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バグデータに完全に感染してしまったPC『なつめ』。 蒼炎のカイトは急いで初期化しようとするが肝心の腕輪が反応しない。 考える暇もなくなつめが暴走し、斬りかかってきた。 右手の剣はカイトの肩にかすり、肩のベルトに傷がつく。 すぐさま左手の剣がやってくる。 「ハッ!」 しかしカイトはこれを見切り、なつめの左手をガッと掴む。 するとそこから黒い腫瘍があふれ出てカイトにまとわりついた。 「グウウウウゥゥゥゥゥゥ・・・」 体を揺すってバグデータを振り払い、なつめと少しの距離をおく。 バグデータに振れても感染しないのはカイトにインプットされている エラー、データ破損防御システムの働き。 通称『黄昏の恩恵』プログラムという。 バグデータはデータドレインか初期化効果のある武器が不可欠。 両方使えない今のカイトに対処法がない。 「あああaaA唖嗚呼アア阿あアAAa嗚呼!!」 こうして考えているうちにもバグデータの浸食が進んでいる。 苦しそうになつめが頭を抱えているのが伺えた。 なつめ、腕輪が作動しない原因が彼女なら、バグデータを彼女から引き離せば・・・ カイトの『恩恵』プログラムは他人にに埋め込める。 いや、1バイドしかない『恩恵』プログラムを彼女に与えれば自分がバグデータやデータドレインに 対処できなくなってしまうし、 時間がかかるがなつめごとデータの海に放り込む方が自分に支障がない。 そう、蒼炎のカイトは単なる放浪AI。 The Worldを現状維持させる事だけを目的に動いている。 カイトはなつめの隙をつきヒット&アウェイを繰り返し、なつめがよろけた瞬間 −『体勢#崩*、二秒%制御不@!今&ッ!』 そこで双剣をすぐ仕舞い、なつめの首を掴み上げる。 「嗚呼Aa阿唖・・・」 だんだんと首を絞められ、息も絶え絶えになる。 −『俺*AI。意志$いう%は存在し#い。 ア*ラが#の世界%存在さえ*れば、お前*どうな$@と俺≠別に構#ない。 今ま$%異常はこのPC@原因。俺の判断で&な*んだ・・・ #れを・・・証明し*やるっ!!』 「カ、カイト・・さん・・・」 すると奥底でかすかになつめの意識の声が聞こえた。 感染状態のほんのわずかに発している。 悲痛な声を聞く度に、カイトの力が緩んでしまう。 −『黙れェ!お前*言@カイトは・・・俺で$ない!!』 思考回路を乱すな。 そうカイトはそのままなつめを絞め殺そうとする。 しかし・・・ 指が動かない。これもカイトのPCボディの仕業だろうか。 目先には、明らかに左手がなつめを掴んでいる手を押さえていた。 −拒絶#%るのは、PC$は@く、俺自身・・・? それが結論なのか、カイトはしばらく俯いてしまう。 すると意外なことに左手で自分の腹を突き刺した。 そこから一塊りのデータを取り出し、それをなつめに埋め込む・・・ なつめを離してやると、そこからバグデータがなつめから離れていった。 カイトから逃げるかのように。 −『・・・駆除続行、バ#*ータ初%化』 キイイィィィン・・・ やっと反応し始めた腕輪を使い、バグデータを初期化に成功。 そこに倒れているなつめに回復アイテムを与えると、その場を去ってしまった。 なつめはカイトが去った何十分後に立ち上がった。 「・・・・」 彼女の様子がなにかおかしい。変な気がが漂っている。 「ト・・トライエッジ・・・・」 **** −グリーマ・レーヴ大聖堂 破損したデータを元通りにしようと戻ってきたが、さすがに『恩恵』プログラムは アウラなしでは作れない様子。 いつもより浮かない表情、元々カイトに感情はないのだが。 感情がない・・・そうだろうか? なつめを救う、その行動はカイト自身が決めたことのように見えた。 自分が見えない。AIなのか?人間なのか?それとも・・・ カイトは答えが見つからず、その場に落胆する。 −『俺*、誰だ・・・?』 −第五話 ほろうに双剣士 あとがき タイトル元ネタは『るろう○剣心』。ちょっと無理ありました。 『ほろうに』は『放浪人』という意味で、『双剣士』は『剣士』にしようと思ったんですが 斬刀士ではないので・・・ 好きなキャラは「沖田総司」。出番少ない・・・ 本編の話に移ります。 本当は自分の奥底にある感情を否定しようとするトラ様の回だったんですけど・・・ 想像していても伝わらない、自分には国語力が足りないようです。 次の話の内容が思いつかない、やっぱり想像力も足りないようです(泣 [No.915] 2007/09/01(Sat) 18:31:22 |