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<勇み行く 初陣の 夢の果て> みーる:「いや〜凄かったねー。3秒で3体だよ。割ったら1秒に1体だよ。」 グレン:「正確には1体に2秒、2体に1秒だ。」 みーる:「君は細かすぎるんだよ!」 みーるがズバッと言い切る。 グレン:「なんでキレられなきゃいかんのだ。」 みーる:「うるさ〜〜い!。」 みーるは怒鳴った。 みーる:「君は甘い!この世の中そんなんじゃ気苦労が多くて死んじゃいます。過労死だよ過労死。もっと大きく生きましょう。」 グレン:「なぜ敬語なんだ!しかも過労死。俺はそんな死に方はミジンコ並にも望んじゃいねぇ!」 みーる:「グレン、君は弱い。今の君じゃ私は倒せない。」 グレン:「おまえも弱いだろ!レベル同じだし。倒す気もねぇ。」 みーる:「ふふふ、甘い甘い!このゲームにはPKシステムというものがあるのだよ。」 グレンは早すぎる展開についてゆけずやけくそになる。 グレン:「お、やるか。言っとくけど俺は強いぜ。魔王さんよ。」 みーるは突然のフリにも対応する。 みーる:「はーーっはっはっはっは!威勢はいいじゃないか。いいだろう!その挑戦受けてやろう。」 グレン:「覚悟はいいか?いくぞっ!」 みーる:「一瞬だ!」 なぜかグレンとみーるの戦いが始まった。 グレンの双剣のトリッキーな動きに魔王・みーるは片手で杖を持ち表情変えずに応対する。 グレン:「くっそおぉぉぉ!!」 みーる:「ふん、雑魚が!小賢しいわ!!」 みーるは杖を思いっきり振る。それを受け止めたグレンは5メートルほど後ろに下がらされる。 グレン:「なぜだっ!動きが全て読まれてるだとっ!」 みーる:「弱い、弱すぎる!!おまえの力はそんなものか!!」 グレン:「ははははは。あーはっはっはっはっはっはっ。」 グレンは突然笑い出し。左眼を覆うように手を顔に当てる。 グレン:「本気でいくぞ!。」 グレンは目付きを変えていった。 みーる:「遊びは・・・終わりだああああ!。」 みーるは魔王!?っぽく叫んで。呪文らしきものを唱える。 みーる:「激動なる怒涛の流水よ、刃と成りて切り刻め!!」 グレン:「紅き紅蓮の業火よ、隕石にまといて押し潰せ!!」 グレンが発したスキルは炎をまとう隕石になり、みーるが発したスキルは水で構成された三つの刃になる。 火と水、2つがぶつかり合って小爆発が起こり、水蒸気で視界がさえぎられる。 みーる:「ちぃっ!奴はどこだ!!全てを吹き飛ばす風よ、我にまとい鎧となれ!!」 みーるは風のスキルを発動し水蒸気を吹き飛ばす。みーるは辺りを見回すがグレンの姿はなかった。 みーる:「奴はどこだぁ!」 みーるは叫んでグレンを探す。 グレン:「うおおおおお!これで終わりだあぁぁぁ!!」 みーるは上を見上げる。 みーる:「そこか!・・・くっ!逆光で見えん。」 グレンは太陽を背にして上から飛び掛かり。みーるを切る。 みーる:「ぐああぁぁぁ!ありえん、この私が・・・この私が、負ける・・だ・・・と。」 みーるは地面に倒れこみ体の色が灰色に変わっていく。 グレン:「ふん、自分の力におぼれたか。・・・誰だっ!!」 グレンは誰かが後ろに立っていることに気付き問い掛け、振り向く。 振り向いた先には紫をベースにした和服姿の女のPCが立っていた。 ??:「君達なかなかいい勝負してたじゃん。私は空旋(くうせ)ジョブは銃戦士。」 グレン:「なんのようだ?」 空施:「ここらへんは初心者PKが多いから忠告しに。」 みーる:「初心者PK?」 みーるはグレンに生き返してもらいながら尋ねた。 空施:「初心者ばかり狙う悪趣味なPKのことさ。・・・ほら、早速お出ましだ。」 グレン:「あいつらか・・・どうする?みーる。」 みーる:「じゃ、私はこれで。」 みーるはそういうと1人でタウンに戻った。みーるの体が青い光に包まれる。 グレン:「え〜〜〜!?1人で!?」 空施:「じゃあ、あたしも。」 空施もタウンに戻っていった。 グレン:「じゃ、俺も〜。」 PK1:「あ、こらっ。まてっ。」 PK2:「いちゃったね。」 PK1:「俺たち出番これだけか〜〜。」 エリアにはPK2人がたたずんでいる。 続くきま〜す。 [No.800] 2007/06/26(Tue) 22:56:41 |