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学校から帰ってきた犬神 恵斗(いぬがみ けいと)は、すぐに服を着がえ「The World」に、ログインした。 マク・アヌのカオスゲート前に、転送してきた彼…、PCラスティルは、周りを見渡した。 「あ〜。今日も良い日になりそうだ。」 ログイン早々そんなことを、言ったラスティルは、背伸びをした。 実際のところは、ログインしたしたのが、午後5時を過ぎていたので、今日は残り7時間ぐらいしかないのだが、彼は、そんな事は気にしなかった。 今日、幼なじみの、登河 魅唯(とがわ みい)が「The World」を、はじめてプレイするので、かなり前から「the World」を、プレイしているラスティルが、色々と教えることに、なったのである。 ラスティルは、魅唯が来るまで、カオスゲートの横にある小さな階段に座ってカオスゲート付近を、眺めることにした。 しばらくの間、ログインしてくる人や、冒険に行く人たちを、見ているうちに、段々眠くなりうとうとし始めたとき、 「あの〜…ラスティルさんですか?」 「うわ!!え?あ、はいそうですけど…」 寝落ち寸前で、声を掛けられたので、なんだかとても情けない返答に、なってしまったラスティルは、声を掛けてきた人を見た。 自分より少しばかり背の小さい半獣人の女の子で、髪は少し短めで、色はピンクなのだが、毛先の方は赤に近い。 両こめかみの上の方の毛が、一房だけ銀色になっていて、その後ろからでているネコミミや、長い尻尾も同じ色になっている。 赤色の服を着ていて、全体的に赤っぽい。 目は青色で、左耳に、鈴の付いたピアスを、付けている。 「よかった〜。間違ってたらどうしょうかと、思った。」 「え〜と、ミ…」 ミイと、言おうと思ったのに、言えなかった。 言う前に、ラスティルの顔面にアックスボンバーが、クリティカルヒットしたからだ。 リアルだったら確実に鼻骨が、折れていただろう。 「い、いきなり何するんだよ〜。」 「うるさい!!ラスティルが人の本名言おうとするからだよ!」 「う…ごめん…。」 ラスティルは、鼻を擦りながら素直に謝った。 「分かればよろしい。それから私の名前は、『ラピス』だからね!」 「それにしても…」 言葉を区切ると、ラピスは、ラスティルのPCを、じーと、見た。 「え?なに?」 ラスティルは、不安になり自分のPCを、見た。 かなり長い髪を、枷のような物3つで、くくって(?)ある。 髪の色は、白銀に青色を少し混ぜたような色で、目はその色に、もう少し青を、足した色になっている。 服は、黒くて肩の部分が無く、服の上から白い布を、体に巻いていて、前から見ると×に、見える。 腰には、白いマントのような物を付けて、それを金具で留めている。 その金具から、ネクタイのような形の飾り布が出ている。 白と、黒を基調にしているが、どちらかといえば白の方が多い。 「僕、何か変?」 「ん〜…なんでもない。それより、色々と教えてくれるんでしょ。早く行こ。」 「ああ、うん…じぁ行こっか。」 そしてラスティル達は、そこを後にした。 −ミニあとがき かなり時間がかかってしまいました。 何で、こんなに打つの遅いんだろ…私。 [No.268] 2007/03/02(Fri) 16:54:25 |