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その日、僕はかなりイライラしていた。 学校の中間テストが最悪の点数だったからだ。特に英語が。 ……おい…… 誰だよ…うるさいなぁ…… ……おい!疾風!…… 「んだよ!!こっちはイライラしてんだ!」 僕は思いっきり叫んだ。教室がシンとなる。授業中だった。 「(やっべ…)…すいません」 もちろん僕は授業後、先生にこってりしぼられた。 「まったくよー…寝てたのを起こしてやったのに、いきなり 怒鳴ってくるもんなー。疾風、何かあったのか?」 こいつは僕の友達の慶介。イイヤツだ。 「まぁね…中間テスト、最悪…」 「それでかー。……それならさ!The world やってみねぇ?」 The world、か。広告でなら見たことあるけど… 「それがさーめっちゃ面白いぜ!ストレス解消にもなるぞ?」 「気が向いたら…ね」 その日の夜、さんざん母さんにガミガミ言われた後、 The worldにログインしてみることにした。もちろん秘密で。 「実は前からやりたかったんだよね」 『ユーザー登録が終了しました。』 「PCの名前…ハヤテでいいや。」 そして僕はこの「世界」に一歩を踏み入れた。 [No.526] 2007/04/04(Wed) 10:14:40 |