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「俺はアレク。こっちの自己中は嵐那(らんな)。よろしく」 小日向はよろしくと頭を下げて言う。 そうやって自己紹介をし合った。自己中と言われたことに意義を申し立てたいのだが、 全く間違っていないわけでは無いので、俺は腕を組み、不機嫌を装うことにした。 「ヒナー! やっと見つけた・・」 小日向の後ろからこうしゃべりながら近寄ってきたおそらくコイツの知り合いらしい女が現れた。 「あ、お姉ちゃん。何処いってたの?」 お姉ちゃん? 「待ち合わせ場所にいなかったのアンタでしょーが!?」 何? 漫才? 「そうだった。ごめんごめん」 「まったく・・で、この二人は誰?」 自称お姉ちゃんのこの女は、手を腰にあてため息を付く。そして俺とアレクを交互に指さして言う。 「人に名前聞く時は自分か名乗れよ」 俺がそう言うと、すぐにアレクから頭部を叩かれた。 「ああ。私はかがみって言うの」 怒りもせずに自己紹介をする。どうも小日向よりは物分かりがいいようだ。 そして横にいる小日向を自分の所によせて、 「リアルではコイツの双子の姉。ということでよろしく!」 と、よろしくされてしまった。 話が全く進まない・・ [No.663] 2007/04/27(Fri) 10:10:37 |