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<勇み行く 初陣の 夢の果て> エリアのプラットホームから二つの青い光が現れた。そして、光の中から二つのPCが出てきた。 グレン:「ここだな、初心者にうってつけのエリアは。」 グレンは辺りを見回しながら言った。 みーる:「初めてだから緊張するね。」 グレン:「そうか?」 みーる:「よ〜し。ガンガン倒すぞ〜!」 グレン:(丸で聞いちゃいねぇ。) みーるは遠くに見える敵に向かって走り出しグレンはみーるを追って走りだした。 グレン:「ちょっ!待てって!お前ジョブ魔導士だろ!そして俺は双剣士だ。普通に考えて俺が前線おまえが援護じゃないのか?」 みーる:「え〜、いいじゃん。呪療士が前線で戦っても。」 みーるは少しすねるように言った。 グレン:「そうゆうのは余裕が出来てからにしろ。」 みーる:「もお、しょうがないな〜。我慢してあげるよ。」 グレン:(何であいつの方が立場上になってるんだよ。) グレンは誰かに愚痴るかのように思った。 みーる:「私が援護君が前線で闘うんだね。準備はいい?」 グレン:「ああ。いつでも。」 みーる:「じゃあ、いくよ。戦闘開始!!」 グレン:「うおおおおおおお!!」 みーるの合図と共にグレンは双剣・芥骨を出して叫びながら一番近いところにいるゴブリンルーキーに向かって走り出し、みーるはグレンが攻撃されないように援護をする。 グレン:「敵は三体だっ!一体ずつ片付けるぞ!」 みーる:「了解!」 グレンは先頭のゴブリンルーキーに右から切りかかり左下から切り上げようとする。右からの切りかかりはヒットしたが左下から姿勢を低くして切り上げる際、敵を確認しないでで切り上げたためはずしてしまい隙を作ってしまった。ゴブリンルーキーはその隙を見逃さずグレンを突き飛ばした。 グレン:「ぐはっ!!」 突き飛ばされたグレンの体は地面に強打し、その勢いで転がっていく。 みーる:「大丈夫!?」 グレン:「くっそ・・・いってぇ。」 グレンは体を起こしながら芥骨を手に取った。 みーる:「ごめん、今度はうまくやるよ。」 グレン:「ああ、よろしく頼むぞ!」 グレンは再びゴブリンルーキーに向かって走り出す。 みーる:「HPのことは気にしないでど〜んと突っ込め〜。」 グレン:(おいおい・・・。) グレンの耳に遠くからみーるの声が聞こえた。 グレン:「ぜああああああ!」 グレンはジャンプしてそのまま右上から切りかかる。 切られたゴブリンルーキーは粒子となって消えたがグレンは次のゴブリンルーキーにターゲットを定める。 みーる:「やった!!倒した!」 みーるは粒子になった敵をみて喜んだ。 グレンはジャンプして切りかかった後の着地した瞬間に、ゴブリンルーキーがいる方向へダッシュした。ダッシュした勢いのまま左から右手で体を回転させるように切りかかり左手も同じようにして切りかかった。切られたゴブリンルーキーは消え、グレンはそのまま回転を利用してグレンの後ろに回りこんでいたもう1体のゴブリンルーキーも同じようにして切った。ゴブリンルーキーは消滅しみーるがグレンに近づいてきた。 みーる:「すご〜い!!この短時間で3体も敵を倒した〜。」 みーるはグレンの手を取り上下に振り回しながら言った。 グレン:「おい、あんま揺らすな。」 みーる:「ごめん。あんまり嬉しかったもんだからつい。」 グレン:「お前はなんもしてないだろ。」 グレンは溜息をつきながら言った。 みーる:「リプス!!・・・はい、これでなにもしてないことはないでしょ。」 グレン:「次からは戦闘中にやってくれ。」 グレンは少し微笑みながら言った。 みーる:「あ、レベル上がった。」 グレン:「あ、俺もだ。」 みーる:「リプドゥクって呪文覚えたよ。」 グレン:「攻撃系か?」 みーる:「残念、回復系でした。」 グレン:「まあ、このエリアのモンスター全部倒せばいくらかあがるだろ。」 みーる:「そだね。よし!じゃんじゃん行こう〜。」 <獣神殿前> ??:「あの子達初心者?」 ??:「ここのモンスターと互角に戦ってるからね。そうだと思うよ。」 ??:「ちょっと挨拶してこよっか。」 ??:「そうだね。盛大に歓迎会をしなくちゃね。」 2人は不気味に笑いながらグレンとみーるがいる方向に歩きだした。 続く [No.784] 2007/06/20(Wed) 00:43:46 |