![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
くぬぎに、【護拳・隈鳥】を渡して正解だったと思う。 だから、こうして覚悟が決まったんだ。くぬぎに、感謝だな。 オレは早速、ギルドの@HOMEへと向かった。 ――Δ悠久の古都 マク・アヌ 《あずま屋 オアシス》@HOME―― 「いきなりだが……皆に聞いてほしいことがある」 『?』 現在、ギルドメンバーの総数はオレ含め18人。ランクは2。 その全員が、一斉にオレを見つめる。今日はこのために、皆に集まってもらったんだ。 この、たった一言のためだけに、ギルド活動を中止してまで。 「オレ、PKやめる」 『はぁッ!?』 皆、同じようなリアクションをした。当然って言えば当然だな。ここにいるほとんどの奴は、オレがカオティックの名を持っていたことなど承知の上でメンバーになったはずだ。 オレ自ら、こんなことを言うなんて夢にも思わなかっただろう。 「ど、どうして?」 「ん〜……気まぐれ? 飽きたっつーか、ギルマスやってる方が楽しいしw」 開いた口が塞がらないってのはこのことを言うんだなw メンバー全員が口を開けて呆然としている。 ま。ギルド造って以来、満足にPKできなかったし。この際、いっそ止めてやる そんな気持ちが切欠だった。………こういうのを諦めって言うんだっけか。 正直なところ、今のプレイスタイルの方が気に入ってる。 「そこで、だ。これからは演技してプレイすることに決めた。エディットも少し変えるつもり」 「ろ、ロールってどんな感じに……ですか?」 目を丸くしたまま、ラギが訊いてきた。早速オレは、咄嗟に変声機能を作動して言ってみたんだ。 「新生した陽翳です。これからもよろしくね、ラギちゃんw」 『………』 「あれ、無反応?」 「いやぁ、なんて言うか。あまりに今までのイメージとかけ離れすぎてて……」 照々までもが信じられないといった表情だった。演技って面白いですなぁww 「あれ、マスター。愛用の拳当は?」 メンバーの一人がそんなこと訊いてきたから、微笑んで言ってみた。 「売った」 「マジ、で?」 また別の一人がキョトンとした表情で言う。 「うん。ついさっきw」 夢でも見てんのかと思っているような皆の顔。でも、夢じゃない。現実だ。 「じゃ、こんな感じでよろしく(^^」 『は、はい……』 「ギルマスからは以上! それぞれの任務、お願いしまぁ〜す♪♪」 オレは満面の笑みで手を振って、送りだしたんだ♪ [No.914] 2007/09/01(Sat) 14:17:52 |