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ハセ(ろくな人生じゃなかったが…まぁ悪くはないかな……) そう心の中で一人つぶやき、静かにまぶたを閉じようとしていた、 その時です。 欅「ハセ…さ…。きこえ…すか? ハセ…さん……」 ハセ(この声…欅か?) どちらの方角からか、というより暗闇全体からなのか、幼さの残る声が響いてきます。 欅「…ハセヲさん、あきらめてはいけません。あなたにはまだやるべきことが残っているはずです。“生きたい”という強い思いを捨てないでください」 遠くから欅が訴えかけてきます。 それでも、すでに沈んでしまったハセヲさんの心にはまだ届きません。 ハセ(希望……? だけど俺、もう………) 欅「しっかりしてくださいハセヲさん! 僕の知ってるハセヲさんは、そんなヘタヲじゃなかったはずです!」 ハセ(おま……何でそのあだ名………!!!) 欅「僕が見込んだ人なんです。こんなところでくたばったら僕の顔に泥を塗ったっていうことで、 ハセヲさんのあ〜んなヒミツやこ〜んなヒミツ、み〜んなネットに流しちゃいますよ〜♪」 ハセ(え? おい、やめ…) 欅「たとえばハセヲさんはこの間独り言で、“俺は将来○○のお婿さんに……”」 ハセ「やめろおおおぉぉォッッッ!!!!!!」 欅様の言葉をさえぎって叫んだその時、ハセヲさんの体がまばゆい光を放ちました。 体中に焼けるような熱を感じ、遠のきかけていたハセヲさんの意識が一気に覚醒します。 ハセ「!!?」 意識が急速に戻り、ハセヲさんは目をカッと開きます。 暗かった視界が一気に開け、目の中の水晶体に大量の光がなだれ込んできました。 そこには見慣れぬ風景。先ほどまでいた暗闇とはまるで対象的な光の空間がハセヲさんの目に 飛び込んできます。 力が抜けていた全身が即座に感覚を取り戻しました。四肢を動かす再に多少の痛みを感じながらも、桃ハセヲさんは硬く平らなベッド……と言うより、台座の上で身を起こします。 それに反応したのか、周りから何かイーイーと声が上がります。 ハセ「ここは…一体……?」 いつの間にかまわりに群がっていた顔がテレビな方々が、まるで雲の子を散らすかのように跳ね回りながら、イーイー言ってどこかへと逃げていきました。○ョッカー? 欅「気が付かれましたか? ハセヲさん♪」 ハセ「欅……ってお前! そうだよ、さっきの何で知って……!!」 欅「ハセヲさんなら気が付いてくれるってボク信じてました。やっぱりハセヲさんはすごい人です♪」 ハセ「いやそうじゃなくて!! だからさっきの……」 欅「はい♪ ハセヲさんがあの空間から戻ってこれたのは、ハセヲさんの意志の強さの賜物です。あのままあきらめてたら間違いなく戻ってはこれなかったでしょうね。すばらしいです、ハセヲさん♪」 ハセ「だから人の話を聴けえええええぇぇぇぇ!!!!」 ハセヲさんの苛立ちを、欅様は華麗にスルーしていきました。 欅様には必ず“様”をつけないといけないと思っているのは私だけでしょうか? 続くのさ。 [No.752] 2007/05/20(Sun) 13:44:05 |