![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
「はぁ……」 後編始まって早々、溜息をついたのはラギ。 昨日までのハイテンションぶりは何処へいったのやら…… 「どしたの、ラギちゃん?」 「いえ…まさか、こんな形で皆様とお別れがくるとは思ってもみませんでしたから」 「皆様って、誰よ?」 「まッ、そんな細かいことはあまり気にせず、質問の続きを始めましょう!!」 意外と立ち直りが早いラギであった。 「第三問!!! こちらはマスター宛てですね」 「オレ?」 「……『マスターこと陽翳はどうしてカオティックPKになったの?』」 「確かに。陽翳って、PKとかしなさそうだよね」 「それ、馬鹿にしてるのかトネリコ?」 トネリコ、苦笑。半分は本気だったらしい。 カオティックの名を持っていたことがあるからこそPKとしての雰囲気があるものの、見た目からはそんなことをしなさそうなのが陽翳なのだ。 「で? カオティックになったワケっていうのは何なの?」 ついにくぬぎが痺れを切らして本題を訊き出した。 「あぁーと。……オレが初めてログインした日に、PKKの人から色々教わったんだ。で、その時バトルの相手がPKだったわけだな」 「え。じ、じゃあ陽翳は最初、PKKだったってこと?」 照々が驚いた様子で言う。たぶん、少しの間でも自分と同じだったことに驚いたのだろう。 「まぁ、そう…なんのかな。とにかく、そん時にオレはPCを倒すことがこのゲームの目的だと勘違いしちまって――」 すると、陽翳を見る周りの目は一気に冷たいものになった。 「―――ただの思い込みってことですか(- -)」 冷やかな声でラギは「ふぅ」と息をつく。 他のメンバーもそんな感じだ。 「な、なんだよ皆してさぁ!」 「さ! シラケた空気も最後の質問でフッ飛ばしましょう!! ってなことで、第四問!!!!」 陽翳、完全に無視される。そしてトネリコに泣きついた。 それにもノーコメントでラギは叫ぼうとした、が。 「『全員のリアルを述べよ』」 『…………』 さっきよりも相当シラケたような気がするのは気のせいだろうか? 「あの子、ここがリアルだってこと解っててこういう質問してんですかねー? まったく……」 「ご…めんさない」 照々が棒読み風に言いながら、横目にくぬぎを見る。 それを察したくぬぎは、顔を赤くして俯きながら謝った。 「じゃ、発表しちゃいましょう!」 『えぇ!!?』 思いがけないラギの素気ない答え。 「ちょ、ラギさん? 本気ですか!?」 「はいw これで皆様とはお別れになってしまうかもしれないんですから、今回は大目に見ましょう?」 「立派なプライバシー侵害でしょ……コレ」 さすがのくぬぎも泣きたいようだった。しかし、ラギの手によって暴露されてしまうのであった。 「では、最後の質問のお答えです〜!! 左からPC名・プレイヤー名・現在の職業(年齢)です♪」 ――――― トネリコ・・・・『泉 雄樹(イズミ ユウキ)』 中学1年生 陽翳・・・・『日景 陽一(ヒカゲ ヨウイチ)』 中学1年生 照々・・・・『泉 明日晴(イズミ アスハ)』 高校2年生 ラギ・・・・『清住 琳(キヨスミ リン)』 高校2年生 くぬぎ・・・・『栗原 美都(クリハラ ミサト)』 31歳 現在自宅療養中 椎・・・・『栗原 亜貴(クリハラ アキ)』 小学4年生 ――――― 「はい。以上が私の存じている範囲の、各プレイヤーの情報ですw」 ラギ以外のメンバーは皆、真っ白になっていた。 御愁傷様です…… 「知ってもどうしようもないようなことではありますが、最後ですのでね。それではっ! これにて椎様の質問攻めを終了とさせていただきます。完結でございます。御用がおありでしたら《あずま屋 オアシス》上級者受付組のラギに、お申し付け下さい!!」 ……………END ―あとがき― 今度こそ、本・当・に! .hack//Pledge は完結です!! 最後の最後でどーでもいいようなことを書いてしまいましたが…… こうしてみると各プレイヤーの年齢に偏りが…… ま、まぁそんなことはさておき。 次回作はですねぇ、現在製作中であります!!(≧∀≦)v ので! これからもお世話になります!! 以上!! わん仔でしたぁ〜 [No.937] 2007/09/24(Mon) 15:53:54 |