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No.101に関するツリー

   黄昏が来たりしトキ 注意書き - ぶっちぁ - 2007/02/24(Sat) 14:21:11 [No.101]
黄昏 そして、また - ぶっちぁ - 2007/10/15(Mon) 20:50:31 [No.957]
黄昏 崩された絆 - ぶっちあ - 2007/07/30(Mon) 00:05:02 [No.867]
黄昏 第三相 - ぶっちあ - 2007/07/18(Wed) 17:46:32 [No.848]
黄昏 再び - ぶっちあ - 2007/07/18(Wed) 16:49:59 [No.847]
黄昏 悪性 - ぶっちぁ - 2007/02/27(Tue) 21:26:37 [No.202]
黄昏  不可解 - ぶっちぁ - 2007/02/26(Mon) 22:31:52 [No.178]
黄昏 過去 - ぶっちぁ - 2007/02/26(Mon) 18:29:46 [No.163]
黄昏 第二相 - ぶっちぁ - 2007/02/25(Sun) 00:19:24 [No.130]
黄昏 第一相 - ぶっちぁ - 2007/02/24(Sat) 23:26:51 [No.127]
黄昏 新たな敵 - ぶっちぁ - 2007/02/24(Sat) 20:43:45 [No.121]
黄昏(以下略) 再発 - ぶっちぁ - 2007/02/24(Sat) 19:51:16 [No.119]



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黄昏が来たりしトキ 注意書き (親記事) - ぶっちぁ

え〜シリアス・続編系のお話が非常に書きたくなったので、
書いてみます。

内容はクビアを倒したその5ヵ月後です。
みんな普通にプレイしています。
アウラもちょっといたり…
.hackの本編にも覆いかぶさるシーンがあるかもしれませんが、
温かく見守ってください…。オリジナル注意!!
こちらの更新は毎日まではいかないようにします…
あんまり私の作品が上にいかないように…
あ、アトリはちゃんと白ですから!!
これからサブタイトルを略します


[No.101] 2007/02/24(Sat) 14:21:11
黄昏(以下略) 再発 (No.101への返信 / 1階層) - ぶっちぁ

あれから、あれから5ヶ月たったthe world
何も変わらない、景色。

「ハセヲさん!新しく入ったクエストやりましたか?!」
前と同じく元気がいいアトリ。
「ん?どんなクエストなんだ?」
「とある神殿に行くクエストです!たどり着くにはアイテムが必要なクエストなんです…」
「へぇ、面白そうだな」「ですよね?一緒にやりましょう!!」
「いいけど、必要なアイテムって何だ?」
「えっとですね、
 一つ目は、悲しき女神の涙
 二つ目は、轟々たる十二面体のクリスタル、です!
 ほとんどのプレイヤーが探してるんですけど、
 中々見つからないんですよ…」
「だったらそんなもんやるだけ無駄だろw」
「とにかくクエスト登録しましょうよ!あと1人誰にします?」
「はあ…じゃあクーンでいいか…あいつ暇そうだし。」

―――――

「じゃあ、クエスト登録しましょう!」「クエストって何だ?」
「アイテム2つ見つけると隠された神殿見つかるんだとよ」
「む、難しそうだな(^^;)」
「じゃ、登録しましたし、探してみましょう!」「どこをだよ」
「隠されたアイテム…ならばロストグラウンドでは、と…。」
「ほお!流石アトリちゃん!」「じゃ、行くか」

――――Δ隠されし禁断の聖域

「ん〜此処には無いみたいだぞ…」「そうですか…」
「じゃあ次は…エルディ・ルーだな」
「めげずに頑張って探しましょうね!」

――――Δ隠されし禁断の冥界樹

「ここにもないな…」
「おかしいですねぇ…隠されたアイテムといえばココなのに…」
「じゃ、ここは諦めて次のロストグラウンド行くか?」
「そうだな」「ですね」

――――Δ隠されし禁断の絶対城壁

「やっぱココにもねぇぞ」
「だったらどこにあるんでしょう…?」

――――Δ隠されし禁断の飛瀑

「ないなぁ…」「ですねぇ…」

――――Θ隠されし禁断の黄泉国

「これは何処に行ってもないんじゃねぇーか?」
「いえ!確かめないとダメです!」

――――Θ隠されし禁断の意馬心猿

「アイテムではないけど、トライエッジのサインは残ったままなんだな」
「そこから何か秘密が!!」「いや、ないだろ」

――――Θ隠されし禁断の竜骨山脈

「榊さんが落ちた場所にもないなんて…」
「何か黒いけどちょっと作品違うからね!?」

――――Θ隠されし禁断の古戦場

「……」
「ここには、ないな。タウンに戻ってBBSでも見るか。
 戻るぞ、ハセヲ、アトリちゃん!」
「あ、はい!ハセヲさん!帰りましょう!!」
「そうだな…」

――――ドル・ドナ

「じゃ、俺一応ログアウトしてBBS見てくる(^^)」
そういうと、クーンはログアウトしたため、
クーンがいた場所に蒼い光がまとった。

「じゃ、俺は何かメールきてないか見てくるけど、
 アトリはどうする?」
「聞き込みしてみます!!ここで諦めるわけにはいかないんです!」
「そうか…じゃあ、気をつけろよ」

ウィィィィンッ…

――――デスクトップ

「ん、メールきてたな…送信者は…匿名?」

件名:例のクエスト
送信者:匿名

あのクエストについて話したいことがある。
買Tーバー冷酷なる彼女の紫苑にて待つ。
君には、俺のことを知っていると思う。

「誰だ…?とにかく、買Tーバー冷酷なる彼女の紫苑に行くか」

―――迫竝唐ネる彼女の紫苑

ウィィィィンッ
「やっと来たな…ハセヲ」
「な、お前、ヘテロ!?」

ハセヲを呼び出したPCはヘテロだった。
「お前に言いたいことがあった…」
「アリーナのときなら別に言わなくていい。」
「いや、アリーナの事ではなく、例のクエストだ。」
「例のクエスト?アイテムを見つけると、隠された神殿が見つかる、
 クエストだろ?それがどうした?」


「あのクエストは、今すぐやめろ。
 
 さもないと奴がまた復活、いや、再誕する。」

続く…。

これからオリジナル要素爆発します!
オリジナル嫌いなら読まないでくだせぇ!!


[No.119] 2007/02/24(Sat) 19:51:16
黄昏 新たな敵 (No.101への返信 / 1階層) - ぶっちぁ

「再誕?まさか、オーヴァン!?」
「いや、違う。彼の碑文はもうなくなった。
 消滅したから、もう彼ではない。」
「じゃあ、誰だ!」
「結構昔に、モルガナ因子とカイトの伝説を知ってるか?
 カイトは、仲間と共にモルガナ因子と戦ったことを…」
「ああ、きいたぜ。!…まさか…
 でも待て!モルガナ因子は俺たちのPCに…!」

「そうだ。だがな、あの時、ハセヲ達がクビアを倒した時、
 ”黄昏”が発動した。その黄昏が、昔のモルガナ因子のデータを、
 書き換えた。」
「じゃ、じゃあ俺たちの碑文は!?憑神は!?」
「そこまではわからないんだ。だけど、

 モルガナ因子が復活したのは、確実だ。」
「……。な、何でお前はそんなことまで知ってるんだ!?」
「俺は、モルガナの…………

ヴィンッ

「!?おい!ヘテロ!!」

―俺は、もうPCデータも何もない存在だ。
 最期に言う…黄昏が来ると、クビアもまた…

「ヘテロ…お前…!」

―これが、クエストの、アイテムだ…
 何とか、黄昏を、防いでくれ…

「…わかった。黄昏、モルガナ因子を、止めるんだな…」

―――――デスクトップ

「またメールきてる…」

件名:至急
送信者:八咫

至急ネットスラムのブリッジに集合。

「まさか、黄昏のことじゃねぇだろな…」

―――ネットスラム タルタルガ

「今回集まったのは、この『世界』に、訪れているものがある。」
「訪れているもの…?それは何ですか八咫様」

ネットスラムに集まったのは、八咫、パイ、クーン、アトリ、
エンデュランス、朔望、欅だった。

「この『世界』に、黄昏が訪れてるようだ…」
「黄昏…?黄昏ってなんですか?」
「黄昏とは…夜明け前などと意味がある…
 昔も黄昏が訪れたけど、何とか防いだって、きいたよ…」

エンデュランスが言った。すると、

「それで、黄昏がくるらしい…」
「えーと、要するに黄昏がこの世界にくると、
 とっても大変なことになるんです。悪く考えると、

 クビアの復活。または、モルガナ因子の脱碑。」

「だ、だつひ?」
「ハセヲさん達がPC内にある碑文から抜け出す可能性があります。
 あなたたちから碑文がなくなると普通のPCそのものです。」
「!!…じゃ、じゃあもう憑神は使えなくなるというんですか!?」
「可能性ですけど…黄昏がきたら一刻の終わり同然です。
 回避するには、バラバラになってしまった碑文、モルガナ因子を、
 取り戻すしかないんです、今の所。」
「私も昔、モルガナ因子を仲間と共に戦った…
 ハセヲのデータドレイン。憑神覚醒は使用出来なくなるため、
 三蒼騎士のカイトの力が必要になる。」
「じゃあ、モルガナを倒すときは、ハセヲとカイトとそのモルガナの碑 文使いがいいんだな?」
「そういう事になる…ハセヲ、辛くなるかもしれないが、
 お前しかいないんだ…全ての八相の碑文を喰らったお前がいると、 
 何かあるかもしれないからな…」
「いや、俺も気になってたからな。じゃあ、カイトにも言っておかないと、困惑するかもしれないから、俺から言っておく。」
「助かる。」

――――デスクトップ

「何だか大変なことになったな…
 モルガナを倒すには俺とカイトと碑文使いが必要になる…
 早めにしないと黄昏がきてクビアが復活…か…
 …志乃…俺はまた、長い長い戦いにいかなきゃ…
 ……メール?」

件名:トワイライト
送信者:欅

黄昏を英語でトワイライトって言います。
訳すと、夜明け前、が1番有力かな?

覚えておいてください。
今のキー・オブ・ザ・トワイライトは、ハセヲさん。
あなたなんですから。黄昏の鍵、にぎってるのは全てハセヲさんです
ハセヲさんで黄昏がくるかどうかです。
―鍵が示す道こそ世界への扉
ならば私は開けてみよう
黄昏ならぬ、深淵の世界へ。アビスワールド。
そこは誰にもわからない。
行けたとしれども人1人のみ
名はダックの女王・ヘルバのと言えずもなす。


「な、なんだこれ…全ては俺にかかってるって言いたいのか?
 でも、前とは違う、戦いだな…
 今はたくさんの仲間が俺にはついてる。
 めげない、俺は絶対、諦めない!」

続く
大変!話がめちゃくちゃ!


[No.121] 2007/02/24(Sat) 20:43:45
黄昏 第一相 (No.101への返信 / 1階層) - ぶっちぁ

―こうしている間に、黄昏はやってくる。


「ハセヲ」
「何だ?」
「第一相スケィスと思えるデータがエリア内に発見されたわ…」
「!…もう見つかったのか!」
「ハセヲ。注意しなさい、相手は自分の憑神だけど、
 もう相手や自分が困惑状態みたいだから…
 それと、データドレインされるかもしれない。気をつけなさい。
 もし、仲間がデータドレインされたなら、これを使いなさい」

パイに手渡されたもの―そのアイテムは、聖なる蘇薬と、
聖光の輪金だった。
「これは…?」
「データドレインされた人を復活させるためのアイテムとスペル。
 ……気をつけなさいよ…。
 エリアワードはΔサーバー鎌を持ち追跡するは死の恐怖よ。」
「わかった…。ありがとう、パイ。」
「ええ……」

――――マク・アヌ ドーム内

「カイト。さっき言った事は理解したか?」
「…………」「って、言っても返事ないんだもんな…。」
――スケィス戦だけはあなた達2人で行きなさい。
 他の碑文使いが行ったらどうなるかは、わからないから…
「そうだよな…カイト、行くぞ。」
「…………」

――――Δ鎌を持ち 追跡するは 死の恐怖

「エリアワードがスケィスらしいな…準備はいいか?」
「……………」

キュイイイインッ…

スケィスが空間から突如出現してきた。

「来たな、俺のスケィス!」

―ハセヲ!手加減なしよ!本気でかかりなさい!
「わかってるよ!行くぞ、カイト!!!」
「……!!」

「(こいつは鎌…鎌なら何が効く!?仕方ねぇ、接近はしない銃でいくか…)」ズドドドドドッ!

「ウガァァァァアアアァァ!!!」
「チッ…!まるで俺と俺が戦ってるみたいだな…」
 ギュンンンンッ……

スケィスのHPがデータドレインの基準を下回った。
「!今だ!撃て!!」
「ウガァッ!!!」

カイトはデータドレインを放った。
すると、スケィスは小さな石碑となって消えた。

「ハァハァ…勝った、のか…?」

スケィスだった石碑が浮く。
浮いた石碑がカイトの目の前まできた。

「…………」
カイトは無言のまま、その石碑に触れた。
すると、石碑は小さな音をだしてカイトのPCの中に入っていった。
「え!?ちょ、お前何やってんの!?」
「……あ……」「!?しゃ、喋った!?」

「あぁぁああ…喋れる…」
「なななななななんで!?何でスケィスの石碑をぉ!?」
「多分、僕とスケィスは何かあったんじゃないかな?」
「何かって何だよ…でもこれからは無言じゃなくなるんだな…」
「多分…これからよろしくね、ハセヲ君」
「な、なんか調子狂う…」

―なんかあったみたいだけど、カイトが喋ったのね。

「ま、まあな…」「じゃあ、ネットスラムに戻ろうよ!」

―――ネットスラム

「ほお…カイトが喋った…スケィスと何かの関係か、偶然か…」
「ま、とにかくスケィスを倒したんだ。あと7相……
 コルベニクはどうすんだ…?」
「そうですね・・・オーヴァンさんがいないから…倒せない…」
「じゃあ世界はこのまま黄昏るのかしら…」
「だけどコルベニクを喰らったハセヲがいる!
 なんとかなるだろ!それに最後のモルガナだし、まだ心配しなくて
 平気だろ!!」
「そ、そうね…次は惑乱の蜃気楼、イニスよ。
 アトリ、覚悟しておくのよ。」
「は、はい!」

「(スケィスは撃破した…残るは7相…
 オーヴァン、お前はどう考えているんだ?)」

続く
カイトが喋れた理由を私から…
スケィスは7相全ての碑文を喰らいました。
そのスケィスが敵となって倒したから、
碑文が完全な碑文となっているハズなんです。
完全な碑文をカイトのPC内に入ったから、カイトは今無敵に近いような近くないような存在になりました。
だから、プレイヤーがいないけど、喋れます。アウラと同じ存在かも
納得できない?すみませんでした(泣) 


[No.127] 2007/02/24(Sat) 23:26:51
黄昏 第二相 (No.101への返信 / 1階層) - ぶっちぁ

ネットスラムの中を見ていたアトリは思った。
―私の碑文―イニスと、私と戦う…
自分同士と戦う…

「…リ!…トリ!」
誰かが私を呼んでる…

「アトリ!!!」「は、ハセヲさん!!」
「ブリッジに集合だとよ。」「あ、はい!」
走ってアトリはブリッジに向かう。

「あいつ…次のイニス戦、恐がってるんだろうな…」

――ネットスラム ブリッジ

「さて、第一相スケィスを撃破しました。次はイニスです。
 イニスは、前ハセヲさんが戦ったときと同じように、 
 心の中が不安定のイニスです。
 あの時のアトリと同じようになる可能性が高いです。
 なので、今後のモルガナ戦はハセヲさんが初めてその憑神と戦った
 場面と同じような状況で戦う可能性が高いんです。」
「そうなんですか…」
「アトリちゃん?何かあったのか?」「い、いえ…」
「じゃあ、僕とハセヲ君とアトリさんで戦うんですね?」
「はい、そうなります。カイトさんはデータドレイン役、となります」
「じゃあ、イニスの潜伏データが見つかるまで、自由にしてなさい」


――――

「あの、ハセヲさん…」「何だ?」
「私、自分と戦うのが怖い…」
「自分じゃねぇよあんなの。昔の自分だったやつだ。
 もう過去を振り切った奴なら、あんなの自分とは思わねぇよ。」
「そ、そうですか…?」「そうだろw」
「ですよね!」「そのほうが、アトリらしいぜ…」
「え…ハs「イニスらしきデータを見つけたわ!
 Δサーバー惑乱なる陽炎の蜃気楼よ!急いで!!」
「ハセヲ君!アトリさん!!急ごう!」
「ああ!行くぞアトリ!」「はいっ!!」

―――Δ惑乱なる陽炎の蜃気楼

「準備はいいな?」「うん!」「はい!!」
「じゃあ、突っ込むぜ!」

イニスとのバトルフィールドは、何故かスケィスとは違った。
学校の、教室のような風景を回りに張り巡らさせたフィールドだった。
「!!あ、ああ…」「アトリ!!気を強くもて!」
「先にいくよ!たぁっ!」
カイトが先走ってイニスに攻撃をした。
だが、ダメージは0だった。

「!?全然きかないよコイツ!!!」
「アトリ!イニスを倒すにはお前の心強さが必要なんだ!
 お前は、振り切ったんだろ!過去を!
 未来に、生きるんだろ!忘れたのか!?」
「……!ですよね…私、頑張ります!!」
ガキィィィィンッ
「!!ダメージが当たったよ!!」
「アトリ、回復たのむな!!」「はい!」
「おらっ!!」「せいっ!!」
ダメージを与えつづけることおよそ10分。

ギュイイイインッ…
「カイト!今だ!撃ちやがれ!!」
「うん!」

カイトの手から放たれたデータドレインは、イニスに当たる。
すると、イニスは、宝石・ダイヤモンドとなって消えた。

「次は…宝石…?」「!宝石って事は!!」
「な、なんだよパイ急に…」
「前にとある資料を呼んだの…

スケィスは完全ある存在だからこそ石碑に戻し
イニスは蜃気楼だからこそダイヤモンドと姿を変え、
メイガスは草であるこそエメラルドとなり、 
フィドヘルは預言者であるからこそ私はトパーズとした。
ゴレは双子の赤青ならば私はパールとする
マハが薔薇ならばルビーと私は決める
タルヴォスが復讐ならば、黒真珠としよう。
コルベニクが再誕であるからこそ私はサファイアにした。

って資料をCC社のファイル倉庫で読んだことがあるわ…
まさかそれに関係しているのかしら?」

「何でスケィスだけ石碑に戻すのかな…」
「……アトリ、そのダイヤモンドはお前が持ってろ。」
「これ、何か暖かい…力が溢れてきます…」
「じゃあ、倒したことだし、タウンに戻るか…」

――ネットスラム

「次はメイガスです。メイガスは増殖なので、自分の器と戦わせる
 こともあるかもしれません。」
「あちゃー、これはまた迷惑な能力だこと(^^;)」
「増殖しようが俺たちは目の前の敵を倒すことだけだ。」
「そうだね…ボク達には今、それしか出来ないから…」
「じゃあ、俺落ちるな。」「じゃーなハセヲ!」

――デスクトップ

「あ、メールきてる…」

件名:深淵
送信者:カイト

僕たちって悪い事、してないよね?
これは、正しい事だよね?
モルガナ倒して本当に黄昏回避なんか出来るのかな…
ゴメン、なんか弱音吐いちゃって(^^;)
今度、大事な話があるから、暇があったらメールで呼んでね。
それじゃあ、今日は…おやすみ…

「あいつ……大事な話か…明日にでもメールしとくか…」

続く
グダグダぁぁぁああ!!!


[No.130] 2007/02/25(Sun) 00:19:24
黄昏 過去 (No.101への返信 / 1階層) - ぶっちぁ

―て……けて…助けて!

だ、れだ?

―わた…は……!

おい!待て!待ってくれ!!


「ハセヲさん!」「うぉっ!」
「どうか、しましたか?」
「い、いや、今日は調子わりぃのかな…俺…」
「なら、今すぐログアウトして休んでください!!」
「それは、出来ねぇんだ。モルガナの事もあるし、今日は…」
「今日は?何かあるんですか?」
「まあな…じゃあ、時間だから、行くな俺。」
「気をつけてくださいね、ハセヲさん!」



「あ、ハセヲ君…」
「待たせたな。それと、俺のこと、呼び捨てでいいぜ?
 何か、あれだろ。一緒に戦うんだ。君付けとかあんま好きじゃねぇからな俺w」
「そっか…じゃあ、行こうかハセヲ!エリアワードは
 柏iみ行く我らの思念体!」
「おう!」

――柏iみ行く我らの思念体

「で?話ってなんなんだ?」
「今の、モルガナ戦のことさ。
 正直に言うけど、僕がデータドレインできるには、理由がある。」
「腕輪…?」
「ハセヲには見えないか…一応腕輪、あるんだ。
 この腕輪のおかげでデータドレインが出来る。
 だけど、僕が昔クビアを倒すとき、腕輪の力で倒したんだ。
 それで、腕輪は無くなった。そのまま、コルベニクと戦った。
 ハセヲが倒したクビアの倒し方は、碑文の力を合わせたんだよね?」
「まあ、な。それが、どうしたんだ?」
「もしかしたらだけど、碑文の力でクビアは倒せないと思うんだ。
 黄昏でクビアがまた復活する。データを書き換えて。  
 そう簡単には倒せないように書き換えたかもしんない、 
 だから、今回のクビア戦は腕輪の力が重要されると思う。
 その場合になったら、ハセヲ。
 
 僕の腕輪を壊してくれる?」

「!…腕輪とクビアは、表裏一体だからか?」
「うん。闇に対するは光、だから。ただ、
 コルベニクは、わからない。」
「そうだな…コルベニクは…」

コルベニク…オーヴァンだもんな…

「でも、腕輪、壊した後、アウラにまたもらったんだ。
 今の僕たちにはアウラがいる。」
「アウラ…眠りについた存在じゃないのか?」
「そうだけど、モルガナの波には気づくと思う。
 前みたいに、アウラは死なせない…!」
「そうだな!次のモルガナ戦―メイガスにも勝つぞ!!」
「うん!!」

中途半端に終わった

うぐぁぁ。こんなぶっちぁですが、見守ってください(><)!!
実は、この話のパロディー編を考え中。
パロ!?いいんじゃね!?とか思う人!
何かコメントくださいぃいい


[No.163] 2007/02/26(Mon) 18:29:46
黄昏  不可解 (No.101への返信 / 1階層) - ぶっちぁ

デスクトップにメールの音がなる

「ん…誰からだ…シラバスか…」

件名:またまた 
送信者:シラバス

新しいタウンだって!急だけど@HOMEも移動させるね!
だけど、何でまた急にタウンなんかが?
ま、後で@HOMEにきてね!

「(新しいタウン!?まさか、CC社も気づいたのか!?
  まあ、いい…@HOMEに行くか…)」

――新しいタウン―――Λ(ラムダ)レイ・ヴァーリ――

「ここが…レイ・ヴァーリか…遠い未来なタウンだな」
レイ・ヴァーリは、遠い未来を感じさせるタウンだった
地上にはビルのようなのがいくつも建っており、
とてつもなく高いエレベーターで、中が見えるような仕組みだった

「確か、@HOMEは、高層ビルの15階だったな…」
このレイ・ヴァーリは最高20階まである。
その内、カナードは15階だった。
ちなみに、ショップは2階から5階。
後は専用ギルドのフロアだそうだ。

「あ!ハセヲ!見てみて!これが新しい@HOMEだよ!!」
「うわっ!こ、これはパーティー会場みてぇなもんだろ!!」
「ハセヲがアリーナトーナメントで3冠とったからだぞぉ!」
「(わけありだけどな…)へぇ…」
「さ!グランティに話し掛けてギルドの更新手続き終わらせよ!」

 ギルドの更新手続き完了!

「これでお前等くされ人間はこのギルドで活動できるようになったブヒよ!感謝するブヒ」
「あ、あれ。なんか僕たちも入ってない?」
「シラバス!そんなことよりクエストやろう!」
「あ、ハセヲ!引越し祝いにクエストやろうよ!
 クエスト屋は7階だからね!」

本当、あいつらは勝手だな…ま、いいか…



「ん?まったく新しいクエストだな…
 『黄昏からこの世界を守れ!』…!?黄昏!?」
「え?ハセヲこのクエストもうやっちゃったの?」
「い、いや、何でもねぇ。
 (何でクエストに黄昏のことが…!?)」

「えーエッヘン!今回クエストを出したのはこのワシ。レカじゃ。
 黄昏からこの世界を守るというか、
 黄昏に扮したモンスターを倒すだけじゃ!」
「(な、何だ…それだけか…)じゃあ、行くか」

――Λ哀れな彼女の合わせ炎

「!?な、なんだ俺たち…違うキャラになってないか!?」
「あれれれ〜?おいら、何か猫PCだぞぉ?」
「僕は…腕から羽がはえてるキャラだよ!ハセヲは!?」
「お、俺は…か、カイト…トライエッジの…」

何でだ!?何でカイトの格好を!?
だけど、ツギハギじゃないし、腕輪が微かに見える…腕輪!?

―この腕輪のおかげでデータドレインが出来る。
 だけど、僕が昔クビアを倒すとき、腕輪の力で倒したんだ。

もしかして、その腕輪が…!?

「ねぇハセヲ!前見て!大きいモンスターがいるよ!」
「!…く、クビア…?…」
「クビアぁ?な、なんか強そうだぞぉ…」
「お前等!全力で倒さないと死ぬぞ!」
「えぇ!?だってこれ僕じゃないよ!」
「なななんで猫なんだぁぁ?」
「いいから!アーツ使えるだろ!手加減すんなよ!!」
カイトの格好になったハセヲ、バルムンクの姿になったシラバス、
ミアの姿になったガスパー。
そして、目の前には最大の敵―クビアが佇んでいた。

「うわ!こ、コイツ強いよ!」「あわわわわ…」
「逃げ腰になんな!夢幻繰武!!」
かなりのダメージが当たったのか、うめいている。
「ぎ、ギリウスラッシュ!!」
「ぎ、ギガノドーン!」
シラバス、ガスパーも段々慣れてきたようだった。
その戦いを続けること10分

「はぁはぁ…こいつ、HPが回復してて、勝てっこないよ…」
「こ、こんなクエスト初めてだぞぉ…」
「(こんなときはどうすればいいんだ!)」

――だけど、僕が昔クビアを倒すとき、腕輪の力で倒したんだ。

「(!!そうだ、腕輪だ!腕輪を破壊するんだ!)
 シラバス!俺のこの腕輪が見えるか!?」
「腕輪!?…うん!見えるよ!」「腕輪を壊せ!」
「えっ!?」「いいから!お前が出来ねぇなら俺がする!」
「待ってハセヲ!僕がやるよ!

 たぁぁぁあああぁぁああああ!!!!」

ガキィィィンッ
シラバス、バルムンクが所持していた剣で腕輪を破壊させた。
すると、腕輪が光った。

「グォォオオオオォオオオオ…」
クビアは雄たけびをあげ、砂のように散った。

「はあはあ…こ、こんなに疲れたクエスト、初めてだよ…!」
「そ、そうだねぇ…じゃあ、タウンに戻ろうよ!」
「(何だこのクエスト…クビアが何で…!?)」

――Λレイ・ヴァーリ
「クエストご苦労様じゃ!これが報酬じゃ!」
その報酬は深淵の書というものだった。

「じゃ、ハセヲ!今日はありがとう!またね!」
「まったね〜ん!」
と言い残すと、青い光につつまれ、消えた。ログアウトをしたのだ
「(このクエスト…意味がわからねぇ…
 CC社の陰謀…とも考えれる…ん?
 『黄昏からこの世界を守れ!』でクビア?
 じゃあ、黄昏はクビアなのか?いや、そんなわけないな)
 今日は、もう終わろう…」

ハセヲはログアウトをし、メールチェックをした。
(ん?メールきてるな)

件名:大変だぞぉ!!
送信者:ガスパー

あのクエストやってからシラバスが病院に運ばれたって連絡が
きたぞぉ…も、もしかして未帰還者…じゃないよねぇ?
おいら、心配だぞぉ…
おいら、シラバスの看病とか行くから、当分ログインできないぞぉ…
ごめんな、ハセヲ…

(!?シラバスが病院!?やっぱあのクエストが関係してるのか!)

すると、また新しくメールが1通きた。

件名:最大の危機
送信者:欅

ほとんどのプレイヤーが新しいタウンのクエストをプレイして
病院行きになってる人が多いようです。
あの、クエスト、実はCC社がつくったものでも無いみたいです。
八咫さんも、こんなクエストは初めてだとか言ってましたし…
今後一切あのタウンでのクエストはしないでくださいね。
タウン自体は問題ないんですが、クエストから怪しいデータが…
データ名が、AIDA、なんです…
再誕の発動で全てのAIDAは駆除できました。
ですが、憑神の影響で、またAIDAが復活し始めました。
気をつけてください。ハセヲさん。
何かまたありましたらメールします。

(AIDA!?再誕の発動で消えたんじゃないのか!?
 シラバスや他のPCまで病院行き…何でだ!?
 黄昏のせいか!?落ち着いてられねぇ
 今すぐにでもモルガナをたおさないと…!)

続く
すごい展開になってきたぁぁぁ
長い長い話になるかもですが、見て、読んでくれないと
イニスのように叫びます(やめろバカ


[No.178] 2007/02/26(Mon) 22:31:52
黄昏 悪性 (No.101への返信 / 1階層) - ぶっちぁ

あのクエストをしてから、病院行きのプレイヤーが増えてきた。
原因はよくわからないが、AIDAというデータ名だった。
再誕の発動によってAIDAは消えたハズだ…

「メール…誰からだろな…」

件名:アトリ
送信者:行きましょう!!

レイ・ヴァーリでまた新しいクエストが入ったみたいなんで、
やりましょう!
誰かもう1人いれておいてくださいね

「(!あそこのタウンのクエストはやっちゃダメなんだったな…)」


―Λレイ・ヴァーリ

「あ!ハセヲさーん!こっちです!」
「あ、アトリ…!実は…」



「そ、そうだんったんですか…じゃあ、レベル上げにでも行きましょう! レベルの上限が200になったんですし!」
「そ、そうだな…じゃあもう1人は…クーンでもいいか」
「じゃ、カオスゲートに行きましょうか!」


「よし、じゃあエリアワードは…Λ救済なる残酷の有耶無耶だな。」



「わあ…ここは変わったフィールドですね…東京の街みたいだけど、
 何か文字化けしてて、空に亀裂が走ってる…」
「痛々しいフィールドだな…」
「(クエストやエリアにも問題が!?)じゃ、行くか」

――

「きゃっ…こ、このモンスター六角形に覆われていませんか!?」
「こんなモンスターどうやって倒すんだ!?」
「憑神覚醒でデータドレインするしかないだろ!」
「わかりました!」

何故かわからないが、六角形を纏ったモンスターが現れた。
名前やHPも文字化けされていた。

「なんなんだコイツ…!」
「テンションゲージ貯まったぞ!」


「はぁ…このモンスターは初めてですね…」
「こいつはモンスターじゃねぇ…バグでもない…黄昏が来るからだろ」
「黄昏か…メイガスはいつになったら来るんだろうな…」
「あ、そうだハセヲさん!クーンさん!
 アリーナでまた新しいトーナメントが来週開始されるみたいです!
 名前は藍靜宮みたいですよ!」
「らんせんきゅう…?CC社も大胆だな(^^;)」
「ハセヲさんは出ないんですか?3冠とったからってBBSでは
 キボンヌとか書いてありましたよ!」
「いや、俺は事情があって出ただけだし…
 今回はないと思うけどな…」
「そうなんですか…あ、獣神殿ですよ!!」
「薄気味悪いエリアから早く帰ろうぜ!」

―獣神殿

「さ、宝箱開けて帰りましょ!」
「そうだな……な、何か今いなかったか!?」
「いや?何も見えてないけど…」
「気のせいですよ!」「そうか…」

閃光の耐鎧を手に入れた

「じゃ、帰るか」「ハイ!」

「ハセヲ!後ろだ!!」「!?」
ハセヲの後ろにはAIDAのような物があった。
「あ、AIDA!?」
「危ない!!」
AIDAのような物はハセヲに向かった、が
アトリがかばった。

「あ、アトリ!?」「ハセヲ!アトリちゃん連れてココ出ろ!
 俺が憑神で…あ…ないんだった…」
「クーン!プラットホームまで走るぞ!」「了解!!」
「は・・・ハセ…「喋るな!!」


ズガァァァァァァァァンッ
物凄まじい音がたった。
音をたてた人物は―――

「か、カイト!」
「今データドイレンするから!」

キィィィィィンッ…
データドレインを発動させる音が響く。
「たあっ!!」

「アトリ!アトリ!!」
「ハ…セヲ…さん…あれは…AIDAじゃ…な…いで…す…」
「!?じゃあ何だ!?」
「あれ…は…」と言うと、目を閉じ、声も聞こえなくなった。

「アトリ!?アトリ!!」
「もしかしたら、アトリさんが言いたかったこと…
 AIDAじゃないアレは、

 モルガナ因子――メイガスの彷徨った碑文かもしれない。」

「メイガスの碑文!?」
「でも、黒かったぞ!?黒い斑点が碑文なのか!?」
「黄昏がデータを書き換えたんだ。悪性変異って言葉知ってる?
 もしかしたらメイガスは悪性変異に…」
「そ、そうなのか…じゃあ、メイガスは!?」
「メイガスをデータドレインしたんだよな?
 じゃあ、アトリはどうなるんだ?」
「次のフィドヘル戦に意識が返ってくるか、
 
 永遠にないか…「てめぇ!!!」「落ち着けハセヲ!!!!」
「でもまだ選択肢はあるよ」「何だよ」

「僕が消えることでアトリさんの意識が戻るかもしれない。」
「…お前が消えてアトリが意識戻る。
 だけど、そんなやり方は嫌いだ。誰かが犠牲になるのはな」
「じゃあ、フィドヘル戦に帰ってくることを望もうよ。」
「ハセヲ、俺たちにはそれしかない。願うしかないんだ」
「……わかった…」
「じゃあ、僕先にタウン戻るね…」
「俺も、戻ってるな…ちゃんと戻って来いよ…」

「俺はまたアトリを意識不明にさせた……
 今度こそは守ろうと思ったのに…畜生!!!
 アトリィィイイィイィ!!!!!!」
ハセヲはフィールドで1人ポツンと叫びながら、涙を流した。



「なあ…」「何?」
「何であれがメイガスだってわかったんだ?」
「ああ、それはね…

 やっぱ秘密!言わない」
「な、なんだよそれ!!」
「まだ、言えない…」
「お前まだ色んなこと知ってるんだな…」
「まあ、ね…」
「じゃあ俺落ちるわ」「じゃあねクーン
 ……メイガスの次はフィドヘルか…」


終わり
いやだわ〜アトリさんんんんん…


[No.202] 2007/02/27(Tue) 21:26:37
黄昏 再び (No.101への返信 / 1階層) - ぶっちあ


「今ここに集まってもらったのは他でもない。
 次のメイガス戦で調べたのだが・・・

 未帰還者が出たそうだ。」

「なっ・・!未帰還者だと!?」
八咫の言葉に反応したのは、ハセヲだった。

「私が調べて出た未帰還者の中に・・・
 
 シラバス というPCがいた」
「!・・嘘だろ・・!!」
クーンが言うと、
「じゃあ、アトリは未帰還者じゃ、ないんだな?」
「現時点ではな・・メイガス戦で時機に回復するだろう。
 だが、次のメイガス戦・・・

 多少手こずるかもしれないからな」

「ああ・・わかった・・」



Λサーバー 宿命の孤高なる騎士

「はあ・・」
どうしてか気が重い
メイガス戦だからか?シラバスが未帰還者になったからか?
わからない

「あ、ハセヲにいちゃん・・・」「!」
振り向くと、後ろには朔望の望が。

「望か・・どうした?こんなレベル高いとこで」
「ハセヲにいちゃん・・・元気出さないと、
 アトリねえちゃんに、言われちゃうよ・・
 元気出しなさいって・・」
「!!」

俺は仲間に心配かけさせていた
それも、小さな子供に

「ハセヲにいちゃんが元気ないと、
 みんな、元気ない・・!
 だから、次のメイガス戦、頑張らないと・・・」

「ハハハッ・・・ありがとうな。望」
「・・・・・うん!」

俺は、頑張らなきゃいけないんだ
俺は、今まで色んな奴に、はげましてきた
その俺が、へたれてたら、
みんなが心配するんだ・・・・

アトリ・・シラバス・・・
俺、頑張ってやるよ

またこのthe worldを平和にしてやるから



アトガキ
久々の更新・・・
話が自分でもわからない。。。
でもこの作品は必ず完成させたいです!!


[No.847] 2007/07/18(Wed) 16:49:59
黄昏 第三相 (No.101への返信 / 1階層) - ぶっちあ

「ついに、この時が来ましたね・・・」
欅がそう言うと、

「ああ、そうだな・・・

 メイガスと、戦うんだな・・
 準備は整ったか?クーン、カイト」

「ああ、俺はもうバッチリだ!!」
「うん、僕もいつでも!」

「じゃあ、ハセヲさん、クーンさん、カイトさん!
 頑張ってきてくださいね!


 精々死なないように♪」
「お前も言うようになったなw」
「縁起悪いこと言うなー!」「アハハッ」

こんな会話
ただの落ち着きを取り戻すため
本当に笑ってるワケではなく、ただの

作り笑い

だって、今これから

哀しい戦いが待っているから


Δ増殖された新緑の自然


「なあクーン・・・後悔してねぇのか?」
「何がだ?」
「自分自身と戦うこと」
「そういうお前はどうだったんだ?」
「俺は・・・ちょっとだけ辛かった・・けど、
 勝たなきゃ次に進めないから・・」

「俺も、お前と同じさ」「!」
「俺かて、恐怖とか感じたさ
 でも、俺が『俺』を倒すには、進むしかないだろ?」

「クーン・・!」
「ねぇ!あの黒い斑点って、メイガスじゃない!?」
「何だと!」
「もうあっちは準備OKみたいだぜ!」
「ハセヲ君!」

「いくぞ、みんな!!」

「「ああ!」」

黒い斑点―――メイガス
斑点から変形し、クーンの憑神のようなカタチになった
だが、灰色表示になっていた

「コイツ、なかなかやるな・・」
「流石俺だな!おりゃっ!」

クーンの銃で攻撃をするも、これといったダメージは当たらない
小さいダメージの繰り返しでも、攻撃をしていった

「よし!いけカイト!」「うん!!

 はぁぁぁああああ・・・・・はあっ!」

カイトの腕には長めの六角形に包まれ、
その手からは、光球が放たれ、
メイガスに当たる

「やったか・・・」
「結構キビしかったな・・・(^^)」
「・・・・・・・」「どうした?」
「あ、いや何でもないよ!」
「・・ふーん」「ハセヲ!カイト!!」
「「!」」

クーンに呼ばれ、振り向くと
メイガスが。

「なっ・・今倒したんじゃないのか!?」
「ハセヲ君・・・・

 メイガスは、増殖だよ!」
「あっ・・って事は、永久に戦うのか!?」

――ハセヲさん!

「!この声は・・欅か!?」

――はい、僕です このメイガス戦ですが・・・

「な、何だ!?」



――憑神は、自分自身、ですよね?

「ああ、だから何だ・・・・・・・・まさか!」







―――― クーンさんを、倒せば メイガスも消えます



「・・・・!!」

「・・・・」「・・・・・」

「う、嘘だろ?」

―――メイガス戦に勝ちたいのなら、クーンさんを・・・


 倒してください。


「!!・・・・ど、どうして・・・」

「俺が消えればメイガスもいなくなるってか?」「!!」

「そ、そんな・・・そんな事は・・」

「で、でも!お前が死んだら・・!」
「ハハハッ、死なないって!なんてったって俺は

 増殖のメイガスを持ってたんだぞ!安心しろって!」

「それはお前の中に憑神がいたからだろ!!! 
 今はそんなもんいねーんだ!!」 ギュッ

「ハセヲ君、やらないと、みんな死んじゃうよ!」
「ふぅ・・ハセヲがやらないって言うんなら・・・

 俺が『俺』を殺すよ」

「・・・・わかった。俺がやる」

「そう言ってくれると思ってた。カイトも手伝え」

「あ、うん・・・・」
「・・・いくぞ、カイト・・・」チャキッ
「うん・・・・・」チャッ

「じゃ、来な!!」

「うおおおおおおおおおお!!!!」
「はああああああああ!!!!」

ドサッ・・・・・

「く、クーン・・・」「くっ・・・・・」

サァァァァァァー

メイガスはクーンが斃れたと同時に灰になり、
そこから淡く緑色に輝くエメラルドが現れた。

「エメラルド・・・」
「メイガス似ってのは憎たらしいね・・・」
「・・・・・・おい、カイト・・」「へ?」
「後ろ」「ん?」

「よっ!」

振り向けば、にこやかに笑うクーンの姿が

「く、クーンさん!」「お前・・・!」

「増殖、しちまった!」

「・・・・・・ばっかやろー!」
「心配しちゃったじゃーん!」
「アハハッ、すまねーな」

そこのバトルエリアには
笑顔が輝く三人のPCと、
光輝くエメラルドの姿




アトガキ
メイガス篇おわつた!
長いなぁ・・・・


[No.848] 2007/07/18(Wed) 17:46:32
黄昏 崩された絆 (No.101への返信 / 1階層) - ぶっちあ

これまで、ハセヲ達は第一相スケィス、第二相イニス、
第三相メイガスを撃破。
スケィスを撃破した後、蒼炎のカイトのボイスが復活。
イニスを撃破後、ダイアモンドが姿を現し、
メイガス撃破後、エメラルドが姿を現した。

黄昏が来たりしトキ――the worldの崩壊






「あ、ハセヲー!」
ハセヲの背後、とはいかないが後ろ遠くから聞きなれた女性の声
「ん・・・揺光?」
声をかけた女性PC―――揺光だった

「よっハセヲ!今暇か?」
「んー、暇、だな」
「!じゃあ、レベル上げ手伝ってくれないか!?
 新しくトーナメントやるらしいからさ!
 それに、アタシ出ようと思っててね」
「ああ・・そういやぁ言ってたな・・
 (AIDAが出なきゃいいけどな・・)」

「じゃあ、レイ・ヴァーリのカオスゲートに行こうか!」
「あ、オイッ!!」
揺光に腕を引っ張られながらもついていくハセヲ


Λサーバー レイ・ヴァーリ

「じゃあ、準備は整ったね?えっーと、エリ「ちょっと待てよ」
「な、なんだよ」
「俺たちだけじゃ少ないだろ 後一人呼ばな「ハセヲ・・・」
「?どうした、揺光?」

「最近、お前にショートメール送っても返事、
 よこさなかったよな・・・」
「そ、それは、俺だって忙しいし・・・
 そんなに


 暇じゃねーんだよ」

「! そーかい・・そーかいそーかい・・

 じゃあ何でシラバスは未帰還者になったんだよッ!!!!」

「!!! お前、知ってたのか!」
「ハンッ・・・だってアタシはシラバスの友人だからな

 とにかく、答えろよ!!!
 
 どうしてシラバスは未帰還者になったんだよぉ・・・」

叫びながら泣き崩れていく揺光。
その姿を見たハセヲは――――――

「俺だって、俺だってなぁ!
 シラバスの事、助けたかったよ!
 未帰還者だ、って聞く前に、一緒にいたからな!!!
 なのに俺は未帰還者にならねぇ!!
 そんなの、そんなの、


 おかしいだろ!?

 何でアイツが未帰還者にならなくちゃいけねーんだ!
 ずっと一緒にいたハズの俺が!!

 どうして・・・・・・・」

顔を下に向け、蹲るハセヲ
お互い、妙な空気に包まれている
もちろん、周りには一般PCもいる

ポーンッ

「・・・・・・・・・」

それに確認したハセヲは

「・・・じゃあ、俺、行くから」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
無言が続く揺光。だが、

「なあ、ハセヲ・・・・・・」
「・・・・何だ」

「どうしてアトリも、

 未 帰 還 者 に な っ ち ゃ っ た ん だ ? 」


揺光の言葉は、ハセヲの胸に重く、深く突き刺さる



ドウシテ『アトリ』モ、
 ミ キ カ ン シ ャ ニ ナ ッ チ ャ ッ タ ン ダ ?

ドウシテ?ドウシテ?ナンデ?ナンデ、

 『オレ』ジャナクテ、『アトリ』ナンダ?




     ナ      ン       デ    ?





狂ったかのように、ハセヲは

「フフッ・・・アハハッ・・・


 どうして俺は、未帰還者に、ならないんだろうなぁ!?

 アハハハハハハハッ、何だと思う?揺光?」

笑い出し、『何で』と思ったことを冷たく揺光に聞くハセヲ

「は、ハセヲ・・・・・?」
「アハハハッ・・・・・


 俺だったら、よかったのになあ!!!!!」

狂う様に笑い終えた後、怒りの言葉が揺光に向けられる

「ッ!」

怯えたかのようにログアウトする揺光

「逃げなくてもいいじゃねぇかよ・・・・・・・」

未だに狂ったままのハセヲ

ポーンッ

再び、ショートメールの音が鳴り響く。わずかに。

「っ!ショートメール?誰からだ?」

さっきまでのハセヲは消えたように、
『いつもの』ハセヲになった

「あっヤベ!早くしねーとパイに怒鳴られるw」

カオスゲートに走り、転送していったハセヲ











この様子を見ていたPCが、ハセヲの後をつけた――――








@アトガキ@
ハセヲが狂い始まりました
なんか、長くなりそうなお話つくっちゃったわw
まあ、暖かく見守ってくれたら、嬉しいです(*^-^)

↓読みたい人は、どうぞ↓






ネタバレ、ですよ?




































@何故、ハセヲが狂ったかというと
その悪戯の正体は、とあるモルガナ八相です

@後をつけたPC
今後の話に関わるPCですよ
まだ、言えませんけど(ならいうな)
でも、よく覚えていてくださいね


[No.867] 2007/07/30(Mon) 00:05:02
黄昏 そして、また (No.101への返信 / 1階層) - ぶっちぁ

俺は・・・どうして俺は・・・

みんなに迷惑かけちまうんだろうな・・・

志乃・・・俺・・・どうしたらいい?


黄昏――そして、また


今日もまた、the world にログインする
モルガナ因子を倒すために
アトリ、シラバスを治す為に・・・・・・

ネットスラム タルタルガ

「はあ・・・」
ため息を発したのは、白いPC ハセヲ
その息はとても重かった

「(俺は・・誰一人も守れちゃいねーんだな…)」

ポーンッ

「(ん・・・ショートメール?誰からだ・・・?

  志乃!?)」

ハセヲへ
今からちょっと付き合ってくれないかな?
Λサーバーのタウンで待ってるからね  


「(レイ・ヴァーリか・・・)」

カオスゲートに向かったハセヲは、
志乃との待ち合わせ場所―レイ・ヴァーリへと向かった


Λレイ・ヴァーリ

「あ、来たね ハセヲ」
「ああ・・・どうかしたのか?」
「最近、元気がないみたいだから、
 私と一緒にクエスト受けない?」

「クエスト・・・ああ、いいよ」

このときのハセヲは
このタウンでクエストを受けてはならない という忠告を
忘れていた――――

Λ陽気なる美しき妖精

「えっと・・このクエストはね・・・・・・あ!」
「!」

ドガッ

謎の物体がハセヲにぶつかり、画面が反転した

「だ、誰だ!」
「このクエスト限定アンラッキーアニマルっていうらしいけど・・・・スゴイ速さだから姿は見えなかった・・・」
「そうか・・・じゃあ、追いかけるか」
「ハセヲ・・・ゆっくり、行こうね」

「!・・・・・ああ」


―――探し回ること5分

「みつからねぇな・・・どこいきやがった?」
「んー…いないね…………あ!あれだよハセヲ!」
「どこだっ!?」
「あの丘の上に影が!」
「よしっ!!









 ってこれアンラッキーアニマルか!?!?」

「あのヒトはアンラッキーアニマルっていってたよ」

そのアンラッキーアニマルとは
志乃に似たアニマルだった

「(け、けれねぇ!!!)」「さ、蹴ろうよハセヲ」
「し、志乃・・・!」
「ん?なぁにハセヲ?」

「け、蹴れません・・・」

「・・・・・・・・・・・・・」

「(え、何この無言!!!)し、し「ありがとう、ハセヲ」



 え?志乃?」

「これは、パートナーの相性を調べるクエストなんだ。
 もしこのアンラッキーアニマルを蹴ったら、
 相性は、ゼロ
 蹴らなかったり、去ろうとしたら、

 相性はバツグン、なんだってさ」

「え・・・・・・えぇっ!?(照)」

「フフッ・・・じゃあ、タウンに戻ろうか」

「え、あ・・・ああ///」

Λレイ・ヴァーリ

「はい、ハセヲ」 「え?」

愛の双剣を手に入れた

「えぇ!?え、あ、えっ!?」

「大丈夫、レアな武器なんだよ」
「れ、レアとかじゃなくて・・・(名前がァァ!!)」

「じゃあ、ハセヲも元気になったみたいだし・・・
 またね、ハセヲ」

「あ、ああ・・・//////」


――――――――――

「(志乃・・・積極的すぎだろっ!)」

「ハセヲ!!!!」

「わあああああっ!!!な、なんだよクーン・・・」


「落ち着いて聞けよ・・・」
「な、何だよ」




















「志乃さんが行方不明だそうだ」


























「なっ・・・・・」








嘘だろ!?









終わり


[No.957] 2007/10/15(Mon) 20:50:31
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