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とりあえずログアウトしてメールチェックでもするか。 ハセヲは八咫の話を聞いた後、すぐさまログアウトした。 ハセヲのパソコンがデスクトップへと移ると、メールステーションに1通のメールが来ていた。 送信者はシラバスである。 件名:今、大丈夫? 送信者:シラバス これからガスパーとクエストやろうと思うんだけど・・・一緒にやらない? もしやってくれるなら、クエスト:宝物の探求 に、僕とガスパーを誘って! クエスト・・・か。まだ八咫から連絡もこないだろうし、レベル上げも兼ねて受けるか。 ハセヲは再びThe Worldにログインした。 ―――悠久の古都 マク・アヌ―― 「や、ハセヲw」 「誘ってくれてありがとだぞぉ〜!」 「別に。暇だっただけだよ」 ログインした後、ハセヲはシラバスとガスパーをパーティに入れた。 思えば、シラバスたちとはハセヲがカイトのデータドレインをくらってレベル1からの再出発になったときからの仲だった。 あの時は、利用するだけ利用して捨てようと思っていた。それが”死の恐怖”のハセヲのやり方だった。 でも、そんな俺の心中を無視して、彼等はハセヲにさらに近づいてきて・・・気づいたら、もう捨てることが出来なくなっていた。 ただ純粋にこの世界を楽しんでいるこいつ等のためにも・・・今回の事件、必ず解決してやらないとな。それが、少しでもあのときの俺の贖罪になるのなら・・・。 ハセヲは、現在の姿であるXフォームになるときとはまた違う決心を、心で誓った。 俺はもう・・・一人じゃない。仲間がいる。事件が終わってから6日が立ち、改めてハセヲはしみじみそれを痛感した。 「? どうしたの、ハセヲ?」 「い、いや。なんでもない。それより、とっととクエスト受けようぜ」 ハセヲはパーティリーダーということもあり、クエストを受けるためにクエスト屋のNPCに話しかけた。 『いらっしゃいませ。まずどちらのサーバーのクエストをお受けになりますか?』 先日行われた最新のアップデートで変わったのはレベルの上限だけではない。マク・アヌに置けるサーバーが一個増えたのもそれに入っている。その名もγ(ガンマ)サーバー。レベル150〜200までのプレイヤーまでのニーズに答えるべく作られたサーバーだ。 しかし、どうやらルートタウンのほうは間に合わなかったらしく、このサーバーは今マク・アヌに置かれている。それで今、ここマク・アヌは上級者と初心者が入り混じる街となった。 もっとも、コレが良いことなのか悪いことなのかはまだ定かではないが・・・。 「えぇと、γサーバーの――」 ――γサーバー・隠されし 先人の 黄金櫃―― 依頼人であるNPC、”ルレル”曰く、 『フン・・・あんたらに今回やってもらいたいことはズバリ、その昔存在したといわれる秘宝、”レベル10バイン”を取ってきてもらうことだ。こう見えても俺は昔トレジャーハンターでな。昔は色々やったんだが、最近はどうも体が言うことを聞きやしねぇ。そこでだ!今からあんたたちに秘宝を取ってきてもらいたい。もちろん、秘法なんてもんを取ってきてもらうんだ、報酬ははずもう。フン・・・頼んだぞ』 ということらしい。「それにしても・・・」とハセヲはカオスゲートをくぐって出てきた荒野型のダンジョンを見渡しながら思う。 「レベル10バインはないよな・・・」 「ハハハァ。確かに(笑」 「とりあえず、進むか」 ハセヲたち3人は歩を進めた。 あとがき ノリで出してしまいました。”レベル10バイン”。.hackファンの方なら分かりますよね?分かる方いれば感想の端っこのほうにでも書いておいてください。 まぁそういうことで、もし感想、アドバイス等ありましたらどしどし総合感想のほうにおくってやってください。 物書きにとってそれは一番うれしいことですので・・・。 でわ。 [No.128] 2007/02/24(Sat) 23:39:20 |