![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
揺「ア、アンタは?」 そこには目付きの悪い錬装士が立っていた。 黒「チッ、PKじゃねぇのかよ。」 そう言うと、その場を去ろうとした。 揺「ちょ、ちょっと待ちなよ!」 黒「・・ッ、なんだよ?てめぇ・・・。」 揺「なんだよぉ?じゃな〜い!アンタ、女の子が魔物に襲われてるんだよ!普通、助けるのが男だろ!」 黒「おあいにくさま、そういうのはパス!」 揺「パスって・・・。」 黒「だいたい、お前って助けたら、助けたで『何で、助けたんだよ、あんなのアタシ一人で余裕だったのに』とか言うタイプだろ」 揺「ッ」 揺光は、反論できなかった。確かに、いきなり助けられていたら、間違いなく言っていたからである。 黒「そんな風に言うって分かってるからな、だから初めから助けないんだよ・・」 そう言うと、ゲートアウトしようとした。 揺「ちょ、ちょっと、・・・・ッそうだ!アンタ、あの魔物にびびってるんだろ!だから、アタシと協力して、戦うこともできないんだ。」 揺光はこいつが自分と同じタイプだと思った。だから、いつも、自分が天狼にやられる挑発をしてみたら予想どおりの反応が帰ってきた。 黒「なにぃ?」 揺光は、言い続けた。 揺「アンタとアタシじゃ格が違うからな。」 黒「フッフッフハァーハッハッハッハ、格が違う?確かに、俺とお前じゃ格が違うぜ!お前が言ってる意味とは正反対だがなぁ!」 そう言われたら短気な揺光が黙ってはいなかった。 揺「な、何だと!?アタシは、紅魔宮のチャンピオンだよ!アンタがアタシよりも強いって言いたいのかい?」 自分から挑発して相手を怒らせたくせに、いつのまにか逆ギレをしていた。 黒「あぁ、当たり前だ!」 揺「じゃ、見せてもらおうじゃないか?格の違いってやつをさぁ?」 黒「あぁ、見せてやるぜぇ・・・俺の『力』を!!!」 ー感想− 今回は長く書いたのでとても疲れました。もともとは、完結するつもりだったのですが長くなったので二回にわけることにしました。次もがんばります。 [No.311] 2007/03/07(Wed) 12:21:02 |