![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
「バルムンクだけじゃなくて・・・カイトも!?」 「はい♪バルムンクさんの方は強制でしたけど。」 「あんたがヘルバの関係者ってことはなんかあるんだな。」 「まあ、そうですけど・・・」 「それをあいつらになんとかしてほしいと?」 「いや、僕はPCを元通りにすることだけプログラムされてるので。」 「? プログラム?」 「い、いえっ!そういう役目なだけです!」 「じゃあ俺も元通りにできるってことだな。」 「・・・もう『未帰還者』も出てるんですよ?危険・・・」 「今度は俺が助ける番だ!頼む!」 過去に何もできなかった思いがオルカを動かす。次は自分が・・・ **** 「あ〜!もうカイトさんどこですか〜!?(泣)」 草原エリアに女双剣士PCがモンスターを何十匹も斬って叫んでいる。 「カイトさんが突然いなくなってからもう七年・・・いいかげん私の目の前に現れてくれても い〜じゃないですか〜!!」 叫んでいるというか、泣き叫んでいるようだ。 「告白したのにいなくなるなんて、あんまりです〜ぅ!」 泣き叫ぶというか、本当に号泣しているようだ。 そのエリアの反対の岸にもう1人来訪者が来た。 彼女と同じ双剣士。 −『バ@*ータ検#・・・接近&・・・』 「ひょっとしてここに・・・っているわけ」 島の出っ張っている地形を2人が曲がり、 「いたぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」 −『バ@*ータ発見!!』 ばったり出くわした2人の双剣士。1人は修復に完了した蒼炎のカイト。 そしてもう1人のPCは、名前表示から見ると 『なつめ』というらしい。 −『感染※PC、初期化#移‰!』 感染者とはバグデータが潜んでいるPCのことをいう。 「カイトさ〜ん!会いたかったです〜ぅ!!」 突然なつめがいきなりカイトに抱きついた。 −『!! いg@sんftんvsな;!』 思考回路がおかしくなった。頬を真っ赤に染める。 AIの自分が感情を持たないはずなのだが・・・ どうやら過去のカイトのプレイヤーの思考もプログラムされているらしい と、その時は思っていた。 −『感染*#想外行$!』 カイトはなつめを押して距離をとった。 ともかく早めに初期化する必要がある。なつめにとっても危険だ。 なつめのほうはカイトに仲間意識を持っているようで無抵抗、 難なくデータドレインをおこなえる。 しかしデータドレインは相手を未帰還者にするほど凶暴なもの、 だがカイトには未帰還者より感染者の方が驚異になる。 「・・・?」 何故か腕輪が開花せず、反応もしない。どういうことだろう? 平行になつめを調べてみると なんと彼女は.hackersの1人だという。 過去のカイトのプレイヤーの仲間だった。 まさか腕輪とカイトのPCが拒否反応を起こしているというのか。 そしてなつめにも異変が起こり始めた。 「うっ・・・調子が・・・ゲームのしすぎかなぁ?」 いきなりなつめが体調不良を訴える。 これは感染者の禁断症状の合図だった。 「ロ、ログアウトできない・・・カイトさん・・・」 次の瞬間なつめが目をバッと開くと眼球が真っ黒に染まっていた。 「ううぅ・・・あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!」 なつめが完全にバグデータに精神をとられてしまった。 強烈な圧力が感じられる。 −『デ@¥増大!感%拡#!警戒レ*ル6!』 腕輪も使えず極限に追い込まれたカイト。 ひとつだけ手があった。 カイトにプログラムされている1バイドの 『黄昏の恩恵』プログラム。 これをなつめのPCに埋め込むこと。 そうするとカイトにデータドレインやバグデータの耐久力がなくなってしまう。 カイトは、どうするのか・・・ −第四話 蒼炎メイデン あとがき タイトル元ネタは『ロー○ンメイデン』 好きなキャラは蒼星(シャットダウン いいかげんAIDAと表示したい今日この頃。(何かを トラ様の頬を赤く染めさせるのはダメですかね? [No.902] 2007/08/25(Sat) 22:08:45 |