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all ハセヲ君のツッコミ戦記 - 紅 - 2007/02/19(Mon) 14:55:29 [No.2]
感想です! - コウ - 2007/02/20(Tue) 18:22:09 [No.37]
Re: 感想です! - 紅 - 2007/02/20(Tue) 20:15:55 [No.40]
感想です。 - 錬装士 - 2007/02/19(Mon) 22:10:13 [No.21]
感想です。 - 錬装士 - 2007/02/19(Mon) 22:15:12 [No.23]
Re: 感想です。 - 紅 - 2007/02/19(Mon) 22:25:05 [No.24]
紅さんへ感想です。 - 海皇 - 2007/02/19(Mon) 21:28:48 [No.18]
Re: 紅さんへ感想です。 - 紅 - 2007/02/19(Mon) 22:12:01 [No.22]
Re: 紅さん - クロード - 2007/02/19(Mon) 17:37:22 [No.10]
Re: 紅さん - 紅 - 2007/02/19(Mon) 20:43:29 [No.14]
注意書き - 紅 - 2007/02/19(Mon) 15:18:20 [No.3]
朔望編 - 紅 - 2007/03/01(Thu) 01:23:56 [No.234]
第6話 「ドキドキ☆猫耳対決」前編 - 紅 - 2007/02/27(Tue) 00:27:23 [No.183]
おまけ 〜もしもシリーズになる予定なんだけどぶっち... - 紅 - 2007/02/24(Sat) 16:32:43 [No.107]
第5話 「至上最強」 - 紅 - 2007/02/20(Tue) 10:27:01 [No.32]
第4話 「可愛い腰のヒ・ミ・ツ☆」 - 紅 - 2007/02/19(Mon) 15:38:39 [No.7]
第3話 「お父さんって言われると哀しいね」 - 紅 - 2007/02/19(Mon) 15:32:27 [No.6]
第2話 「そう、それは雪の振る寒い日のことだった(... - 紅 - 2007/02/19(Mon) 15:28:57 [No.5]
第1話 「ハセヲの腰」 - 紅 - 2007/02/19(Mon) 15:26:48 [No.4]


第5話 「至上最強」 (No.3 への返信) - 紅

この世界は平和になった。
未帰還者たちも全員現実に復帰できた。
そう、この世界に平和がおとずれたはずなのに
俺には幸せがやってくる気配が無い

ハセヲ「さて、これからどうするか」

世界も平和になったのはいいけど、目的がなくなった。
そうやってぼーっとしていると、ある人物が視界に映った

ハセヲ「アトリ」

巨大な帽子が印象的な少女、アトリの姿だ。

アトリ「あ、ハセヲさん」
ハセヲ「何処かに行くのか?」
アトリ「はい、ちょっとグレー・マレーヴ大聖堂に」
ハセヲ「そうか」
アトリ「それじゃあ、失礼いたします」

そう礼儀正しくお辞儀をすると、アトリは急いでカオスゲートで行ってしまった。

ハセヲ「あ、そうだ……」

俺はあることを思い出した。
アトリに渡そうと思っていた防具のことを
別に後でもいいのだけど

ハセヲ「たしか、グレー・マレーヴ大聖堂だっけな」

俺はカオスゲートにエリアワードを打ち込む

Δサーバー 隠されし 禁断の 聖域

だけど、此処で本当は逃げた方が良かったのかもしれない
この後、俺は世界で一番凄まじい戦いに巻き込まれる。




Δサーバー 隠されし 禁断の 聖域

聖域の巨大な扉を開けると、そこままるで協会のような場所
その奥の祭壇の前に、アトリの姿があった。

ハセヲ「アトリ……あ、あれは志乃?」

その奥に、アトリと鏡に映したかのようにそっくりな志乃の姿

アトリ「来ましたよ、志乃さん」
志乃「早かったね、アトリ」

二人で何か約束していたのか?
だとしたら、出ていった方がいいか

アトリ「今日こそ、決着をつけましょう」

決着って何だ、するとアトリは杖を取り出した。
そして志乃までも、杖を取り出す。

志乃「そうね、今日こそ……手加減はしないから」
アトリ「覚悟してくださいね」
志乃「ハセヲは渡さないから」

俺を渡さないって

アトリ「ハセヲさんは私のものです!」
志乃「そんなことない、ハセヲは私の為に『死の恐怖』になったんだから」
アトリ「でもG.U.の最後は、ハセヲさんは私を選びました。志乃さんにはオーヴァンさんが居るじゃないですか」
志乃「私を置いて何処かに行った人なんかより、私の為に頑張ってくれたハセヲの方がいいってようやく分かったの」

可愛そうにオーヴァン

アトリ「こうなったら、戦って勝った方がハセヲさんを手に入れられる」
志乃「それでいいわね」

すると、アトリは志乃の方に向かって走りだす。

 ――カキーンッ!――

鉄と鉄をぶつけ合った時のような金属音が
この広い、大聖堂に響き渡る。

志乃「やるわね、アトリ」

しかし、どうやら志乃もガードをしたらしく
アトリの攻撃は効いていないらしい

オーヴァン「どうやら、始まったようだな」
ハセヲ「オーヴァン!」

後ろを振り向いてみると、そこには此処に居ないはずの
色眼鏡で、拘束具が無くなって、少しバランスが悪くなった
シスコンとして有名なオーヴァンの姿があった。

オーヴァン「懐かしいな、昔……志乃も『志乃恐怖』として有名になったことがあった」
ハセヲ「志乃恐怖?」
オーヴァン「どうやら、志乃にキルされたPKは皆こう聞かれたらしい」

『オーヴァンの色眼鏡の秘密知らないかな』

ハセヲ「色眼鏡……」

なるほど、志乃はオーヴァンの色眼鏡
アトリは俺の腰

ハセヲ「本当にあんた、俺の父親分だよな」
オーヴァン「違う、兄貴分だ」

そうやら、そこは強調したいらしい

「そういや……」

俺はあることを思い出した。



そう、それは俺がまだ幸せだって思えた頃
オーヴァンや志乃が居た、黄昏の旅団
これは、その頃の物語

たしか、あれは志乃と一緒にフィールドに行った時のこと
大体レベルも上がってきたし、そろそろタウンに戻ろうかと考えていた。

ハセヲ「あのさ…前にも聞いたけど、志乃ってオーヴァンの恋人かなんか?」
志乃「私?違うよ」

その言葉に、なにか安心を覚える。

ハセヲ「それじゃあ」
志乃「何なんだ?でしょう」
ハセヲ「あ、あぁ……」
志乃「そうだね、しいて言うなら…掃除屋みたいなものかな?」

どういう意味だ?

ハセヲ「何してんの?」
志乃「オーヴァンてね、けっこういろんな人に恨まれたりするの……変人だから」
ハセヲ「やっぱり恨まれたりするんだ……変人だもんな」

変人で納得する俺達もそうだけど
変人で納得されるオーヴァンも凄いよな

志乃「それで、打倒オーヴァン!っていう人が後をたたないの」
ハセヲ「それで?」

その時、志乃はものすごい笑顔で

志乃「だからね、そういった人達をPKするのが私の仕事なんだ」

待てや、掃除屋ってその掃除屋かよ
てか、そんな笑顔で言われても

ハセヲ「そ、そうなんだ」
志乃「うん…だからよく、私を見かけると驚いて逃げる人が居るの『志乃恐怖だーッ!逃げろ』って」
ハセヲ「へぇーー」



そういえば、そんなこともあったよな

ハセヲ「オーヴァン、あんたすげぇよ」

すると

 ――ドドドドオオオォォンッ!――

すさまじい音がしたかと思うと、アトリが志乃を祭壇に
首を掴みながら、押し付けている姿
志乃はグッタリとしている。

アトリ「弱いですね、志乃さん」

アトリは杖を振りかざし

アトリ「あっはっは!所詮この程度ですか?」

その杖で、何度も何度も、志乃を殴りつける。
その度にPCボディのデータが飛び散る。

アトリ「志乃さんはRootsの前編のヒロインですか無いんですよ!大人しくハセヲさんを渡しなさい!」

 ――ガツンッ!――

アトリ「死んでくださいよぉ!私のためにいいぃ!!!」

やばい、黒アトリが出てきてる。
てか、アトリ怖ッ!
昔やっていた「ひぐらしのなく頃に」のヒロインのレナみたいな
声優さん同じだし、とにかく怖い

アトリ「ハセヲさんの腰は私だけのものです!」
志乃「甘いね、アトリ」

すると、アトリが殴りつけていた志乃のPCが消えてしまった。
しかし、アトリの後ろに、なんと無傷の志乃の姿が

志乃「私はGU+では、イニスの適格者なんだよ、今までアトリが殴っていたのは蜃気楼なの」
アトリ「ちッ……!貴様ッ!」

すると

 ――ズズズズドドドオオオォン!――

志乃が杖を振ると、アトリが近くの椅子まで吹き飛ぶ

志乃「レイザス!」

しかし、志乃は容赦無くアトリに魔法を使う

志乃「所詮、揺光に人気を取られたくせに……偉そうにするのはどうかと思うよ」

 ――ドカッ!ドカッ!――

アトリの体を蹴りつけると

志乃「結局ね、ハセヲには私しか居ないの……だって、志乃ハセが世間では王道なんだよ」

まった、逆だよ志乃

カップリングの意味を知らない方への講座

カップリングとはCPとも略されます。
そして、意味はそのキャラのカップルという意味です。
志乃×ハセヲや、最初の二文字を取って、志乃ハセと言うこともあります。
ちなみに、名前が先に来た方が攻めです。
普通はBLなどに使うんですけどね。
ちなみに、BLは知らない方がいいです。

アトリ「志乃さん、勘違いしないでください」

すると、志乃が蹴りつけていたアトリのPCが消える。

アトリ「私だってイニスの適格者ですから、それは蜃気楼なんですよ」
志乃「やるね……アトリ」

二人は杖を構え、睨み合う

アトリ「くらええええぇ!!」
志乃「死ねええええぇ!!」

すさまじい速さで、二人は杖でを振り
魔法で、あたりのものを破壊している。
まさに修羅場だ。それ以外の言葉が見つからない

このままでは、この聖堂が破壊するかもしれない
否、絶対に破壊させる。
すると

アトリ「Xthフォームのハセヲさんには!猫耳よりも兎耳の方が似合うんですよ!」
志乃「あたりまえよ!ハセヲは白兎が一番可愛いんだから!」

二人がそういうと、今まで戦場のような争いが静まった。

志乃「アトリ……」
アトリ「志乃さん……」

 ――ガシ!――

アトリ「私、志乃さんのこと勘違いしてたみたいですXthフォームのハセヲさんは兎耳ですよね!」
志乃「ごめんね……私も勘違いしてたみたいね……やっぱり白兎だよね」

あれ?
なんか友情が芽生えた。

アトリ「それじゃあ、志乃さん!これから一緒に冒険に行きませんか?」
志乃「いいわね、それじゃあ……一緒に以降ね」
アトリ「でも、その前に」
志乃「そうね……」

二人から黒いオーラが出ている。

アトリ・志乃「邪魔者は消したほうがいいですね」

え、邪魔者って

アトリ「とにかく、揺光さんやタビーさん、あと楓さんとか」
志乃「そうね、とにかく一回、女性陣はPKしてあげましょうか」

まて、そんな笑顔で言うな!

アトリ「その前に」
志乃「そうだね」

すると

アトリ・志乃「オーヴァン、貴方をPKしてあげる!」

すさまじい速さで、こちらに来た二人は
オーヴァン目掛けて杖を振る。

アトリ「公式でハセヲさんと堂々と手つないでラブラブしてんじゃねぇよ!」
志乃「毎回、ハセヲに『オーヴァン』って呼ばれやがって!」
オーヴァン「ま、まて二人ともおおおおおぉ!」
ハセヲ「オーヴァアアアァン!!」



その後、世界で『惑乱の蜃気楼アトリ』と『志乃恐怖』が大暴れしたと
ニュースにまでなったそうな
今後、絶対にアトリと志乃を怒らせないと決めたハセヲ君でした。


それは心理戦、全神経を集中させなければならない
次回は「ドキドキ☆猫耳対決!」


[No.32] 2007/02/20(Tue) 10:27:01

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