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――Δ悠久の古都 マク・アヌ―― いつもと変わらない夕日。夕日に照らされて赤々と輝く街、そして人々。 いつもと変わらないはずなのに、トネリコの心はウズウズしていた。 そう、今日はハセヲたちとできる特訓の最終日。 「ちょっと早く来すぎちゃったな……。そうだ!アイテムでも揃えておこっと」 デスク上の時計に目をやると、まだ3時を過ぎたばかりだった。 悩んだ末にポンと手を打つと、トネリコは中央広場へと向かった。 立ち並ぶギルドショップ。それぞれの店がそれぞれの商品を身振り手振りで必死に宣伝していた。 「……これで十分かな」 たくさんのショップを見て回り、回復アイテムを中心に色々と買い漁った。おかげで大分所持金が減ってしまった。それでも、必死に値切って購入したものだ。ただの買い物なのに妙な達成感がある。 その後、友人の開いているギルドショップを手伝ったりおしゃべりをして時間を潰していた。 と、何やら騒がしいPC二人が広場へやって来た。 「……ったく、しつこいな!アドレスなんか教えないって言ってるだろ!?」 「そんなに照れなくてもいいじゃないか、お嬢さん?」 「お嬢さんって呼ぶな!それに、ついてくるなってば〜!!」 歩き→早歩き→やや走り…と、どんどん速度を増して近づいて来る。叫び声から推測すると、鼻の下を伸ばした男性PCが、これまた美人な女性PCのメンバーアドレスを欲しがっているようだった。 女性は当然嫌がっているが………それも徹底して。 「こっちから呼び出したりしないからさぁ」 「私の拒否権は無視か!?…………お。ちょうどいいところに♪」 「へ?」 偶然にも視線が合ったトネリコと女性PC。その時、トネリコは何故か悪寒を感じた。 すると、突然女性PCの胸に抱かれてしまった! 「………この子、私の彼氏」 『ええぇぇえええぇッッ!!!』 [No.691] 2007/05/01(Tue) 14:41:50 |