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ハセヲと揺光が2人で冒険を開始してから早1時間が経過した。 特に会話は多くなかったが、どうにかちょうど良いところでモンスターが出てきたりハセヲが適当な話題を振ったりしているので気まづくはなっていない。 以前のハセヲなら揺光には一言も話しかけずに勝手に冒険して勝手に宝箱をとりそして勝手に帰っていたので、ひょっとしたらこういうところにもハセヲの成長は見られているのかもしれない。 まぁそれ以前に、昔のハセヲならばソロプレイしかやらなかったのだろうが・・・。 「・・・ハセヲ」 宝箱を全て開け証の欠片を集めきったところで、揺光からハセヲを呼ぶ。 「なんだ?」 「もしさ」 そう言って揺光は次の言葉の間を取り、うつむいて、 「またアタシが未帰還者になったら、ハセヲは・・・志乃さんのときみたいに、アタシをまた助けてくれる?」 「え・・・?」 突然の問いにハセヲが固まる。 ・・・なんでそんなことを? 未帰還者の話など彼女の前でしていないし、それっぽいことを言った記憶もハセヲにはない。 だが、ここは何か言わなければならない。 男としてハセヲが何かを言おうとしたとき、揺光はそれを遮った。 「あぁ、悪いハセヲ!ちょっとアタシこれから用事あるんだ!じゃあね!」 そしてプラットホームへと勝手に向かい、ルートタウンへと帰ってしまう。 なんだ?一体・・・。 妙な気分だった。 一体揺光は何を聞きたかったのだろうか? 揺光はまたAIDAが発生してきていることなど知らない。 したがって仮定の話とはいえこんな場面で言うことではないし、第一用事があるのならばこんなことは今聞かないはずだ。 ・・・とりあえず、戻るか。 気になりはしたが、考えても答えは出ない。 そう悟ったハセヲは獣神像へも行かずにログアウトした。 あとがき 久々の更新となってしまい申し訳ありません。ちょっと忙しくて・・・。 とりあえず、いかがだったでしょうか?12話目に限らず、感想などくだされば非常にうれしいです。 でわ。 [No.353] 2007/03/16(Fri) 15:00:32 |