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――とあるダンジョン―― ハセヲ達に助けられて早幾日……今日もバトルの特訓に励むトネリコであった。 「今だ!トネリコ、レンゲキだッ!!」 「はい!!」 ――――レンゲキ!!削三連!!!―――― トネリコの見事なレンゲキフィニッシュが決まり、ひとまずこのエリアのモンスターは狩り尽くした。 と、同時に今日のレッスンも終了。 「よし、今日はここまでだ。わかってるだろうが、レンゲキはパーティとの連携も重要だからな」 「はい。ありがとうございました。ハセヲ先輩、アトリさん、揺光さん」 「頑張れよ」と声をかけるハセヲ。先輩というのも板に付いてきたようだ。 「トネリコさん、あの時よりもすごく上達して強くなりましたね」 戦闘の様子を外から見ていたアトリが驚くように言った。 「そんなこと……だったら、皆さんのご指導のお陰ですよ」 「ホントにトネリコって、今じゃ珍しいくらい素直で礼儀正しいよな〜。そんなんで気疲れしないの?」 揺光が双剣を収めながら感心した。 「やっぱりゲームといってもコミュニケーションは大切ですよ。それに、どんな人が目上の人か判りませんし」 「そういや、アトリも普段から敬語だよな?」 ハセヲが思い出したかのように訊く。 「私もトネリコさんと同じです。この口調なら、誰でも不快にはなりませんでしょ?………それよりも、そろそろここを出ませんか?」 気が付けば長いことこのエリアに留まっていた。三人はアトリの意見に賛成し、タウンへと戻った。 ――Δ悠久の古都 マク・アヌ―― 「なぁハセヲ。トネリコもだいぶ男前になってきたことだしさ、そろそろ卒業試験とでもいかない?」 タウンに着いた途端、揺光が提案した。アトリも頷き、揺光の提案に付け足した。 「それだったら今、丁度良いクエストがありますよ。『世界樹の宝箱』っていうクエストです。いかがでしょうか?」 アトリがクエスト屋のある方向を指差した。それにハセヲも同意する。 「そうだな。じゃ、明日トネリコの初心者クラス卒業試験をする。いいな?」 「ああっと!ごめんアタシ、パス。リアルで用事があってさ……付き合ってはやれないけど、アタシが抜けて丁度1パーティになるしさ。そのクエスト頑張れよ!!んじゃ!!」 急に何かを思い出したように大声をあげた揺光。ちょっとワザとらしく言ったその奥には、彼女なりの優しさが見え隠れしていた。その後、揺光は逃げるように自分のリアルへと帰った。 「えと…それじゃ、明日の夕方、いつも通りにマク・アヌのカオスゲート前で集合ってことでいいですか?」 気を取り直して、といった感じでアトリが二人に確認する。 「ああ」 「わかりました。じゃあ僕、学校の宿題を終わらせないといけないので、これで失礼します。ありがとうございました」 トネリコは名残惜しそうにログアウトした。 ―あとがき― え〜、ついにトネリコは初心者脱出なるか!?といったところですね。にしても、未だオリジナルキャラがトネリコ1人しか出ていないという衝撃の事実…… [No.649] 2007/04/25(Wed) 21:41:37 |