.hack//Pledge 〜go out in the sun〜 - わん仔 - 2007/08/09(Thu) 19:29:14 [No.877] |
おまけ 椎の(ラギによる)皆の為のしぃつもんコーナー... - わん仔 - 2007/09/24(Mon) 15:53:54 [No.937] |
おまけ 椎の(ラギによる)皆の為のしぃつもんコーナー... - わん仔 - 2007/09/23(Sun) 14:06:11 [No.931] |
エピローグ 日の当たる場所へ - わん仔 - 2007/09/18(Tue) 21:14:45 [No.926] |
#10 きっかけ - わん仔 - 2007/09/11(Tue) 22:06:08 [No.921] |
#9 ユウキ - わん仔 - 2007/09/06(Thu) 22:16:41 [No.919] |
#8 姉の悩み - わん仔 - 2007/09/04(Tue) 17:16:55 [No.917] |
#7 PK卒業宣言!? - わん仔 - 2007/09/01(Sat) 14:17:52 [No.914] |
#6 母親 - わん仔 - 2007/08/25(Sat) 14:07:48 [No.901] |
#5 初の依頼 - わん仔 - 2007/08/25(Sat) 13:51:41 [No.900] |
#4 団欒の木ノ実 - わん仔 - 2007/08/19(Sun) 15:38:53 [No.895] |
#3 ギルド発足 - わん仔 - 2007/08/19(Sun) 15:23:27 [No.894] |
#2 プレイヤー - わん仔 - 2007/08/11(Sat) 13:59:09 [No.884] |
#1 美女と野獣≒狩人と魔獣 - わん仔 - 2007/08/09(Thu) 19:54:08 [No.880] |
プロローグ お届けもの - わん仔 - 2007/08/09(Thu) 19:34:43 [No.878] |
「いよいよだね、決勝戦」 「何の?」 午後4時47分、雄樹と陽一は公園にいた。色々あった夏休みも過ぎ、学校生活の感覚も取り戻した頃。とはいえ、地球温暖化の影響なのか、まだまだ蒸し暑い日はある。 「『何の?』って、陸上部だよ。重原くんも代表になれたって嬉しがってたじゃん。それに―――」 「オレたちも、だろ? 忘れてねぇだろな」 「うん。忘れてないよ」 忘れるはずもない。今夜なのだ。現実ではないけど、真剣な試合。 「明日も、きっと晴れるね」 「そうだな。しばらくは、晴れだろ」 雄樹がポツリと呟くと、陽一は日陰にあるブランコから飛び降りて答えた。 彼らは今、橙色に光る日なたに居る。 空を見上げると、少し秋らしい風が東へ東へ吹いてた。 西の空に、雲は無い。 陽一の座っていたブランコが、キィと音を立てて揺れる。 どこかの家のベランダで、仕舞い忘れた風鈴が淋しげに啼いた。 陽一と雄樹は、走りだした ――Ω闘争都市 ルミナ・クロス―― 観客席には、くぬぎと胸に“青く光るどんぐりのような石をつけた『椎』”が試合開始を今か今かと待ちわびていた。 その観客達の熱気・闘気に包まれる武台に、ユウキは―――トネリコたちは居た。目の前には、同じ志をもつ相手が構えている。 負けられない。誰にも。自分自身にも。 ―――アリーナ・碧聖宮 決勝戦 【護拳 隈鳥】を手に、再び戦いに身を投じる陽翳。 しかし、独りじゃない。意味もなくヤルわけではない。暇潰しでもない。……単なる人殺しじゃない。 自らの拳を紅色に染めてまで欲したもの。それは、この幸せなひと時だったのだろう。 でも、紅く染める必要なんてなかったんだ。それは今、自分自身が此処に在ることで証明している。 全ては、この親友のために。 きっと晴れる、こいつの明日のために―――― ―あとがき― およそ一ヶ月、番外編にあるにも関わらず最後までお読みいただきました皆様、本当にありがとうございます! これにて.hack//Pledge 〜go out in the sun〜完結です。 ……が、書いてしまいました。おまけを。 しかも前後編の二話分…… ちなみに、更新はこの一週間以内を予定しております。 いやぁ、訂正に時間がかかってしまうもので……(殴 というわけでッ(? 『おまけ』も読んでくださったら嬉しいです♪ [No.926] 2007/09/18(Tue) 21:14:45 |