![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
ハセヲ「それじゃあ、カルタならべるぞ」 すると、ハセヲはカルタに手を伸ばす。 ハセヲ「(今回のゲームで鍵を握るのは、カルタの位置だ。できるだけ、どのカードにも手が届くような位置に居なければ勝つ確立は低くなってしまう、今この場の雰囲気ならば誰がカルタを並べても不思議ではない)」 望「ハセヲにいちゃん!ぼくがカルタならべたい!」 ハセヲ「え……」 望「ぼくねならべるのすきなんだ」 ハセヲ「(くそ!そういえば望の存在を忘れていた。こいつなら幼いから並べたいと言えば、俺のようなお兄ちゃんはゆずらないと明らかに不自然だ。此処で俺がやると言っても疑われる可能性がある)」 望「ハセヲにいちゃん?」 ハセヲ「あぁ、いいぜ」 望「ありがとう!」 ハセヲ「(此処は望にかけるしかないな)」 ハセヲは望にカルタを笑顔で渡すが、きっと中では黒く笑っているだろう 望が並べ終わる。 ハセヲ「(なんとか、俺の位置は普通らしい、この場ならばある一部には身体を伸ばさないと届かない場所があるが、たいして問題ではない)」 アトリ「それじゃあ、エン(略)さんお願いします。」 エン「分かったよ、それじゃあ」 ハセヲ「(しかし、この場合オーヴァンと八咫が届く場所は分かっても取らない方がいいだろうな、そしてアトリやパイの方はできるだけ取った方がいいだろう)」 エン「腐りし女子のボーイズラブの聖地」 ハセヲ「(な、なんだよこれ……紅の趣味か?まぁいいだろう、たとえどんなのが出ても俺に勝てるやつなんて……よし!あった!)」 しかし 望「あ……ッ!」 ハセヲ「(どうやら望も気付いたようだな、だけど遅い!この場合俺が取ったも同然だ!よし、いける!)」 ――バシッ!―― ハセヲ「これは……望の手が俺の上だから俺の……」 望「う、うぅ……」 ハセヲ「(ヤバイ、望の目がこっちに……この雰囲気だと、俺が望にゆずってやるのがお兄ちゃんだろう、だが……この世界でそんな甘い考えは)」 望「ハセヲにいちゃん?」 ハセヲ「望、これはお前がもらっていいぜ」 望「ほんとう!ハセヲにいちゃん!」 ハセヲ「(くそう……やっちまった!俺の馬鹿野朗!)」 朔「甘いなハセヲ!まんまと罠にひっかかりやがって!」 ハセヲ「な、なんだと!」 朔「ウチの碑文を忘れたちゃう?ウチと望の碑文は『策謀家』や!望のウルウル光線とウチの策略でハセヲ!お前は終わりや!」 ハセヲ「(この、まさかこのカードを並ばせたのも朔の作戦か!たしかにこの並び方は朔望に有利な並び方だ。くそ!少しミスったな、だがまだ手段はあるさ)」 [No.234] 2007/03/01(Thu) 01:23:56 |