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No.1325へ返信

all .hack//ダークサイドヒストリー - オメガ - 2009/01/16(Fri) 12:13:01 [No.1264]
[削除] - - 2009/01/16(Fri) 12:14:27 [No.1266]
本編用 - オメガ - 2009/01/16(Fri) 12:13:35 [No.1265]
第0話プローグ - オメガ - 2009/01/16(Fri) 12:15:36 [No.1267]
第一話新しい仲間 - オメガ - 2009/01/16(Fri) 12:16:17 [No.1268]
第二話 再会 - オメガ - 2009/01/16(Fri) 12:17:03 [No.1269]
第三話『交渉』 - オメガ - 2009/01/16(Fri) 12:17:38 [No.1270]
第四話『決意』 - オメガ - 2009/01/16(Fri) 12:18:16 [No.1271]
第五話『朱雀と玄武』 - オメガ - 2009/01/16(Fri) 23:35:34 [No.1274]
第六話『白虎と青龍』 - オメガ - 2009/01/17(Sat) 16:59:48 [No.1275]
第七話『闇の翼』 - オメガ - 2009/01/18(Sun) 16:54:38 [No.1276]
第八話『蛇』 - オメガ - 2009/01/20(Tue) 21:36:57 [No.1278]
第九話『暴走する悪魔』 - オメガ - 2009/04/11(Sat) 20:38:30 [No.1280]
第十話『騎士・T』 - オメガ - 2009/04/19(Sun) 17:47:03 [No.1281]
第十一話『騎士・U』 - オメガ - 2009/11/09(Mon) 12:07:43 [No.1308]
第十二話『騎士・V』 - オメガ - 2009/11/09(Mon) 12:08:53 [No.1309]
第十二話『騎士・W』 - オメガ - 2009/11/09(Mon) 12:09:52 [No.1310]
Re: 第十四話『騎士・W』 - オメガ - 2010/03/05(Fri) 19:22:05 [No.1325]
お知らせ - オメガ - 2011/03/29(Tue) 11:31:33 [No.1326]
[削除] - - 2009/01/20(Tue) 21:36:56 [No.1277]


Re: 第十四話『騎士・W』 (No.1310 への返信) - オメガ

第十四話『騎士・X』

「さてと、私の記憶が戻ったしお前達の記憶も再生するか。アウラ少し離れてくれないか?」

「えぇ」

レイスはアウラにその場から離れるように言い自分の部下達に腕輪を構えた。

「お前、自分の部下に何をするつもりだ!?」

「あんずるな。私の腕輪はデータの改竄(かいざん)だけではなく修復にも可能な事も思い出した。どうやら、彼らも少しながら、覚えているようだ」

部下に腕輪を向けるレイスにとってかかろうとするシューゴにレイスは落ち着いた口調で答えた。

「……」

レイスの言う通り彼の部下達は全員無言で整列しておりそこから微動たりしていなかった。

「へぇ、俗に言うシューゴの腕輪の強化版ってことか?」

「いや、私の腕輪の方が先だから、さしずめプロトタイプと言う所だ。その分、浸食率の上がりやすさと複数の個体に対しての処理は遅いがな。では、行くぞ!ドレインハート!」

白虎の言葉にレイスはそう答え自分の部下達にドレインハートを発動させた。



「そんなことはさせるかぁぁぁ!」

 それと同時に髪と瞳は黒く服は緑色で凰花と比べると露出は低い女性型の拳闘士がレイスの真上に転送されて来て殴りかかろうとした。

「だりゃぁぁぁ!」

「きゃぁっ!」

 が、赤と青の物体が猛スピードでぶつかり女性型の拳闘士を落とした。

「久しぶりだな。ベガ」

「イクシオン、貴方……記憶データが不完全なんじゃ?」

 ベガと呼ばれた女性型の拳闘士にイクシオンと呼ばれた男性型の赤と青の鎧を着た剣士が剣を突き付けていた。

「悪いが、俺は、不完全なフリをしていただけだっ!」

「くっ!」

 イクシオンはそう答えてリボルバーを発動させたがベガは間一髪で回避した。

「何で?」

「どうも、まわりが不完全なのに自分だけ完全なのは、居心地が悪くてなぁ!」

「そっち、じゃなくて、何で貴方だけ破損してないの?」

 剣を受け止めながらベガは尋ねた。

「何だ? 忘れたのか? 俺もお前も元々はモルガナによって作られたAIではない。もとは単なる放浪AIだ」

「それと何の関係がっ?」

「ぐっ!」

 帰ってきた答えを聞きイクシオンの剣を弾き腹に蹴りを入れて尋ねた。

「関係ならある。確かにモルガナは自ら生み出したレイス様達のデータや自ら改造した貴様のデータを改変や封印が出来ても俺はレイス様に改造されたAIだ! データにかなりの違いある!」

「きゃっ!」

 イクシオンは答えると同時に水の衝撃波をベガにぶつけた。



「ほんとなのか?」

「あぁ、確かにイクシオンとベガはともにモルガナ様の所に流れ着いた放浪AIだ……まずいなぁ」

 シューゴはデータを修復しているレイスに尋ねるとレイスは答えると同時に何か思い出したかのか苦笑いを浮かべた。

「どうしたんだ? 何がまずい?」

「ベガはモルガナ様に自分だけ助ける様に懇願したんだ。それまで、自分を守ってデータが崩壊寸前までなったイクシオンを見捨ててな」

「確かにまずいかもな」

 白虎はレイスの答えを聞きイクシオンの方へと視線を移した。



「フレイブレイド!」

「くっ!」

 イクシオンは炎を纏った剣をぶつけ、

「アクアスップラッシュ!」

「きゃぁ!」

 水の衝撃波をぶつけ、

「だぁぁぁぁっ!」

「あぁぁぁ!」

 剣で連続で斬りつけた。



「……どこへ行く?」

 氷牙はイクシオンとベガの方へ向かうと向かおうとす

「止めに行かないと、幾ら何でもあれはやり過ぎです」

「何がだ? あれは、自業自得、因果応報だ」

「だとしても……」

「お前に何がわかる。生きる上での苦痛も痛みも知らない。お前が知ったような事を言うんじゃねぇよ」

「確かにねぇ。あんたの言い分は甘い理論だよ」

 HOTARUに氷牙は冷たく言い放ち聖明はそれに同意した。



「あの時の苦痛貴様が味わえ! インフェルノフレイム!」

「きゃぁぁぁ!」

 イクシオンは剣から豪(ごう)火(か)を放ちベガはその炎に包まれた。

「消さないが、せめての慈悲だ」

 イクシオンはその光景を見ながら剣を鞘にしまい後を向きレイスのもとへ歩き出した。



「レイス様、アウラ様、申し訳ございませんでした。独断行動を取ってしまって」

 イクシオンはレイスとアウラの目の前まで跪いて謝罪を述べた。

「いや、構わない。おかげで部下全員のデータが修復できたからな」

「それに、彼女を消滅させた訳ではありませんし」

 レイスとアウラはベガ方を見てそう答えた。

「それより、彼女はどうする?」

「それに関しては私に任せていただけないでしょうか?」

「君がそう言うなら、私はそれで構わない」

「ありがとう」

 レイスの答えを聞くアウラはベガとともに何処かへ転送していった。

「今回は世話になったな。何か我々手伝える事が呼んでくれ」

 レイスは自分と他数名のメンバーアドレスを渡すとその場から去って行った。



「凰花、どうしたの? 何か難しい顔しているけど?」

「あっ、いや、なんでもない」

「そうなら、いいんだけど」

 凰花は心配そうな顔するミレイユに心配かけないようにした。

(アウラが言っていた、黒き闇、もしかしたら達也(ガルム)お前なのか?)

 凰花はまわりゲートアウトしていく中一人そんな事を考えていた。





The Worldの何処かのエリアにて

「ジェノ、何故、お前がここに居る?」

「君と同じく彼に呼ばれたからだよ。ガルム」

 ガルムは睨みつけながら尋ねるとジェノの視線すら気にしない様子で答えた。

「ちっ、いつまでこいつと手を組んでるつもりなんだな? あいつは」

 ガルムは小声で不満を呟いた。

「それより、我々を呼び出すとはいったい何用だい? ユニオン」

 ジェノはガルムの呟きが聞こえたのか不明だが奥の居る存在に声をかけた。

「あぁ、今日お前達に集まってもらったのは、我ら新しい仲間が入った。来い! 二人とも」

 奥に居る存在は呼びかけると二人のPCが転送されてきた。

 その二人は男女組み合わせで一人は金色のツンツン頭に黒い鎧を着た刀身の中心が透明の紫の大剣を持った男性型の重剣士で、もう一人は茶色い長髪をした昔のRPGに出てくる幻想的な恰好をした澄んだ青と緑の杖を持った女性型の呪文使いだ。

どちらの服装も武器も使用を逸脱したものとなっている。

「アルタイルだ。職業は見たとおりの重剣士だ」

「ミザールです。職業は呪文使いです。以後よろしくお願いします」

 アルタイルと名乗った重剣士はふてぶてしく、それとは対照的にミザールは丁寧に自らの名前を名乗った。







[No.1325] 2010/03/05(Fri) 19:22:05

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