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そして皆自己紹介を終わらす。 「へぇ〜二人とも友達同士なんだ」 かがみが切り出す。 「もうすぐ夏休みだから、コイツにthe world買わせたんだよ。お金貯める事しかしないから、使わせるの大変だったよ」 アレクは俺に気を使ってるのか個人情報保護のためか、 怪我のことに振れなかった。 「嵐那ってお金貯金するんだ。私はお金乱用してばかりな感じがしてたけど」 「貯めるのが好きなんだ。それにそんな買い物しない訳じゃない」 「数カ月に数件の古本屋に行って、目的の物をできる限り安く買おうとするだけだろ」 小日向の質問にはすでに俺が返答してるはずなのだが、 アレクは揚げ足を取るかのように補足した。それじゃあ俺がセコいみたいじゃねーか。 「セコいだろ」 「セコッ!」 「セコいね」 みんなして言いやがった。 「経済的と言え!!」 そうやって笑い合った。 久しぶりだ。数人で話して笑いあったのは。 野球部でもあまり会話は無かった。 試合中や練習の時に声を掛けあったり、欠点や長所を指摘し合う事はあったが、 こんな日常的な話をして笑うなんて・・ 本当に、久しぶりだった。 [No.664] 2007/04/27(Fri) 10:11:12 |