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all .hack//Pledge 〜go out in the sun〜 - わん仔 - 2007/08/09(Thu) 19:29:14 [No.877]
おまけ 椎の(ラギによる)皆の為のしぃつもんコーナー... - わん仔 - 2007/09/24(Mon) 15:53:54 [No.937]
おまけ 椎の(ラギによる)皆の為のしぃつもんコーナー... - わん仔 - 2007/09/23(Sun) 14:06:11 [No.931]
エピローグ  日の当たる場所へ - わん仔 - 2007/09/18(Tue) 21:14:45 [No.926]
#10  きっかけ - わん仔 - 2007/09/11(Tue) 22:06:08 [No.921]
#9  ユウキ - わん仔 - 2007/09/06(Thu) 22:16:41 [No.919]
#8  姉の悩み - わん仔 - 2007/09/04(Tue) 17:16:55 [No.917]
#7  PK卒業宣言!? - わん仔 - 2007/09/01(Sat) 14:17:52 [No.914]
#6  母親 - わん仔 - 2007/08/25(Sat) 14:07:48 [No.901]
#5  初の依頼 - わん仔 - 2007/08/25(Sat) 13:51:41 [No.900]
#4  団欒の木ノ実 - わん仔 - 2007/08/19(Sun) 15:38:53 [No.895]
#3  ギルド発足 - わん仔 - 2007/08/19(Sun) 15:23:27 [No.894]
#2  プレイヤー - わん仔 - 2007/08/11(Sat) 13:59:09 [No.884]
#1  美女と野獣≒狩人と魔獣 - わん仔 - 2007/08/09(Thu) 19:54:08 [No.880]
プロローグ  お届けもの - わん仔 - 2007/08/09(Thu) 19:34:43 [No.878]


おまけ 椎の(ラギによる)皆の為のしぃつもんコーナー 前編 (No.877 への返信) - わん仔

ギルドには本拠地である@HOMEがある。その造りこそ、ほとんどが同じようになっているが、それぞれのギルドにはそれぞれの特徴がある。
《あずま屋 オアシス》だって同じことである。このギルド@HOMEは、涼しげな水色で統一され、金魚やカニなんかもいる。
しかし、今日は違った。なんだかチカチカする。まるでテレビ局のスタジオのように……!


――《あずま屋 オアシス》@HOME――
「皆さまこんにちは。本日の司会は安らぎのラギこと、私ラギが務めさせていただきます。
今回は、私の所属するギルド《あずま屋 オアシス》の常連様であらせられます、椎様の質問攻めでお送りいたします」
当然のようにマイクを手に持ち語るラギ。第一、誰に向かって話しているのやら。

(ねぇ陽翳、これって何? イベント?)
(いや。あからさまに違うだろ……)

視線はノリノリに司会するラギにありながら、密かにチャットをするトネリコと陽翳。

(……わざわざCC社に頼んだのかねぇ? この部屋の装飾)
(ラギちゃんならやりかねないかも………)
(え。ラギさんってそんなキャラなの?)
(意外とハッチャけるときはハッチャけるんだよね〜)
チャットに照々も加わる。やはり、誰にでも今の状況は謎なのだ。

現状を整理するとこうだ。
この部屋の中心で円を描くようにトネリコ・陽翳・照々・くぬぎが椅子に座っている。
ラギはその輪の中でクルクルと回っている。
@HOME内はパーティー会場のように飾り付けられ、もはや原型が判らなくなっているくらい。

結局、ラギ以外はここに居る理由が解っていない。
くぬぎにいたっては半分寝オチ状態…というわけだ。

「回答者の皆さんはチャットしないで下さい!! くぬぎ様も寝ないで下さいませ!!」
「か、回答者?」
「はい。これから皆様に椎様からの質問をさせていただくので、それにお答えください」
「あの子、今度はいったい何を―――」
ようやく目が覚めたくぬぎ。と、ラギが言葉を遮り……

「それでは、早速。。。第一問! 『照々がハンターになった理由はなに?』――はい、照々どうぞ」
「い、いきなり?」

マイクを押し付けられ、困惑の表情を浮かべる照々。一方のラギは笑顔全開(*^ ^*)

「質問のお答をどうぞw」
「え、えと…ハンターになった理由? そりゃお金目当てに決まってるじゃない。 ゲームだってお金は大事でしょうよ。それに、ハンターって響きが何かクセになっちゃって……こんなもんd――」

「実に照々らしい答えですね。確かにゲームでもお金は大切ですが、リアルの方をもう少し気にしてほしいですね。最近では、私にも魔の手が迫っているようですし……では、続きましての椎様による質問は。。。」
またしても言葉を遮る。彼女はいったい何がしたいのだろう…?
その場にいる誰もが思ったことである。

そしてさり気無く、口でドラムロール(ドゥルルル…・)

「じゃん! 第二問!! 『トネリコ様が『The World』をプレイし始めた“本当”の理由は?』」
一斉に、視線がトネリコに向けられる。
『………』
「そんなん、オレが誘ったからに決まってるだろ!?」
「ん〜……(汗」
自信有り気に答えた陽翳だが、とうの本人は何やら考え込んでしまった。
「考えるなよ! てか(汗)ってなんだ!? 他にワケがあんのか?」
「世界観というか、設定にも惹かれたし、もちろん陽翳に誘われたのがキッカケになったよ。でも…」
「『でも?』」

彼は一息ついてから、ハッキリとこう言った。

「ブッチャケ言うと、陽翳以外の友達もプレイしてて僕だけやってなかったから、話についていけなくて。それで……(^^;」
「………激涙(T□T)」

「ちなみに他の皆さまはどうでしょう?」
泣いている陽翳を後目に、ラギは微笑みながら皆に訊いた。

「私は前に言った通り。親バカよ、どうせ」
くぬぎも嘲笑の気持ちを込めながら言う。
「アタシは現実逃避」
「それ、どういう意味です?」
自慢げな照々に対し、少し嫌味っぽくトネリコは訊いてみる。すると案の定、照々は不敵な笑みを浮かべて答えた。
「“受験”という名の現実から逃れるために、ね。プレイし始めたころは中3だったし」
(またリアルを軽々と口に……)
こんなんでよく高校に受かったなぁ…と思う一同であった。

「陽翳はどうなの?」
「オレは、弟がやってたのを偶然見て。年下のくせに生意気な!――的なノリでプレイしてた」
「弟、いるんだ?」
くぬぎは、意外ね。と言わんばかりに訊いた。
「ああ、4人兄弟だから。その2番目、オレの2歳下のがやってる」
「PC名は?」
「……秘色(ヒソク)」
「えぇ〜!? 秘密なのぉ?」
明らかにわざと言っている照々。どうやったらそう聞こえるのだろう? と、トネリコは純粋にそう思った。
「秘色だ! ヒ・ソ・ク!! とあるギルドで頑張ってるらしい」

「さて、お話が盛り上がってきたところなのですが。次の質問、よろしいですか?」
「あ。すみません……」
何故かトネリコが謝る。すると、これまた何故か「よくできましたw」と、ラギが頭を撫でる。
「いえいえ♪ では、第三問!!!―――……と。なんと、ここでお時間が来てしまいました」
『はぁッ!?』
「続きは明日、後編で!!」



――――※リアルに明日、更新予定です♪


[No.931] 2007/09/23(Sun) 14:06:11

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