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AIDAに潰された俺は死力を尽くしてAIDAを吹き飛ばした。 「はぁはぁ…くそ…意識がぶっ飛びそうだぜ…」 AIDAはまたしても突っ込んできた…俺は元に戻った体を動かそうとしたが、力が入らず、覚悟を決め…ふと目をつぶった… 「くそ…」 次の瞬間…銃声と共にAIDAが吹き飛ぶ。 俺は銃声が聞こえた方に目をやると、そこにはオーヴァンがいた。 「オーヴァン…」 オーヴァンは静かに確実な足どりで向かってくる…俺の口元はいつの間にか、ほころんでいた… 「ハセヲ…もっと強くなれ!」 始めは何故オーヴァンが俺にそんな事を言うのかわからなかった…そしてオーヴァンは俺に銃を向けてきた。 「オーヴァン?どうしたんだよ…」 後ろを見てもAIDAはいない…間違いなく俺に向けられた。 「ハセヲ…もっと強くなれ…そして…俺を…助けてくれ…」 オーヴァンが言い終わると銃声と共に俺は倒れた…そして去り行くオーヴァンの背中を見ていた… それから少したった頃… 「ハセヲさん!ハセヲさん!…目を開けて下さい!!」 アトリが震えた声で俺は目を覚ました。 「アト…リ?」 「そうですよ!ハセヲさん!…良かった…」 アトリは泣きながらも笑ってくれた…俺が起き上がるとアトリも立ち上がった。 「ハセヲさん…何で助けてくれたんですか?…私、ハセヲさんに酷い事言ったのに…」 アトリは俺の目を見ながら言った…少し黙っていたが俺は口を開いた。 「当たり前だろ…前に言ったろ!大切なものを犠牲にしてまでも守るって…」 俺は真剣な目つきで答えた…また少し二人に沈黙がつづく。 その時だった…アトリは俺の胸で泣いた… 俺とアトリが話していた頃、タルタルガでは… ―タルタルガ ブリッジ― 欅はモニターを前に立っていた… そこへ来たのはある一人のPCだった…そう、オーヴァンだ。 欅は振り向いた時、目を丸くした… 「あなたは!」 オーヴァンは何も言わずその場を去った…プレゼントを置いて… つづく [No.279] 2007/03/02(Fri) 23:38:34 |