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俺が少し落ち着いた時、志乃は俺の顔を見た。 「私ね…ハセヲになら意識不明にされても良いって思ってるの…前のオーヴァンの時みたいにね」 俺はドキッとした…志乃がそんな風に考えてくれてただなんて考えもしなかった。 俺はすぐに志乃の肩を掴んだ。 「馬鹿なこと言うな!俺は…俺は志乃を戻すために頑張ったんだ!それに…俺は決めたんだ…もう誰も仲間を傷つけないって!」 志乃は目を丸くした後、微笑んだ… ―タルタルガ ゲート前― 「志乃…ありがとう」 俺は志乃に礼を言いログアウトしようとした…そのときショートメールが来た。 ―ハセヲさん!すぐ来てください!― 差出人は欅だった… 俺は嫌な予感がしいたから急いでブリッジに駆けつけた。 ―タルタルガ ブリッジ― 俺は入るなり欅に駆け寄り事情を聞いた。 「それがですね…先程アトリさんが来て、ハセヲさんがAIDAに感染した場所を教えて下さいって言われて教えたんですが…そのエリアを見たところアトリさんがAIDAに襲われていたんです」 俺は話を最後まで聞かず出て行った。 ―秤Bされし 禁断の 大樹― 「アトリ!」 俺は転送されてきて早々アトリがAIDAに囲まれている光景を目のあたりにした… 「ハセヲさん!」 アトリは俺の声に反応して答えた…そしてもう一つあいつの声が聞こえた 「ハセヲ〜♪俺の出番だな!!」 俺は抵抗しなかった、すぐに俺の体はAIDA色に染まった…だが俺には考えがあった。 「よ〜し…行く…な!?ハセヲ…なんで…く、ちくしょ〜!!」 俺は最初からAIDAの体を借りるつもりだった。 「アトリ!今助けるぞ!」 俺はまず近くにいたAIDAを切り裂いてアトリの元へ向かった。 アトリは半泣きで俺に謝ってくる。 「ごめんなさい!私…私…」 AIDAも優しくない…話してる時間などくれはしない、次々と体当たりしてくるAIDAに俺は応戦しながらアトリの逃げ道を作った。 「アトリ、今だ!早く逃げろ!」 アトリは少しためらった…だが俺が笑いかけるとうなずいて走り出した。 俺はアトリが逃げ切ったのを見た後AIDAの数を数えた。 「8体はいるな…上等だ!」 俺は後ろから横から上から、四方八方から飛んでくるAIDAに潰された… つづく [No.251] 2007/03/01(Thu) 21:44:13 |