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No.530へ返信

all .hack//G.U. LIGHC - 星月 要 - 2007/03/02(Fri) 13:25:57 [No.260]
プロローグ -昏き闇より生まれしもの - 星月 要 - 2007/03/02(Fri) 14:23:15 [No.261]
1話 上級者と、初心者 - 星月 要 - 2007/03/02(Fri) 16:54:25 [No.268]
2話 出会い - 星月 要 - 2007/04/04(Wed) 15:22:59 [No.530]
3話 名も無き神 - 星月 要 - 2007/04/04(Wed) 17:39:18 [No.533]


2話 出会い (No.268 への返信) - 星月 要

初心者エリアに、転送してすぐに、ラスティルは、ラピスに戦闘の事や、アイテムの事、チムチムの事などを教えていった。
獣神殿に、着く頃には戦闘も手慣れたものになっていた。
「このゲーム楽しいな〜」
「というか、呪療士なのに、しょっぱなから杖振り回しながら敵に、突進(攻撃)しに行ったラピスはすごいよ。本当にさ…」
ラスティルは、遠い目で言った。
「へへ☆すごいだろ〜。……ん?なんだあれ。」
それに笑顔て答えた後、奥の獣神像を見たラピスは、呟いた。
ラスティルは、つられてそっちを見たが、特に変な物はない。
「?」
「ほら、あそこにある変な像の前に、ある宝箱の近く!」
それを聞きその近くを、注意深く見ると、ソレはあった。
「!!!!!」
「黒くて、丸くて、なんかもじゃもじゃ動いてる。何あれ…キモッ!」
ラスティルは、目を見開きソレを凝視していた。
ラピスの方は、1匹見たら30匹は、いるというアノ虫のことを思い出してしまい、ものすごい寒気を感じていた。
「あれも、敵なのかなぁ? だとしたら、嫌だな〜。」
心底嫌そうな顔をしている。
「いや、あれにはどんな事を、しても勝てない。急いで逃げた方がいい。」
黒い物体を見るのを、一時中断してラスティルは、言った。
「え、そうなの?じゃあ、出よっか。」
ラピスも、同意して、そこから逃げようとした直前、もう一回獣神像方を、見て驚いて立ち止まってしまった。
黒い物体は、さっきより心なしか大きく見える。
そんなことより驚いたのは、その黒い物体から少し離れた所に、さっきまでいなかったはずの、少女が立っていた。
遠目見た限りで言うと、6〜7才ぐらいで、髪がとっても長く、木漏れ日のような色をしている。
白いワンピースのような物を、着ているが、靴は履いていない。
その少女は、恐怖のためなのか、一歩も動かず黒い物体を、見つめている。
いきなり黒い物体が大きくなったかと思うと、黒い触手のような物を、出して少女に襲いかかろうとした。
それを見たラスティルは、頭で考えるより先に体が動き、気が付くと少女のところまで行き、少女を庇うように立っていた。
次の瞬間少女を、襲おうとしていた触手のような物が、ラスティルのPCボディを貫いた。
自分の中に、何かが入ってくる感覚、ソレが入ってくるごとに、精神を犯され麻痺していく。
「あ、ああああぁぁぁぁぁぁーーー!!」
それに耐えられず絶叫し、ラスティルは意識を失った。


−ミニあとがき
久しぶりに書きました。
感想宜しくお願いします。


[No.530] 2007/04/04(Wed) 15:22:59

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