[ リストに戻る ]
No.1093に関するツリー

   .hack//七神武具の伝説1話 - 黒忍冬 - 2008/02/26(Tue) 20:19:26 [No.1093]
Re: .hack//七神武具の伝説2話 - 黒忍冬 - 2008/02/26(Tue) 20:19:54 [No.1094]



並べ替え: [ ツリー順に表示 | 投稿順に表示 ]
.hack//七神武具の伝説1話 (親記事) - 黒忍冬

(ふんふ〜〜〜〜ん♪今日の俺は気分がいいぜ!)
この物語の主人公である「早瀬 純(17)」はスキップをしながら高校の階段を上がっていた。
「お!純〜〜〜!今日はいつになく早い登校じゃねぇか!!」
階段の上から声がした。純は声のした方に向く。
そこには純の友達でありクラスメイトの「松原 健一(17)」が立っていた。
純と同じくこれから教室に向かおうとしていたところである。
健一「早いな〜〜〜なんか良いことでもあったか?」
純「まぁな〜〜〜(笑)」
純が健一の隣まで追いつくと二人は並んで教室に向かった。
健一「なにがあったんだよ・・・?まさか・・・例のソフトが手に入ったのか!!」
純「例のソフト・・・ああ、あの18禁のやつか。あれじゃねぇよ、馬鹿」
健一はがっくりした。当然と言えば当然だ。
純「ほら、あれだよ。今大人気のオンラインゲーム」
健一「ああ、・・・確か.hackっていう名前のゲームだったっけ?」
健一が純の方にも向かずに適当に答える。先ほどの出来事がまだ応えているようだ。
純「そうそう。あれが昨日やっと手に入ってさ。今日帰って早速プレイするんだ」
純は笑顔で答える。かなり楽しみなようだ。
健一「でも確かあのゲームって悪い噂ばっかりだぜ?」
健一が純に向かって言う。純は顎に手を当てて考え出した。
純「・・・・確か、あのゲームをした人達が何人も病院に運ばれて、
今も意識不明の重体になってるっていう噂だろ?噂は噂。
そんなの現実に起こるわけ無いじゃん。たかがゲームだぜ?」
純が健一に向かって言う。純はこの噂を信じてないようだ。
確かにこの噂を信じるにはちょっと馬鹿げている話だ。
健一「まぁ噂だからな。とりあえずお前も気を付けた方が良いぜ」
純「ご忠告どうもありがとう。っと・・・着いたぜ」
純と健一は教室に入る。純はクラスメイトと適当にあいさつして、自分の席に着く。
ほどなくして先生が教室に入ってきた。・・・そこから授業が始まる。・・・・・・
放課後。純はさっさと帰り支度をしてものすごいスピードで階段を下り、
下駄箱に辿り着く。そこで靴を履き変え、ダッシュで家に帰った。
・・・・さっそく、パソコンを起動し、.hackのソフトをインストールする。
・・・・・始まった。ゲーム画面だ!!!
声「.hackをご購入していただきありがとうございます。早速ですがあなたの分身を作成してください」
純はパソコンをみながら考える・・・。
純「よし、キャラはこのおとなしそうな少年にしよう。
クラスは・・・う〜〜〜ん・・・双剣士かなぁ・・・それとも剣士・・・う〜〜〜・・・悩むな〜〜〜」
ふいに取扱説明書が純の目に映る。純がページをパラパラめくっていると、ヒントのページに辿り着いた。
純「何々・・・キャラは二度と変更できないので注意しましょう。
また、職業はクラスチェンジというのがあり、
その職業からしかできないクラスというのもありますので、
これもまた注意して選びましょう・・・か。ん?例が載っているな。
剣士からは騎士か。双剣士からはシーフ・・・ね。呪紋使いからは魔導師。
重槍使いからは軽槍使い・・・最後に重剣使いからは傭兵・・・・か〜〜〜!!・・・よし。
初めだしバランスが良いって書いてる双剣士にしてみるか。
あとはキャラの顔にかっこよくメイクしてと、マークとか刺青っぽいやつも入れて・・・よし、完成だ!!
これを登録っと」
純が手際よくキーボードを叩いていく。純はパソコンの操作にはかなり慣れている。

声「作成中です。しばらくお待ちください」
画面に時間が表示される。3分程度か。
純「しかしパソコンも便利になったよな・・・」
純達がいるこの時代。今は新西暦104年。
電化製品などは次々とハイテクなのが売り出され、パソコンも、比べ物にならないほど進化している。
ハードディスクはものすごいコンパクトになり、画面はそれでいてテレビ並に大きい。
・・・・・・変わった。その一言で十分だった。・・・そしてインストールが終了した・・・。


[No.1093] 2008/02/26(Tue) 20:19:26
Re: .hack//七神武具の伝説2話 (No.1093への返信 / 1階層) - 黒忍冬

純「よし、インストールが終わった!早速ゲーム開始だ!」
純が専用のコントローラーを持ち、顔には.hack専用のアイパッドを装着する。
声「今からあなたの意識を仮想ネット空間へ飛ばします。
その空間では現実と同じような感覚でプレイすることができます。
しかしあくまでも仮想なので現実と間違えないように注意してください。では.hackをお楽しみください」
純の意識がネット空間へダイブする。一瞬目の前が真っ暗になったかと思うと、
ふいに周りが明るくなったので純は眩しさで目を閉じた。
数秒後目を開けてみるとそこには街が広がっていた。
そして色々なPC(プレイヤーキャラクター)が街を走っていたり会話していたり・・・ショップで装備を整えたりしていた。
純(すげぇ・・・まるで現実そのものだ)
純が自分の姿や周りの景色を見ながら素直にそう感じた。
意識はここ、仮想ネット空間にあるのだが、体は自分の部屋でパソコンの前にある。純はちょっと混乱した。
純(う〜〜ん・・・それにしても凄い。本当に現実と一緒だ!)
純はとりあえず自分の体や服装などに変な所がないかチェックしてみた。
すると左腕になにやら腕時計みたいものを付けていた。
純(これが説明書に書いてあったメニューリングか・・・。確か起動するには・・・
このボタンを押すんだったな。よし、ためしに起動してみよう)
純がメニューリングの起動ボタンを押す。ピッっという音が鳴りメニューリングから
メニューリストが自分の前に表示された。形状は分厚い本のようだ。
純(うわ・・・こんなでかいのを読まなきゃいけないのかよ)
純が試しに本を開いてみる。
すると本から画面のようなものが純の顔の辺りに飛び出してきた。
どうやら本で見たい項目を選び、決定を押すと純の目の前にある画面にその詳細が載る仕組みになっているようだ。
純(なるほど・・・じゃあとりあえず色々チェックして読んでみよう)
純が色々な項目にチェックを入れて詳細を読む・・・。色々な事が分かった。
現実と同じように出来ているため重力も存在するし、お金も存在する。
さらに装備なども変更するたびに自分のこの姿も装備によって少しずつ変わるみたいだ。
会話なども普通に話し掛ければ話せる。
純(へぇ・・・じゃあ次は戦闘マニュアルを読んでみよう)
純が戦闘の項目にチェックを入れる。画面が通常マニュアルから戦闘マニュアルへ変更され、
戦闘に関わる色々な事が載っている。まず戦闘だが痛覚はない。
敵から攻撃を受けると体に痺れが走り、その攻撃の強さによって痺れも大きくなるという。
そしてHPが低くなるにつれ自分の足から透けていく・・・
つまり体が透けているとダメージが残っているということになる。
そして自分の頭まで透けてしまうと気絶、つまり戦闘不能状態になる。
そして地面には自分の体が横たわっており、
魂だけ離れた状態、幽体離脱と同じような状態になってしまうのだそうだ。
純(うへぇ・・・こんなところまで現実と似せなくてもいいと思うんだけど・・・)

苦笑いしながら続きを読む。そして敵についてだが、敵の場合はこちらとは違う仕組みになっている。
敵は残りHPが表示されるのだそうだ。
そして攻撃についてだが装備している武器で敵を殴ったり斬ったりする。
そして敵も当然攻撃してくるのだから回避しなければそのまま敵の攻撃をくらってしまう。
そして敵の背後から攻撃したり、反対に敵に背後から攻撃されると
不意打ちクリティカルというのになってしまい通常のダメージの1,5倍になる。
普通のクリティカルはあるステータスに関連付いて起こる、その場合ダメージは2倍になる。
純(ほうほう・・・後はスキルの出し方について読んだら行動を開始しよう)
純がスキルの項目にチェックを入れる。画面にスキルの詳細が表示された。
まず、スキルはステータスでチェックすることが可能で、戦闘などでスキルを発動する場合は
そのスキルの名前を言えば発動する。そしてスキルを発動するにはSPが必要になる。
SPはHPと違って、チェックするにはメニューリングを見るしかない。
HPとSPは常にメニューリングに表示されていて、いつでもチェックが可能になっている。
純(ふう・・・こんなとこだな)
純がメニューリストを終了する。分厚い本のメニューリストはどんどん小さくなって
メニューリングの中に戻っていった。そして読み終わった疲れがどっと押し寄せてきた。
純(俺ってあんまり本とか読まないからなぁ・・・なんか疲れた)
背伸びをして疲れを取り除く。そして純は本格的にゲームに取り組むため、まずは街の掲示板に見入る。


[No.1094] 2008/02/26(Tue) 20:19:54
以下のフォームから投稿済みの記事の編集・削除が行えます


- HOME - お知らせ(3/8) - 新着記事 - 記事検索 - 携帯用URL - フィード - ヘルプ - 環境設定 -

Rocket Board Type-T (Free) Rocket BBS