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「これが・・・憑神!!」 アリーナ紅磨宮タイトルマッチ『揺光VSエンデュランス』 試合開始直後に三爪痕との戦闘の時のように異空間が広がる。 カイトが見たものは猫の上半身に薔薇の下半身を持つ巨大な生物、 かつての第六相『マハ』の面影を持った生物。 「弱い・・・よわい・・・ヨワイ・・・こんなんじゃ『彼女』が喜んでくれないよ・・・。」 エンデュランスの声が聞こえてくる。『彼女』とは一体誰のことを指しているのだろうか。 「!? どこにいった!?」 対して揺光は憑神が見えていないのだろうか。あたりを見渡している。 エンデュランスの憑神が激しい光を放ち、異空間が消え、もとの闘技場に戻った。 揺光はその場に倒れ、HPが0になっていた。 「おお〜っと!!いきなり勝負が着いてしまった!!どういうことだ〜!?」 「どういうことって・・・憑神が見えてないの?」 「一般PCにはな。憑神は碑文使いにしか見えない。」 「紅磨宮新チャンピオンはエンデュランス選手だぁ〜!!」 ナレーターがそう言うと、観客席は開始よりももっと歓喜に見舞われた。 「これが憑神だ。君と君の腕輪にはあれと同様の力が眠っている。」 「これが憑神だ。って言われても全然ピンとこないんですけど。」 「ならば直接エンデュランスと会って見たらよかろう。次に私が呼ぶときまでに 接触を試みてくれ。以上だ。」 「え?ち、ちょっと!」 カイトの言葉を最後まで聞かず八咫はログアウトしてしまった。 「全く勝手・・・ん?」 カイトが反対側の観客席を見てみると、見覚えのあるPCがこちらを見ていた。 大聖堂、三角形の傷痕が思い起こされる。 青年PCは左腕に拘束具のようなものをつけていた。 −オーヴァン!! あの時志乃をPKしたPC『オーヴァン』がカイトを見てニヤリと笑っているのが見えた。 「見つけた・・・!逃がすか!!」 カイトは急いでオーヴァンの後を追う。あの事件の詳しい事情を聞くために。 カイトはアリーナの裏路地まで行った。オーヴァンがログアウト寸前のところだった。 「待て!オーヴァン!!」 オーヴァンは叫ぶカイトに横顔で勝ち誇ったような笑みを浮かべ、ログアウトしてしまった。 「くそ、あともう少しだったのに・・・。」 そんなカイトの後ろに1人の人影が立っていた。 「ちょいとアンタ!なんでこんな所におるん!?」 関西弁の少女の声がし、見てみると帽子をかぶり、ランドセルを背負った 魔導士のPCがカイトを睨んでいた。 「ここはエン様の特別入退場の場所や!はは〜ん。さては エン様を独り占めしたくてここにいるんやな?そうはさせへんで!」 「エ、エン様?」 この少女はどうやらエンデュランスのファンらしく、カイトがエンデュランスに 会うためにここにいるのと勘違いしているようだ。 「ち、違うよ、僕は・・・」 そう言おうとした瞬間、横からPCが転送してきた。 −! 「エン様〜!」 転送されてきたのはエンデュランスであった。 「アンタ!そこをどき!エン様の邪魔になるやないか!」 そう少女が言っていたが、カイトはそのままエンデュランスを見ていた。 「エン様はアンタみたいなもんに興味は・・・ってエン様?」 エンデュランスは驚いたようにカイトを見ていた。 「カイト・・・?」 エンデュランスが呟く。 「久しぶりだね、エルク。」 エルク、かつて.hackersの1人だった。 七年前に行動を共にした仲間との再会。 −第十一話 魅惑の恋人 あとがき 文章に無理が出てきた・・・。キャラの出し方も無理が出てき(ry 予定しているVol.2にもうすぐ行きそうです。 Vol.1が終わればですけど・・・ タイトルあんま関係ねーじゃん!て思っている方すいません。 [No.770] 2007/06/09(Sat) 18:19:34 |