(Mon) 17:36:35
[No.1003]
└
6://www.rade-キシュウ.(11/30更新)
- 宴六段 -
2007/11/01(Thu) 18:52:10
[No.971]
└
5://www.guard-ボウギョ. 後編
- 宴六段 -
2007/09/24(Mon) 16:04:32
[No.938]
└
5://www.guard-ボウギョ. 前編
- 宴六段 -
2007/09/24(Mon) 13:55:24
[No.936]
└
4://www.reserch-チョウサ.
- 宴六段 -
2007/08/28(Tue) 16:58:24
[No.903]
└
3://www.contact-ソウグウ.
- 宴六段 -
2007/08/17(Fri) 17:29:54
[No.891]
└
偽アトガキ
- 宴六段 -
2007/08/17(Fri) 17:33:16
[No.892]
└
2://www."riquest‐イライ.
- 宴六段 -
2007/06/28(Thu) 15:19:38
[No.803]
└
アトガキモドキ(汗
- 宴六段 -
2007/06/28(Thu) 15:29:17
[No.804]
└
1:www.”world‐セカイ”.
- 宴六段 -
2007/06/21(Thu) 17:34:43
[No.792]
16://www.reason-リユウ.
(No.791 への返信) - 宴六段
消えろ消えろ消えてしまえ
全ての殺人者は我が前に跪け
我はかの炎すら身に纏おう
16://www.reason-リユウ.
******
「それで?」
「……あんたが、三爪痕から生き残ったってのは本当か?」
「言いたいのは、それだけか?」
「惚けるなよ。ボケるにはまだ早いぞ、爺さん」
マク・アヌの桟橋。運河同士を繋ぐそれに、いつも佇み『置物』と揶揄される彼。
ある事実を聞きつけた俺は、彼を問いただしていた。
「三爪痕、なぁ?」
「だから―――」
「ハセヲ……、も捜していたぞ」
「…………!」
俺と目的を同じとする、修羅。修羅にして羅刹。
羅刹天。
「あいつの事は、いい。俺が訊きたいのはあんたの『経験』だ」
「…………」
「『三爪痕から、生き残った』、あんたの知っている事をすべて話せ」
「…………」
ち、と舌打ちする。
また、だんまりかよ……!
「……なぁ紫は、そんなこと望んじゃあいないだろう?」
「――――、」
それは。
なんという呪詛の言葉だ。
意識に 空白ができ た。
刹那にして意識を元に戻す。
「あんたには関係ないことだ」
「それなら、儂もお前さんとは関係ないな」
「交渉決裂、だな」
「…………」
胡乱気な目でこちらを見遣るが、俺の心に何も兆しはしなかった。
否――もとより、心など捨てた。
必要などない。
「―――お前さんは、どうしてPKKなんぞになった?」
詰問に近い質問だった。フィロは更に畳み掛けてくる。
「あれほど、PKを嫌っていただろうに」
「PK?PKK?関係ないね。 どうでもいいことに拘るのは、やめた。もうやめた」
まるで歌うように言う。こんな問答は、すでに何度も憐と交わしている。
無意識に、言い続けてきた。
記憶している暗記している暗唱する。
「そも、殺人って、何だ?」
「…………」
「殺人なんて、そんなもん≠セろう?」
「お前さんは――」
しばらく溜める。
「殺人を許容するか?」
「…………」
「お前は殺人を許せるのか?」
「あんた―――」
禍つ式のことを知っているのか?
とは、訊けなかった。
「……あんたとて、無駄に年を喰ってんじゃないんだから、わかるだろう?その辺に生きている動物なんかとは違い、俺達は人間だ」
「……まさか」
「人間みたいな知的生命体はな、自らの命を顧みずに復讐に走る生き物だ」
哺乳類は絶対にそんなことをしない。危険なら、親が殺されても命なんぞ晒さない。
絶対に、逃げる。
「俺は、逃げない。逃げてなんかやるものか。俺のこの心を満たすまでは絶対に、奴を殺して殺して殺して殺しつくしてやる。
名実ともにこの身が砕け散ろうと、俺は成し遂げてみせる。どこまでもどこまでも追いかけ、奴を苦しめて殺してやる……」
俺は舞台俳優気取りか。吐き気がする。
軽く自己嫌悪。
「あんたが『あいつ』の容姿も何も言わないなら、それでも別にいい。だけど――」
「俺とあいつ≠ヘ出会った瞬間、
「殺しあう」
先に靴音を鳴らして去ったのは、俺だった。
16://www.reason-リユウ.……了。
____
アトガキ
____
どもども、お久しぶりなので長文は自重した臆病者の宴です。
はい、久しぶりなのにボリュームなくてすみません……。
いや、受験生ですもの(ぇぇぇ
凄い少しずつ書いてますw
微々たるものですが、楽しんでいただければ幸いなのですが……。
それでは今日はこの辺で!
宴でしたっ!
[No.1259]
2008/07/11(Fri) 16:33:35
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> > > 消えろ消えろ消えてしまえ > > > 全ての殺人者は我が前に跪け > > > 我はかの炎すら身に纏おう > > > > > > 16://www.reason-リユウ. > > > ****** > > > > 「それで?」 > > 「……あんたが、三爪痕から生き残ったってのは本当か?」 > > 「言いたいのは、それだけか?」 > > 「惚けるなよ。ボケるにはまだ早いぞ、爺さん」 > > マク・アヌの桟橋。運河同士を繋ぐそれに、いつも佇み『置物』と揶揄される彼。 > > ある事実を聞きつけた俺は、彼を問いただしていた。 > > 「三爪痕、なぁ?」 > > 「だから―――」 > > 「ハセヲ……、も捜していたぞ」 > > 「…………!」 > > 俺と目的を同じとする、修羅。修羅にして羅刹。 > > 羅刹天。 > > 「あいつの事は、いい。俺が訊きたいのはあんたの『経験』だ」 > > 「…………」 > > 「『三爪痕から、生き残った』、あんたの知っている事をすべて話せ」 > > 「…………」 > > ち、と舌打ちする。 > > また、だんまりかよ……! > > 「……なぁ紫は、そんなこと望んじゃあいないだろう?」 > > 「――――、」 > > それは。 > > なんという呪詛の言葉だ。 > > > > 意識に 空白ができ た。 > > > > 刹那にして意識を元に戻す。 > > 「あんたには関係ないことだ」 > > 「それなら、儂もお前さんとは関係ないな」 > > 「交渉決裂、だな」 > > 「…………」 > > 胡乱気な目でこちらを見遣るが、俺の心に何も兆しはしなかった。 > > 否――もとより、心など捨てた。 > > 必要などない。 > > 「―――お前さんは、どうしてPKKなんぞになった?」 > > 詰問に近い質問だった。フィロは更に畳み掛けてくる。 > > 「あれほど、PKを嫌っていただろうに」 > > 「PK?PKK?関係ないね。 どうでもいいことに拘るのは、やめた。もうやめた」 > > まるで歌うように言う。こんな問答は、すでに何度も憐と交わしている。 > > 無意識に、言い続けてきた。 > > 記憶している暗記している暗唱する。 > > 「そも、殺人って、何だ?」 > > 「…………」 > > 「殺人なんて、そんなもん≠セろう?」 > > > > 「お前さんは――」 > > > > しばらく溜める。 > > 「殺人を許容するか?」 > > 「…………」 > > 「お前は殺人を許せるのか?」 > > 「あんた―――」 > > 禍つ式のことを知っているのか? > > とは、訊けなかった。 > > 「……あんたとて、無駄に年を喰ってんじゃないんだから、わかるだろう?その辺に生きている動物なんかとは違い、俺達は人間だ」 > > 「……まさか」 > > 「人間みたいな知的生命体はな、自らの命を顧みずに復讐に走る生き物だ」 > > 哺乳類は絶対にそんなことをしない。危険なら、親が殺されても命なんぞ晒さない。 > > 絶対に、逃げる。 > > 「俺は、逃げない。逃げてなんかやるものか。俺のこの心を満たすまでは絶対に、奴を殺して殺して殺して殺しつくしてやる。 > > 名実ともにこの身が砕け散ろうと、俺は成し遂げてみせる。どこまでもどこまでも追いかけ、奴を苦しめて殺してやる……」 > > > > 俺は舞台俳優気取りか。吐き気がする。 > > 軽く自己嫌悪。 > > 「あんたが『あいつ』の容姿も何も言わないなら、それでも別にいい。だけど――」 > > > > 「俺とあいつ≠ヘ出会った瞬間、 > > > > > 「殺しあう」 > > > > > 先に靴音を鳴らして去ったのは、俺だった。 > > > > > 16://www.reason-リユウ.……了。 > > > > > ____ > アトガキ > ____ > > > どもども、お久しぶりなので長文は自重した臆病者の宴です。 > はい、久しぶりなのにボリュームなくてすみません……。 > > いや、受験生ですもの(ぇぇぇ > > 凄い少しずつ書いてますw > 微々たるものですが、楽しんでいただければ幸いなのですが……。 > > それでは今日はこの辺で! > > 宴でしたっ!
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