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ハセヲの通う学校は都内有数の進学校だ。たとえ午前中で授業が終わろうが世界が大変なことになっていようが、ハセヲは予習、復習をかかさない。 無論ハセヲだって勉強など好きではないし、やらないに越したことはない。だが、もしそこで甘えに走り成績を下げれば親からパソコン剥奪ということになりかねない。 クーンはいいよな・・・。 フリーターのクーンを羨ましがりながら、ハセヲの土曜日は過ぎていく・・・。 翌日の日曜日、ハセヲはゆっくりと起床した。 少し寝すぎたな・・・。 目覚まし時計の長針が9の方向を向いているのを確認しながらハセヲはベットから起き上がる。 顔を洗い、私服に着替え朝食の食パンを食べハセヲは自室のパソコンに向かう。 事も無げにパソコンを起動させると、ハセヲは画面に目を滑らせる。 メールはきていない。 確認したハセヲは早速The Worldにログインした。もちろん、欅に言われているルミナ・クロスの警備のためだ。 ――闘争都市 ルミナ・クロス―― ルミナ・クロスはタイトルマッチのときのようにPCであふれかえっていた。人型もいれば獣人型もいるし、呪療士もいれば最近じゃ滅多に見ない錬装士すらいる。 「これ以上に昨日はいたんだな」 120名にしぼった結果でこれほどまでに観戦者や様子見のPCが多いのだ。さぞかし昨日は大混雑だったのだろう。 端のほうでうろついているか。 ハセヲはこれでも有名人だ。とくにルミナ・クロスにおいては伝説の三階級制覇を成し遂げている。 目立ってはまずいので、ハセヲはセーブ屋の裏手へとまわり、そこでルートタウンの警備を開始することにした。 お昼ごろだろうか。 ハセヲが石像のようにつったってアリーナ受付のほうをじぃっと見ているところへ、八咫がショートメールを送ってきた。 そちらに何か異常はあるか?ハセヲ。 特に何も無い。 思ったことをハセヲは簡潔にそうメールを返す。 そう、確かにトーナメント予選の行われているルミナ・クロスでは特に今日1日変わったことは無かった。 だが、この世界は広い。 八咫がショートメールを送ったのは、ただハセヲのほうで異常が無いか心配だったからではなかった。 つまり・・・お昼ごろ、また出たのだ。 ――タルタルガ・ブリッジ―― 「PCネーム、ぴろし3、それになつめか」 「またハセヲさんの友達ですね」 タルタルガ、ブリッジにて欅が八咫に確認する。 「・・・なぜハセヲの知人ばかりが・・・」 「調べてみます。八咫さんはハセヲさんと面識のある人間を主に見張っててください」 「了解した」 そう言うとまた2人は作業に没頭した。 あとがき なんかどんどん未帰還者増えていきますね・・・。 まぁでもとりあえずそれはおいといて、感想等くだされば非常にうれしいです。ガンガンください(笑 でわ。 PS ちょっと聞きたいんですが、どなたか「えんじゅ」の漢字のだしかた、知ってる人いません? [No.370] 2007/03/17(Sat) 12:02:35 |