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現在、俺は錬金地区の噴水の縁に座ってる。 なんでもアレクは買い物があると店に入ってった。 で、俺はリアル水平線を五分ほど柵からのぞき込んでだ後、テンションの低下とともに噴水に座り込んだ。 「・・・遅い」 俺は左足に左肘をつき、右手で右足をトントン叩くというよくあるようなポーズをとってって、ブツブツ文句を言っている。 目の前には沢山の人が行き来していて、まるで現実で待ち合わせをしているようだった。すると、 ドガッ! 女が目の前で派手に顔面から転んだ 「・・・」 俺はシラケた。手も止まっちまった。 「痛たた・・」 ゲームでも痛みを感じるのか? と、突っ込みは心にしまっておく。 するとそいつは俺に気づいたらしく、 「なに見てるんですか!」 と言ってきた。 「・・見たくて見たわけじゃねえ」 「じゃあ、見ないでくださいよ!」 「いきなり視界の中で転んだくせしてなに言いやがる!」 「そんなの見て見ぬ振りすればいいんですよ!」 「物珍しくてそんなこと出来るか!」 「・・・お前何してるんだ?」 買い物から帰ってきたアレクが口を挟んだ。 「あ・・・」 ハモった俺達は、今になって周りに人だかりが出来つつあったのに気づいた。 [No.642] 2007/04/25(Wed) 00:08:34 |