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−グリーマ・レーヴ大聖堂前 「えっ!?ヤスヒコって・・・!?」 「そう、蒼海のオルカ。思い出した?」 「だってまさかオルカって思わないでしょ。あのメールじゃあ。」 「年上の人に送るのってどうしたらいいかわかんなくってさ。」 「てか、何でそのPC?引き継げないはずでしょ?」 「そのことなんだが・・・聖堂の中に入ってから話すわ。」 「変わんないね、ここも、オルカも。 あっ、そうだ!カイト今どうしてる?元気?」 「・・・・」 「?」 **** −その頃、グリーマ・レーヴ大聖堂内 「カイト君?どうしたの、なんかいつもと雰囲気違うような・・・」 「・・・・」 聖堂内に現れた少女PC。蒼炎のカイトとは今まで会ったことはないはず。 −『PC名<蒼月>、リア#名<黒川深鈴>、過去&PC<カイト>%接触し@形跡があ*』 彼女は"もう1人のカイト"から見た時に映っていたPC『蒼月』のようだ。 確かにこの日に"もう1人のカイト"とどこかへ待ち合わせをしている様子だった。 とすると彼女はここ、大聖堂で”もう1人のカイト”と会うつもりだったのではないか。 キイィィィン・・・ 「!?」 突然腕輪がひとりでに赤く光る。何かに反応していると言った方が正しいか。 しかしいつもの光とは違い、黒い光りが混ざっている。 「その右腕に”アレ”があるんでしょう?」 「・・・?」 腕輪の存在を知っている、いかにもそんな口調だ。 一般PCには見えないはずである。 「僕の友達も君と似たようなPCで、特別なアイテム持ってたから・・・」 「・・・・」 −!! カイトは大聖堂の扉付近に2人のPCの気配を感じ取った。 「ん、もう誰かいるみたいだな。」 扉を開けたのは先ほど外にいたオルカ達だった。 「ねえ、あそこにいるの、もしかしてカイト!?」 「! 何だと!?」 カイトがオルカを見た途端、 −『!! ドットハッカーズ仕様PC!”蒼海のオルカ”!』 「アアアアアアアアアアアアアアァァァ!」 カイトは双剣を手にとり2人の方に駆けてゆく。 「カイト君!?」 「カイトッ!どうしてここに!」 「アアアアアアアァァァァ!」 オルカの姿をしたPCを始末しようと双剣に掛けようとした。 その時、 −カイト・・・その方を傷つけてはいけません 「! この声は!」 −『女神ア#ラ!』 聖堂に響き渡る声は三大神の1人『アウラ』のものだ。 −『ア#ラ、此奴#”蒼海のオルカ”PCを模#&プレ@ヤー、始末す*%だ』 −確かにPC自体はオルカの物、今となってはインストールできません。 しかし彼は正真正銘あのオルカ、私の大切な方です。 「・・・・」 「そ、そこまで言われると照れるな〜。」 「そんな場合じゃナイでしょ。アウラ、どこにいるの?あの銅像がなくなってるようだけど。」 −『ア#ラ@世界を創$#は人と考$、俺が鎖*斬った』 この台詞は一般PCにはチャットコマンドで伝えられる。 「・・・久しぶり、カイト。どうした?全然喋んないし、なんか様子変だし。 そっか、私が誰だかわかんないから・・・」 −ここにいるカイトはあなた達が知っているカイトではありません。 「!?」 −『俺は女神@意志#作り出%たNPC、AIと#言う*』 「カイトじゃ・・・ないの・・・?」 −ブラックローズ、カイトは・・・ 「突然倒れて病院に運ばれて意識不明だ。直前にThe Worldをやっていた。」 「! なんですって!?」 「カイト君が!?」 「・・・・」 オルカの口から告げられた事実に沈黙が走る。 「あいつも俺のようにPCを取り戻してたって聞いた。 『月の樹』のギルドマスターさんにハッキングしてもらってな。」 「なんでそんなことしたんだろう・・・?」 −R:2に移り腕輪から消滅した『黄昏の恩恵』プログラムが残っているからでしょう。 「アウラ、カイトはどうなっちまったんだ?」 −私にもわかりません。しかし、真相を知るのは貴方達です。 カイト、剣を下ろしなさい。 「・・・・」 そう指示され、カイトは虚空の双牙をしまう。 −オルカ、ブラックローズ、彼を『蒼炎のカイト』を貴方達に預けます。 カイト、彼らの言うことを聞くのですよ。 「アアアアアアァァァァァ・・・」 そこでアウラの声は消えた。 「・・・なんか、母親みたいだな。」 「だ〜から言ってる場合じゃないでしょ!」 「あの・・・」 蒼月が申し訳なさそうにオルカ達に声をかける。 「? そういや君誰?」 「蒼月って言います。カイト君とはけっこう一緒に・・・ あ、カイト君ってあのカイト君のことでここにいるカイト君のことじゃあ・・・」 「なんかややこしくなってきたけど、要するにカイトの知り合いって訳ね。 あ、カイトってあのカイトのことでここにいるカイトのことじゃあ・・・」 「わかってるから!もういいから! それよりあいつがどうなっちまったのかが問題だ。 The Worldは、何かが起こってる。そんな気がする。」 「・・・・」 **** −グリーマ・レーヴ大聖堂 カオスゲート前 「じゃ、明日からよろしくな『カイト』。」 「アアアアアアァァァァァ・・・」 「アウラに言われたとおり、お姉さんが喋り方から笑い方まで教えるから、覚悟しときなさい!」 「アアアアアアァァァァァ・・・」 「カイト君・・・わかってる?」 「アアアアアアァァァァァ・・・」 カイトから帰ってくる返事は呻き声のみ。 「「「不安だ・・・」」」 そう思う3人だった。 −第九話 アズールオブファイア あとがき タイトル元ネタは『ブレスオ○ファイア』。 好きなキャラは3の『レイ』、3・5の『リュウ』です。 PS3で6が出るんじゃないかと期待している今日この頃。 今もなお約一週間の更新を保って(?)いますが、 そろそろヤバそうです。 打ち切りではないですが更新が遅くなりそうです。 まあ受験生なのにネットしてますが。(笑 [No.959] 2007/10/21(Sun) 18:18:26 |