![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
俺はしばらくその場から動けなかった… それから少し経った頃、PCは直っていた…胸元に黒い点を残して… ―タルタルガ ブリッジ― 戻って来た時、欅が駆け寄ってきた… 「大丈夫ですか!?ハセヲさん!」 欅にしてはかなり取り乱していた。 こんな事は初めてだ… 「ああ、大丈夫だ。」 取り合えず欅を落ち着かせようとした… 「…ごめんなさい。僕のせいで…本当にごめんなさい!」 欅?何かいつもと違う…どうしたんだ? 「僕があのエリアにハセヲさんを行かせたから…」 そんな事思ってたのか…馬鹿だな…「こんな事でいちいち心配すんな!」と心の中で呟き軽く笑顔を見せた。 「気にすんな!俺は大丈夫だ!」 そう言うと欅はいつもみたいに無邪気な笑顔を見せてくれた…今の俺はその笑顔だけで何だか幸せだ…昔ならこんな事思わなかっただろう… それから俺はログアウトして寝た… ―次の日― 朝起きた時、鏡を見た俺はぞっとした…髪の毛が真っ白になっていた…俺はすぐに欅に言うためにログインした。 ―タルタルガ ブリッジ― 「欅!大変だ!」 俺の深刻そうな顔で察したのか…欅は難しそうな顔をして言ってきた… 「ハセヲさん…リアルでもAIDA感染の影響が?」 欅には何でもお見通しだった… 「ああ、髪が…白くなった」 それから俺は欅に約束された… 「いいですか?この事はハセヲさんと僕との秘密ですよ…」 俺はうなずいてブリッジから出た… ―タルタルガ 広場― ブリッジから出るとアトリがいた… 「あ〜!ハセヲさん!」 やけに嬉しそうだった…俺はアトリを誘っていつもの様に二人でエリアに行った… ―△隠されし 禁断の 聖域― いつもここに来て二人で話をする。 「今日は何はなしますか?」 アトリはあの日から俺の前では笑顔を絶やさなくなった… 「そうだな…何はなそうか…」 扉を開けたとき最初に目に入ってきたのは…オーヴァンだった… 「オーヴァン!どうしてここに?!」 オーヴァンは何も言わず転送された… 「今の…オーヴァンさんですよね?」 アトリは目を丸くして言った。 俺とアトリは奥に行こうと歩き出した…とその時だった…足元からAIDAが出てきた… 「な!?(え!?)」 俺とアトリは声をそろえて言った。 AIDAが目の前に出た時、俺の中で何かがうごめいていた… 「ハセヲさん?」 アトリは心配そうに見ている…だが、俺の中のAIDAの暴走は止められなかった… 「くっ…アトリ…逃げろ!はやく!」 俺はかすれる意識の中…アトリに言った。 だが、アトリは行こうとしなかった…と言うよりは行けなかったのだろう… 「ハセヲ…さん?何で、何でAIDAがハセヲさんの中に!?」 その言葉を聞いて俺の記憶は途絶えた… つづく [No.196] 2007/02/27(Tue) 17:36:35 |