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おそらく五分もたたない内に、ペア決めがアレクとかがみのみで進み、いっさいの無駄を排除したかのような領域を生み出し、その中から俺と小日向の言葉を見事に無視し続け、かがみが言う。 「嵐とヒナ、私とアレクのペアに決定したから」 「は?」 「つーか何でこの分け方したんだよ!」 いきなり発せられた決定事項に、小日向は疑問の色を見せ、俺はすぐさま文句を付けた。 「お前等の相手面倒だから」 アレクの野郎は謝罪の気持ちも怒りも呆れもない、完全な無表情で答えやがった。 「ってかそもそも嵐ってなんだよ! それじゃあ某事務所の・・・」 「はーいそれ以上は言うな〜」 かがみはわざと大声で言った。 「お姉ちゃんは人の名前を略してあだ名付けるのが趣味・・というか癖だね」 「だから”らんな”が”あらし”なワケね。でもアレクは略されてないじゃん!」 「アレクはもともと略称として使われる事多いから略せなかったわ〜」 かがみは俺の揚げ足取りに笑って答えた。 その後、俺も小日向の相手は疲れるし馬鹿みたいにLVも高いからいっそ小日向を除いた三人パーティにしようという提案はアレクの、「それだと平等じゃない」という一言で返された。 [No.711] 2007/05/03(Thu) 07:31:29 |