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初めまして鏡です。 .hack//airというものを書かせていただきます。 なにかアドバイスや意見があったらお教えくださるとありがたいです。 よろしくおねがいします。 GWの真っ只中 「あ〜、暇だ〜。」 主人公は何もしないで自分の部屋でごろごろしている。 学校がGW中にやっておくようにと出した課題、録画してある積み重なったビデオ、まだ読んでいない小説や漫画 「やること無くは無いんだけどな〜、やる気がでね〜。」 と独り言を漏らす。 なにもしていないと消えてしまいそうなのでわざと独り言を漏らす。 ベッドの上で寝そべりながらちらっと、窓の外を見る。 空はいつもより蒼く感じた。 「今日は晴れか。気晴らしにゲーセンでもいくか。」 そう独り言を漏らすと携帯電話を取り暇そうな奴から友人に当たってみる。 主人公:「もしもし、矢狭(ヤサ)か?」 矢狭:「ああ、そうだ。なんのようだ紅(コウ)。」 紅:「今日さ暇だろ。今からゲーセン行かね?」 矢狭:「あー行く行く。」 紅:「で、どっちの方行く?」 矢狭:「スポセンの方な」 紅:「分かった。じゃ。」 そういうと紅は電話を切った。 出かける支度をして家を出る。 紅:「ゲーセン行ってくる〜。」 紅は自転車置き場に向かう ふと、自分の家のポストを見て広告が入っていることに気がついた。 紅:(母さんが持ってくだろ・・) 紅は自転車に乗りゲームセンターに向かった。 <ゲームセンター> 紅:「おっせーなあいつ。」 紅がゲームセンターに着いてから5分が経った。 紅:(もしかしたらゲームしてるかもしれないな。探してみるか。) 紅は友人の矢狭を探し出し始める。 紅:「ん?なんだ・・・これ。」 紅の目に一枚の張り紙が目に止まる。 張り紙に Welcome to [The:World]と書かれている。 紅:「The World?」 ???:「The World、1200万人を超える大人気ネットゲームだよ。」 振り返ると身長170cmぐらいの男が立っていた。 紅:「えっと・・・あの。」 男:「あっ、ごめん。いきなり話し掛けて。」 紅:「いや。それより大人気ネットゲームって。」 男:「知らない?The Worldはネットゲームの中でもダントツで人気があって登録してる会員数が1200人以上にも上るんだよ。」 男:「もっとも今はR:2でR:1時代には2000万人以上いたんだけど、経営してるCC社が一部炎上してデータが消えちゃったんだ。」 男:「だから急遽R:1のサービスを停止して企画段階にあったR:2を導入したってわけ。」 紅:「詳しいんだな。」 男:「いやっ、実はとゆうとね、僕も掲示板の噂を見たぐらいなんだ。」 紅:「噂かよ・・・ところであんたはやってんのか?」 男:「うん、やってるよ。毎月お金を払ってね!」 紅:「払うって、金かかんのかよ!」 男:「あれ、言ってなかったけ」 紅:「初耳だ。」 男:「あはは、ごめん。でもお金を払ってやる価値は有ると思うよ。」 紅:「そうか、気が向いたらやってみるさ。」 矢狭:「お〜い、紅〜。」 矢狭の呼ぶ声に振り返る 紅:「おう、やっときたか。」 矢狭:「すまん、遅れた。で・・その人は。」 男:「あ、僕は架威(カイ)紅君にThe Worldのことをね。」 紅:「ああ。じゃ、俺達行くわ。」 架威:「うん。じゃあね。ちなみにカイってゆう名前だから。」 紅:「まんまかよ。」 矢狭:「紅、おまえThe World知らなかったのか。」 紅:「さっきまでわな。」 矢狭:「実はな俺もやってんだThe World」 矢狭:「そだ、おまえも今からやろうぜ。」 紅:「俺は・・・いいよ。金掛かるんだろ。」 矢狭:「大丈夫、そんなに掛かんないから。ほらおまえんち行くぞ。」 そういって矢狭は紅の意見を聞かず走っていった。 <紅の家> 矢狭:「ほら、出来たぞ。後はこれを着けてログインだ。」 矢狭は紅の会員登録を済ましHMDを渡した。 紅:「これ・・何だ?」 矢狭:「Head Mounted Displayってゆう小型ディスプレイだ。しっかしなんでおまえんちにこんなんあるんだよ。」 紅:「親が前使ってた。今はサングラス型の使ってる。」 矢狭:「ああ、M2Dね。いいよな〜おまえんち。親がそうゆう仕事してて。なんで紅は家にあるのに知らなかったんだ。」 紅:「興味なかったからな。で、どうやって始めるんだ。」 矢狭:「ああ。会員登録はもうしたから後はこうやってログインするだけだ。ログインしたらキャラメイクをしてゲーム開始ってわけ。」 紅:「えっと・・・おい、矢狭。ジョブって出たぞ。」 矢狭:「職業のことだよ。剣士系が8種類、呪文士系が3種類。」 紅:「えっと・・剣士系・・双剣士、銃戦士、撃剣士、拳術士、斬刀士 、重槍士、鎌闘士、そして錬装士。呪文士系は・・呪療士、魔導士、 妖扇士か。キャラのこれって初期装備か?」 矢狭:「ああ、今出てる装備が初期装備。ちなみに錬装士は武器が3個使えるが能力値があまり上がらないぞ。」 紅:「そうか・・・ところで矢狭はなんなんだ?」 矢狭:「俺は鎌闘士。」 紅:「じゃあ俺は双剣士にでもするか。えっと次は・・名前か。」 矢狭:「名前はかぶってたら使えないから気を付けろ。」 紅:「分かった。あ〜めんどいな。紅でいっか。」 矢狭:「もうちょっと頑張れよ・・・」 紅:「あっ!かぶりだっ!誰だよ使ってるの。」 矢狭:「おいおい、ちょっとは工夫しないと一生入れんぞ。」 紅:「わかったよ、じゃあグレンならどうだ!・・よっしゃ入った。」 矢狭:「じゃあ、早速インしてみ。」 紅:「わかった。」 紅はHMDを着け直してThe Worldにログインした。 紅:「うおっ!なんだ・・・これ。」 紅がHMDを通して見たものはまるで現実世界そのもののようにリアルな光景が広がっていた。 グレンが辺りを見渡すとここが建物の中だということがわかった。 そして、正面にある大きい扉を開けてみると、この街はオレンジ色に染まって黄昏の美しい夕日が見える 悠久の古都<マク・アヌ>の景色が視界に広がっていた。 第0話 The World 終わり [No.775] 2007/06/17(Sun) 23:54:02 |