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カイトside 「どうやら、接触前に間に会ったみたいだね」 カイトは目の前に居るウィルスバグを眺めていた。 「そうだけど」 露出が多く角の生えた褐色の女性”ブラックローズ”は苦笑いを浮かべ、 「まさか、死せるザワンとは」 眼鏡をかけた男性”八咫”は眼鏡をくいっと上げた。 「皆、一気に決めるよ!」 「えぇ!」 「わかった」 「「「武獣覚醒(ぶじゅうかくせい)!」」」 3人が叫ぶとオレンジのオーラに包まれた。 シグナムside 「これは、急激な魔力の上昇!」 「全員、オーバーSクラス!」 「いや、ギンガ、まだまだ上がっているぞ」 チンクの言葉に全員衝撃を受けた。 ここに来る途中感じた魔力はせいぜいB〜A+程度の魔力それが一瞬で爆発的に増大して、自分達や下手をすれば他の仲間達を超える魔力にまで跳ね上がっているのだから。 (何だ。この違和感はあたし達ユニゾンデバイスに近いような。でも、なんか違う) アギトは一人、急激な魔力の増大に違和感を感じていた。 「どうした? アギト」 「いや、なんでも……何か凄くこの魔力増大、ユニゾンに近いけど何かが違くて凄く違和感を感じるんだ。何かが違うんだ」 「そうかなら、ますます急がなくてわな」 アギトの答えを聞いたシグナムはさらに速度を上げた。 「あっ、ちょっと待って下さいよ。シグナムさん」 「チンク姉ぇ、ディエチ、ウェンディ、先行っている」 「わかった」 「了解」 「了解っス」 シグナムを追いかけるためにギンガとノーヴェは速度を上げた。 パリーン! 「何だ? これは……」 シグナムかけつた頃には戦闘最終局面に入っており巨大な竜に緑の球体に包まれ砕けた。 「カイト」 「あとは、任せたぞ」 そう言うと褐色の女性と眼鏡の男性は後にがり、 「わかった。行くよ、双牙(そうが)」 『オーライ、アーチェリーフォーム』 双剣を持った青年が前に出てデバイスの柄を合わせに弓矢の形にした。 バッ! そして、青年に腕輪が展開し砲台となりデバイス一体化した。 『魔力上昇だと!』 『でも、さっきのとは違うタイプだ』 さらに青年の魔力が増大した。 だが、アギト曰く系統としては別のものらしい。 「はぁぁぁぁぁ! データァァァ・ドレイン!」 『データ・ドレイン!』 青年は飛び上がり砲台に光の固まり消息させ、 ドーン! 龍を包んでいた緑の鱗を吸収した。 そして、龍は力なく倒れた。 「ふうっ」 青年が着地する同時に包んでいたオーラが消え全員の魔力が一気にもとのレベルまで低下しだした。 「シグナムさーん」 「やっと、追いついたって……何だこれ!?」 シグナムに追いついたギンガとノーヴェあたりの状況と魔力の低下具合に驚いていた。 『これシグナムさんがやったんですか?』 『いや、私は何もしてない。全部彼らだけでやったんだ』 『あんだけ、バカデカイ龍をたった三人で?』 『あぁ、只者ではないな』 シグナム達は彼らを見て関心と驚きを見せていた。 その時、龍は起き上がり三人に襲いかかろうとしていた。 「お前達、あぶなっ……て、いねぇ」 アギトが声をかけようとした時には三人とも既に龍の前には居なかった。 「行くわよ。ヘブン!」 『yes,my Lady』 いつの間にか褐色の女性は右に 「行くぞ。闇烏」 『サー』 眼鏡の男性は左に移動していた。 「初伝・鎧断」 「バクドーン!」 褐色の女性は龍を貫き、眼鏡の男性は炎の玉が落下させた。 「三蒼(さんそう)炎痕(えんこん)」 『ツンブレードフォーム』 そして、青年が龍の頭上まで移動しデバイスは三つの刃のある禍々し形をした双剣となり蒼炎をまとった。 「やっと、追いつ……」 ザシュッ! ザシュッ! ザシュッ! 龍に三爪痕をつけた。 龍は人の声帯では上げらない叫び声をあげ完全に息を引き取った。 その光景を見たシグナム達も追いついたチンク達も言葉を失った。 カイトside 「えっと、僕は黄昏の騎士団団長、蒼炎のカイトです」 「私は副団長のブラックローズ」 「八咫。主に情報の収集をしてる」 「ここは、立ち入り禁止の勧告出ているはだけど、あなた達はどうしてここに?」 カイト達はデバイスをリリースし自己紹介をしてシグナム達に声をかけた。 「えっ、あぁ、私は時空理局の烈火の将シグナム一等空尉だ」 「同じく烈火の剣精アギト一等空士」 「同じく時空理局陸士108部隊所属ギンガ・ナカジマ捜査官です。この子達の1番上の姉です」 「チンク・ナカジマ。時空理局N2Rのリーダーで上から3番目の姉だ」 「ノーヴェ・ナカジマ。チンク姉ぇと同じ、N2Rの一員だ」 「ディエチ・ナカジマ。同じくN2R一員です」 「ウェンディ・ナカジマっス。N2R一員で1番末っ子っス」 カイト達の声でシグナム達は我に返った。 『っで、どうする。思わず名のちゃったけど?』 『ふむ、敵意がないのはわかったが、黄昏の騎士団か。聞いたこともない組織だな』 アギトの念話での質問にシグナムは難しい顔で答えた。 『心配あらへんよ』 『どうやら、ミットチルダとは別系統に進歩してして組織された調査団らしい』 はやてとクロノが念話でそう伝えハセヲやシューゴ達共にやってきた。 「僕はクロノ・ハロウオンだ。僕達は先日、ここを調査をしていた仲間が意識不明の重体と二名ほど行方不明になっているんだ」 「うちは、八神はやてや。そんでここを調査にしきたんや」 クロノとはやてが前に来て事情を話した。 「それで、君達合流したら事情を話してもらえると聞いたんだが」 「まさか、これ程の大人数になるなんてなぁ」 「これなら、落ちつける場所が必要だな。……そうだ! ヘルバ、ここにいる全員、グランホエールに転送できる?」 『えぇ、可能よ』 カイトが通信れるとヘルバは即答した。 「それじゃあ、全員、僕達の船グランホエールに案内します」 カイトがそう言うと全員光の輪っかに包まれ転送された。 [No.1352] 2012/07/20(Fri) 00:49:36 |