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No.279へ返信

all .hack//G.U.もう一つの戦い - 将 - 2007/02/21(Wed) 17:22:40 [No.48]
最終章 - 将 - 2007/03/20(Tue) 21:30:08 [No.418]
第5章 - 将 - 2007/02/24(Sat) 22:08:32 [No.125]
第6章 - 将 - 2007/02/26(Mon) 21:32:49 [No.177]
第7章 - 将 - 2007/02/27(Tue) 17:36:35 [No.196]
第8章 - 将 - 2007/02/27(Tue) 23:37:16 [No.205]
第9章 - 将 - 2007/02/28(Wed) 22:11:15 [No.224]
第10章 - 将 - 2007/03/01(Thu) 21:44:13 [No.251]
第11章 - 将 - 2007/03/02(Fri) 23:38:34 [No.279]
第12章 - 将 - 2007/03/05(Mon) 21:27:06 [No.310]
第13章 - 将 - 2007/03/07(Wed) 22:35:37 [No.314]
第14章 - 将 - 2007/03/11(Sun) 11:52:38 [No.332]
第15章 - 将 - 2007/03/14(Wed) 23:20:56 [No.337]
第16章 - 将 - 2007/03/16(Fri) 22:32:07 [No.363]
第1章 - 将 - 2007/02/21(Wed) 18:03:26 [No.49]
第2章 - 将 - 2007/02/22(Thu) 22:09:40 [No.72]
第3章 - 将 - 2007/02/24(Sat) 00:10:19 [No.95]
第4章 - 将 - 2007/02/24(Sat) 15:00:20 [No.103]


第11章 (No.251 への返信) - 将

AIDAに潰された俺は死力を尽くしてAIDAを吹き飛ばした。
「はぁはぁ…くそ…意識がぶっ飛びそうだぜ…」
AIDAはまたしても突っ込んできた…俺は元に戻った体を動かそうとしたが、力が入らず、覚悟を決め…ふと目をつぶった…
「くそ…」
次の瞬間…銃声と共にAIDAが吹き飛ぶ。
俺は銃声が聞こえた方に目をやると、そこにはオーヴァンがいた。
「オーヴァン…」
オーヴァンは静かに確実な足どりで向かってくる…俺の口元はいつの間にか、ほころんでいた…
「ハセヲ…もっと強くなれ!」
始めは何故オーヴァンが俺にそんな事を言うのかわからなかった…そしてオーヴァンは俺に銃を向けてきた。
「オーヴァン?どうしたんだよ…」
後ろを見てもAIDAはいない…間違いなく俺に向けられた。
「ハセヲ…もっと強くなれ…そして…俺を…助けてくれ…」
オーヴァンが言い終わると銃声と共に俺は倒れた…そして去り行くオーヴァンの背中を見ていた…
それから少したった頃…
「ハセヲさん!ハセヲさん!…目を開けて下さい!!」
アトリが震えた声で俺は目を覚ました。
「アト…リ?」
「そうですよ!ハセヲさん!…良かった…」
アトリは泣きながらも笑ってくれた…俺が起き上がるとアトリも立ち上がった。
「ハセヲさん…何で助けてくれたんですか?…私、ハセヲさんに酷い事言ったのに…」
アトリは俺の目を見ながら言った…少し黙っていたが俺は口を開いた。
「当たり前だろ…前に言ったろ!大切なものを犠牲にしてまでも守るって…」
俺は真剣な目つきで答えた…また少し二人に沈黙がつづく。
その時だった…アトリは俺の胸で泣いた…
俺とアトリが話していた頃、タルタルガでは…
―タルタルガ ブリッジ―
欅はモニターを前に立っていた…
そこへ来たのはある一人のPCだった…そう、オーヴァンだ。
欅は振り向いた時、目を丸くした…
「あなたは!」
オーヴァンは何も言わずその場を去った…プレゼントを置いて…

                        つづく


[No.279] 2007/03/02(Fri) 23:38:34

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