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all ある雪の降った日 - 海皇 - 2007/10/21(Sun) 23:19:19 [No.960]
第6話 - 海皇 - 2007/10/27(Sat) 23:13:39 [No.970]
第1話 - 海皇 - 2007/10/22(Mon) 00:38:27 [No.961]
第2話 - 海皇 - 2007/10/22(Mon) 01:19:58 [No.962]
第3話 - 海皇 - 2007/10/23(Tue) 01:00:56 [No.964]
第4話 - 海皇 - 2007/10/24(Wed) 08:28:15 [No.966]
第5話 - 海皇 - 2007/10/25(Thu) 01:09:39 [No.967]


第4話 (No.964 への返信) - 海皇

「みんな居るんだろ?出てこいよ!」

僕は暗号の示した場所で叫んだ。
推測にすぎないが、もしそれが当たっていたのならーー

「おーい!未来だ!今年の秋に転校した椚未来だ!」

みんなが居るはず。

・・・・・・返事は来ない。
この場所には今は人が居ない。それは今日、ここ「悠久の古都 マク・アヌ」にて、あるイベントがあるからだ。
インしてる人々はそのイベント会場に行ったか、エリアにも出ているのだろう。
高級武器屋と魔法屋しかなく、何も起きないこの練金地区に来る人は全く居なかった。
広く、円形に開いた空間の真ん中に噴水があり、その噴水から飛び跳ねる水が夕日に照らされ光っている。
遮るものが何もないここは、広場から少しだけ歩いた場所に位置するホテルにあるテラスのような手すりまで行かなくとも、全体を綺麗に目で捕らえる事ができる。と、そのとき、

「・・・よく解ったな。未来」

僕の背後から聞き覚えのある声が聞こえた。
幼少の頃からつるんでいた親友の声だ。

「まさか本当に来るとは思ってなかったわ」

聞き飽きる位聞いた女の声。
図星を突かれるとすぐ怒る女の子。

振り向くと、そこには僕の4人の親友が居た。


[No.966] 2007/10/24(Wed) 08:28:15

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