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No.699へ返信

all .hack//Friend - 司楚 - 2007/05/02(Wed) 10:53:29 [No.698]
第18話 あちらの動き - 司楚 - 2007/10/22(Mon) 10:54:25 [No.963]
第17話 WP回収 - 司楚 - 2007/09/22(Sat) 19:15:43 [No.930]
第16話 意味不明 - 司楚 - 2007/08/29(Wed) 10:59:58 [No.906]
第15話 特訓 - 司楚 - 2007/08/12(Sun) 19:00:01 [No.888]
第14話 出場メンバー - 司楚 - 2007/08/09(Thu) 19:53:11 [No.879]
第13話 アリーナ - 司楚 - 2007/07/31(Tue) 18:47:33 [No.868]
第12話 顔合わせ - 司楚 - 2007/07/11(Wed) 18:37:55 [No.830]
第11話 調査開始 - 司楚 - 2007/06/25(Mon) 18:20:06 [No.798]
第10話 恩返し - 司楚 - 2007/06/22(Fri) 17:37:15 [No.794]
第9話 便利屋 - 司楚 - 2007/05/27(Sun) 20:55:30 [No.764]
第8話 PK? - 司楚 - 2007/05/22(Tue) 17:49:16 [No.760]
第7話 放浪AI - 司楚 - 2007/05/20(Sun) 10:17:27 [No.747]
第6話 彼らもログイン - 司楚 - 2007/05/08(Tue) 18:01:30 [No.730]
第5話 変なPC - 司楚 - 2007/05/04(Fri) 20:29:12 [No.722]
第4話 リアル - 司楚 - 2007/05/04(Fri) 12:16:05 [No.721]
第3話 黄昏の碑文 - 司楚 - 2007/05/03(Thu) 21:07:35 [No.720]
第2話 初PT - 司楚 - 2007/05/02(Wed) 14:33:33 [No.700]
第1話 The World - 司楚 - 2007/05/02(Wed) 12:04:45 [No.699]


第1話 The World (No.698 への返信) - 司楚

ハセヲ達がAIDAとクビアを倒した後。

ここは何の変哲も無い病院の個室である。
入り口の辺りにプレートが掛かっている。

『117号室
 江崎 修也 様』
ベッドに寝ているのはプレートに書かれている人物、江崎(えざき)修也(しゅうや)である。
年は13歳。10歳まで親に虐待を受けていたが、近所の人がたまたま現場を目撃し、通報したため両親は逮捕され、彼は親戚の三谷家に引き取られていた。
彼はネットゲーム「The World」をプレイ中に意識を失い、こうして病院にいるのである。
修也「ぅ・・・ぅん・・・」
修也は1、2週間ぶりに目を覚ました。
近くにいた医師が慌てだし、部屋から出て行った。
しかし、修也本人は何故こうなっていたのか全く覚えていないのである。
ついでに言うなら、修也はハセヲのようにThe Worldに関する部分の記憶が完全に無くなっていた。
修也「・・・・・・?」
それから少しして、病室に看護師に加え、4人ほど人が入って来た。2人は30代くらいの男女で、もう2人は7歳くらいの男の子と女の子である。
その4人に修也は見覚えがあった。自分がお世話になっている三谷家の人である。
その4人に連れられて、修也は病院を後にした。
帰る途中に何を話したか修也は覚えていない。どうということの無い会話だった様だが。
家に帰り、自分の部屋に入った修也は机の上に置いてあるM2Dを見つけた。
修也(・・・?何だろ、これ。これの事だけ思い出せない・・・)
修也はパソコンを起動してみた。
何の変哲も無いデスクトップで一つのアイコンに目が止まる。

『The World』

修也は無意識に起動していた。
PCエディット画面に進む。
机に置いてあった説明書を見ながらPCを作成していく。
職業は双剣士。
名前入力の画面に移る。
修也「僕の名前の上の部分でいっか・・・」
PC名の入力を済ませた。
PC名は・・・『シュウ』。
彼には知るよしも無かったが、作ったPCはかつて使っていたPCと全く同じ姿、名前である。
「修也」は「シュウ」になり、The Worldにログインした。

シュウ「すごいな〜。」
入ってみて驚いた。
グラフィックが凄く綺麗である。
辺りをキョロキョロ見回していると1人のPCが近づいてきた。
腰より下の部分がスカートの様になっている濃い緑の服の中に白い長袖シャツを着た様な服そうで、黒っぽいズボンをはいている。
靴は冒険にでも行くような探検靴。
銀色に近い色の髪で七三分けになっている。
そして目つきはちょっと鋭い。
欅の鎌の様に腰の辺りに横向きに剣が付いている。
結構手が込んでるなぁ、と思った時、そのPCは突然、ぶっきらぼうに話しかけてきた。
「お前、初心者だろ?」


[No.699] 2007/05/02(Wed) 12:04:45

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