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ポーン・・・ 「!!」 グリーマ・レーヴ大聖堂に、蒼炎のカイトは現れた。 彼は赤外線センサーのような視覚から2人のPCを観測する。 1人は今やPKKとして名高い『ハセヲ』。 そしてもう1人は、 −『扉越%*オーヴァン#見、直&に@末』 「てめえええええええええええええええ!!」 するといきなりハセヲが双剣を手に持ちカイトに襲いかかってきた。 ハセヲの双剣は芥川、強い武器とはいえない代物である。 「うおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!」 連撃を繰り出しても難なく、しかも片手だけで受け止められている。 −くっ、ふざけやがって! ハセヲは一旦退き、錬装士特有のジョブエクスデントを使い大剣に持ち替えて 再びカイトに攻撃。 チェーンソーのような大剣・大百足と虚空の双牙がぶつかり火花を上げているが、 双牙は削れる様子を見せない。 −『目標の障@*見な”駆除』 カイトはオーヴァンを狩るのに邪魔なハセヲを弾き飛ばす。 圧倒的な実力差を見せつけられているがハセヲは諦めようとしない。 −こいつが・・・こいつが志乃を・・・ 「うおおおおおおおおおおおおおぉぉ!!」 三つ目の武器、大鎌を錬成。するが、 −『データブレイク!』 カイトの瞳孔の開きとともに突然大鎌が壊れ、消滅。 −なっ・・・!? 自らの武器がデータのくずになり動揺するハセヲを、 カイトが鷲掴みにして投げ飛ばした。 ハセヲに時間をくってしまったが、オーヴァンはまだいる。 以前は失敗したがこの距離なら・・・ 右腕を突き上げて腕輪を開花させる。 好都合にもオーヴァンはその場を離れずずっとそこにいる。 この時はその意味がわからなかった。 データドレインを発動。光は真っ直ぐオーヴァンに行くはずだった。 光はハセヲを突き抜ける。 −!! 想定外の出来事、カイトとオーヴァンのちょうど間にハセヲがおり、 彼にデータドレインが直撃してしまった。 「ああああああああああああああああぁぁぁぁぁ!!」 悲鳴を上げながら3rdフォームの装備が剥がれ、データが崩壊してハセヲは倒れた。 カイトはそれを気にせず扉の方を向くが、誰も居ない。 オーヴァンを取り逃がしてしまった。 **** 「ゲーム中に意識不明・・・?」 電気屋のTVでこのようなニュースが報道されている。 それを目にした1人の女性がいた。 大人っぽいが制服を着ていることからまだ大学生なのだろう。 この手のニュースは今年になって二件目になる。七年前の『黄昏事件』は八件ほどだった。 「あっ、メール・・・?」 携帯の着信音が鳴っていて、彼女はそれを確かめた。 送信者 ヤスヒコ お久しぶりです、速水晶良さん。 突然ですがもし今でもThe Worldをやっていたら △隠されし 禁断の 聖域に来て下さい。 話があります。 「? ヤスヒコって、どっかで聞いたことあるなぁ?」 その上自分の名前も知っているのなら相手に会ったことはあるということだ。 The World関連、それにあの聖堂を知っている者。 彼女はR:1のサービスが終了したと同時にThe Worldを引退した身である。 「The Worldかぁ〜。文和やってたっけ?」 彼女は足を早め、店から出ていった。 **** 同時刻、蒼炎のカイトはまだ聖堂にいる。 理由は何者かが聖堂に向かってきているからだった。 オーヴァンの可能性も少なくはない。 聖堂の扉が開き、カイトの前に姿を現したのは・・・ 「あっ、カイト君もういたんだ!」 オーヴァンではなく、シルクハットをかぶった子供PCでだった。 −『・・・・?』 −第八話 デッドマンズK あとがき タイトル元ネタはジョジョで知られる荒木先生の短編 『デッ○マンズQ』。 好きなキャラは『吉良吉影』です。 ご無沙汰しております、菊千文字です。 今の時期忙しくてなかなかパソコンに手を出せませんでしたよ。 というのは言い訳で、ネタが切れなだけでした。 [No.955] 2007/10/14(Sun) 17:22:03 |