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   .hack//short―※初回必読 - 宴六段 - 2008/05/07(Wed) 18:40:29 [No.1233]
[削除] - - 2008/05/14(Wed) 18:51:41 [No.1241]
…入替世界…【後編】 - 宴六段 - 2008/05/12(Mon) 16:17:23 [No.1237]
…入替世界…【前編】 - 宴六段 - 2008/05/07(Wed) 18:41:12 [No.1234]



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.hack//short―※初回必読 (親記事) - 宴六段


始めましての方こんにちわ、再びな方これまたこんにちわ、宴です。
挨拶が長い事に定評のあるつもりでしたが、何だか気乗りしない今日この頃。
むしろ逆転の発想で想像して創造してみてください(←)


ええと。
今回はいつもと趣向を変えて、短編群で行きたいと思います。
ギャグSSの時もあると思いますし、シリアスの時もあると思います。

総合交流スレでリクエストがあれば、喜んで書かせていただきたいとも思っています^^*
何かご要望があれば、どんどんリクしちゃってください。

最後に、いつでもどの作品でも感想評価大歓迎です。
むしろ、叩いてやってくださいませw

それでは傀儡人形達の宴をお楽しみください―――。



__________


垣間見ようか短き夢を


短き短き


夢現(ゆめうつつ)


_________


[No.1233] 2008/05/07(Wed) 18:40:29
…入替世界…【前編】 (No.1233への返信 / 1階層) - 宴六段



入れ替え入れ替え


人形の頭を入れ替える


着せ替えではなく入れ替える



……入替世界……




______________







 俺は今日も、いつも通りにデスクトップからThe World≠選択。

 いつも通りに慣れた手付きで選択してログインを開始する。

 いつもと同じ動作にいつもと同じ行動。

 変わらない。

 世界を変えた本人でも、これだけは変わらなかった。

 ログインする前にメールボックスを確認する事もある。

 先程も確認したばかりだが、存在していたのはいつもの雑談メールのみ。

 差出人は『アトリ』やら『揺光』やら『クーン』やら。

 いつまでも変わらずに慕ってくれる、その……『仲間』とかいう奴だ。

 アカウントを入力した後のしばしのロード画面。それを越えてのPCセレクト。

 いつもの通りに『ハセヲ』を選択。

 俺は――三崎 亮はいつも通りに世界へ侵入した。




 侵入した、はずだった。




******




 しばらく続くブラックアウトした画面。

 ロード中のこの時間には、M2Dには黒い画面しか残らない。

 一瞬で終わるだけの処理作業。

 だが、今回だけは少しだけ長い気がした。

「…………?」

 疑問に思っているうちにすぐに画面が切り替わった。

 黄昏色の光が燦々と差し込む街――Δマク・アヌだ。

 エリアに行くための設備、カオスゲートの置かれたここは、ログインした者が最初に見るべき円形型のドーム。

 今日も沢山のPCが雑談やアイテムの取引に勤しんでいる。

「っと」

 自分もその類に違わないというのに、こうやって俯瞰的に見ている自分が何だか恥ずかしくなって誤魔化してみた。

 とりあえず誰かログインしていないか確認してみる。

 そういえばアトリの奴がクエストを手伝って欲しいとか言っていたな。

「ん……?」

 違和感。

 少しだけ―――

 少しだけ心に去来する、違和感。

 何かが違う。

 違和感とは、和とは違うものを感じると書く。

 和合していない感覚。

 何か……いつもとは視界が低い様な……。

「…………?」

 メニューウィンドウを操作しようとして、その手が止まる。

 というか、手その物がおかしい。

 俺の――ハセヲのPCは特殊な仕様により、全体的に白くなっている。

 手に嵌めたグローブや一部のパーツは白いのだが――今見ているこの手も白い。

 グローブというより女性用の薄い手袋の様な――

 そして、なんか指が細い様な……。

 急ぎ、カメラを主観視点から俯瞰に変更。

 自分の目の前に移動させる。

 大慌てで、だ。

 そして、気付く。

 そこに立っているのは、俺ではなかった。

 ということは勿論、ハセヲでもなかった。

 このPCボディは……。



「……アトリ―――――!?」




 あの呪療士の少女、アトリの姿だった。

 え、いや、どういうことだ。

 何というか、混乱。

 というか錯乱。

 ついでに惑乱でもしとこうか。いや、やめておこう。

 意味がわからない。

 理解できない。

 この状況が上手く呑み込めない。

 操作しているのは紛れもなく俺で?

 PCもハセヲを選択した。

 でも今自分が操作しているのはアトリの姿―――!?

 意味がわからない。

 思わず叫んだ言葉で、周囲の視線が集まっているようだが全く理解できない。

 とりあえず自分が操作している、その、錯誤的なキャラクターを見ているのは嫌な気分なので主観視点に戻した。

 そして、一息。

 よし、落ち着けよ俺。

 よーく考えれば万事解決だ。

 混乱に任せて叫ぶなんて、一昔前のアニメ以下だ。

 息を深く吐く。




「何だこれはァァァァあああぁあああああぁぁあぁぁああぁあぁあああッッ!!?」





******




「で?何がどうなって、こんなことに?」

 知識の蛇。

 『あの事件』が終末したとはいえ、G.U.の彼ら――八咫とパイは未だにここを拠点として、事後作業を行っていた。

 そして俺が問うたのは黄昏色の眼鏡を掛け、僧衣に似た衣装を身に纏った『管理者』たる八咫。

 いつもと変わらず、鼻梁に掛かった眼鏡を指で押し上げていた。

「私の解析の結果、あの事件――クビア消滅の余波が今になって影響したとの結果が出た」

 冷静な声で答える八咫からは、どこか苦しそうな感じを受けた。

「……八咫?」

「すまない。現実の方で風邪に感染したようだ」

 事態は把握した。首肯して促す。

 ……アトリの顔で。

 うわ、想像してしまった。

 軽く自己嫌悪。

「君とアトリ君のPCボディが入れ替わった事については、これ以上の解説はない。それで、善処しようとは思うのだが――」

「…………?」

「未だにクビアの影響で、遠隔操作を受け付けない仕様になっている」

「……まさか、直せない、なんて言わないよな……?」

「――ハセヲ、お嬢さんの顔で恐い表情しないで」

 あまりの違和感からか、パイが声をかけた。

 っていうか、声を押し殺して笑ってやがる!?

「つまり、君が『ハセヲ』の姿をした『誰か』を見つけてこなければならない、ということだ」

「…………は?」

「これは入れ替わった『アトリ』君を見つけてくればいいのだが――」

「待て。それは俺にこの姿で出歩け、って言ってんのか!?」

 その通り、と言わんばかりに深く頷く八咫。

「大丈夫だ。君が怪しい素振りさえ見せなければ、事は穏便に済む」

「ここに来るまでも凄い目で見られてたんだぞ!?慣れてるのは男の歩き方だから違和感ありありっていうかっ!」

「……もう限界っ、く、くふふふふふふふっ!w」

「そこ笑うなぁぁぁああぁっ!」

「お嬢さんが恐い顔で怒っちゃ駄目よ、ハセヲ?www」

「だぁぁぁぁかぁぁぁら、嫌だっつってんだろ!?」

 もう言いたい事を言うしかなかった。

 右手の方では、腹を抱えて笑っているパイがいるが、無視することにした。

「だが、君が行かなければずっとそのままだろう?それこそ、大規模なメンテナンスが行われるまでは」

「―――ッッ!」

「だから、貴方が行くしかないのよ。いや、『貴女』だったかしら?w」

「うるせぇぇぇぇぇぇええええぇぇえ!!」





******




「ったく、何で俺がこんなことを……!」

 場所は変わって再びドーム。

 八咫によると、PC『ハセヲ』はまだログインしていなかったので、それを待ち伏せする形で待機していた。

 壁に身体を預けたかったものだが、先程変な目で見られたのでそれもままならない。

 確かに、こんな可憐なPCだとそんなポーズ似合わないのだが。

 ああ、もう面倒臭い。

 だから、クビアなんてものの影響が今更来るなんて――

 と、

「あ、アトリさーん」

 誰かがアトリの名前を呼んでいた。

 彼女がログインしてきたのかと思い、きょろきょろと周りを見渡してみるが、それらしき姿は見当たらない。

 聞き間違いかと思い、再び直立の姿勢に戻った。

 が、目の前に人が現れた。

「もう、何で無視するんですか?アトリさん」

「え、俺……?」

「『俺』って……っていうか、何か声おかしくないですか?」

 今気付いた。

 俺ってアトリの姿だったか―――!!

「あ、いえ、ちょっと風邪ひいてまして……」

 こんな口調だっけ、アトリって。

 長い付き合いでも、こんな事態では混乱してしまう。

「いやいや、大丈夫ですか?何か男の人みたいな声――」

「な、何の用です?」

 アトリの知り合いらしい、女性型PCに問う。

 くそ、会話を終わらせないとボロが出るぞ……!

「え、酷いですね。あなたから呼び出しておいて」

「…………」

 絶体絶命だ。

 ここで呼び出しましたっけ、なんて訊いたらそれはアトリが最低な奴だし、忘れちゃいましたなんて言ってしまってもそれはそれで問題ありだし――。

 仮に誘導尋問に持ち込んでも、俺って言う人間は自己嫌悪に走るし。

 だあああ、どうすればいいんだ!

 っていうかどうして俺はこんなに悩んでるんだよ!?

 他人事だろうが!!

「…………」

「アトリさん?」

 疑問に訊ねてくる彼女に、自分で可能な限りのキツイ目で睨みつける。

「――――失せろ」

「…………っ!?し、失礼しましっ……!」


 ……何というか。

 俺が最低な人間だった。

「はぁぁぁぁ。アトリぃ、早くログインしてきてくれよぉ……」










_______________

アトガキ
_______________

続いちゃいます(ぇ

狐憑き様……、もう限界です。これが私のギャグの限界です……(何)
でも後編こそは笑わせて見せます!(ぇぇぇぇ
まだ前編なので、許してください><

それではまた、後編で!

宴でした。


[No.1234] 2008/05/07(Wed) 18:41:12
…入替世界…【後編】 (No.1233への返信 / 1階層) - 宴六段




 ぶぅん、という音と共に光の輪が広がり、中からヒトガタが現れる。

 見覚えのある白銀のPCボディ。

 まさしく、俺の求めていた『ハセヲ』――内実は『アトリ』だった。

「アトリっ!」

 『アトリ』の顔で彼女を呼んだ。

 あれ?『ハセヲ』だから、『彼』なのか?

 いや、今はどうでもいい!

「……ハセヲさ、ん……?」

 声に気付いてか、振り返る『ハセヲ』。だが、動きが凍りついていた。

 それはそうだろう、あるべき姿の『自分自身』が立っているのだから。

「来いっ!」

「え、何――」

「いいから!」

 『ハセヲ』の腕を掴んで引っ張り、強引に連れて行こうとする。

 だが、彼女は脚が絡まったようで、よろめいて誰かの肩にぶつかってしまった。

「痛ぇ……」

 見るとそれは頑強な男だった。俺も見覚えのある、PK。

「って、お前は死の恐怖……!」

「きゃっ!」

 俺の顔で言うなぁぁぁぁぁぁぁぁ!

 俺の、『ハセヲ』の身体で小さく縮こまるなっ!

 『ハセヲ』の姿で目を瞑るなぁぁぁっ!

「……、きゃっ?」

 疑問に思った彼が、それを口にした。

「すみませんすみませんっ!」

 『ハセヲ』のまさかの平謝り!

「え、いや……死の恐怖が言うなら……」

 何とか穏便に済んだらしい。

 PKの彼はすぐにどこかへ行ってしまった。

 だが、そこから小さな声が漏れ出していた。

 微かな音量だが、確実に聞こえる声。

 そう、それは囁き。

「おいおい……あの死の恐怖がPKに謝ってるぞ……?」

「うわ、ホントだ……。何があったんだ?」

「いや、あいつにも何かあったんだろ。そっとしといてやろうぜ」

「そうだな……」

 何か同情されてるぅぅぅぅぅ!?

「い、行くぞ、アトリ!」

「え、あ、はい」

 ……今の図を想像してしまった。

 女性らしい戸惑い姿を見せる『ハセヲ』の腕を引っ張る、男らしい動きの『アトリ』。

 ……は、はは……。もう何かどうでもいいや……。


******



「……よく連れて来れたわね、ハセヲ?」

「うるせぇ」

「喧嘩腰は良くないですよ、ハセヲさん!」

 パイに食って掛かる『アトリ』に、それを愛想笑いでなだめる『ハセヲ』。

 気持ち悪ぃぃぃぃぃぃぃぃ!

 一々想像して、自己嫌悪に陥っている。

 既にアトリには事態の全て伝えていた。

 目の前の八咫は風邪が悪化したのか、どうも無口になりがちだったが、早く直してもらうことにした。

「ともあれ、今からデータの修正を開始する」

 やはりどこか苦しそうに言う八咫。

 特別なソフトウェアキーボードが浮かび上がり、プログラムが起動する。

 それは全てを治癒する救世主、のはずだった。

 一瞬の黒い闇の後、再び『知識の蛇』の薄暗闇を目にした。

 目の前には、元の姿をしたアトリ。

 どこか驚いているような顔をしているが、彼女の様子がそれなら俺も大丈夫なのだろう。

 いやあ、良かった良かった。

 これで万事解決、清々しいな。

「ハセヲさん、ですよね……?」

「あ?何言ってるんだよ、成功したじゃねぇか」

「ハセヲ……その姿は……」

 え、何、この痛い視線は。

 っていうか、今度はどこか目線が高すぎる様な……。

 あれ?髪が長くね?

 というか、濃い蒼……?

 この姿は『ハセヲ』ではない。

 これは――

「エンデュランス―――!!?」

「……どうやら、ゴホッ、間違えたようだ」

「間違えたじゃねぇよ!一番たち悪いって!!」

 風邪の八咫、どうやら本調子ではないらしい。

「八咫様も連日の仕事で疲れてらっしゃるのよ」

「だからって間違っていいわけねぇだろうがぁぁぁぁぁっ!」

 『エンデュランス』の姿で叫ぶ。




 これで、また人探しか……。



******

 今度は既にログイン中なので、中央区を中心に探してみる。

 自分のPCとして『エンデュランス』を扱うのは先程の『アトリ』と違って、悪くはないのだが、それはそれで『ハセヲ』の様子が気になる。

 逆にたちが悪かった。

 というか、先程から熱い視線を感じる……。

 熱烈なファンも多いとは聞いていたが、まさかここまでとは。

 とにかく、あいつを探――



「ハセヲぉぉぉぉぉぉぉぉおおおぉぉおおぉおおおおおッ!!」

 いきなりかぁぁぁぁあああぁぁッッ!

 噴水より前方から疾駆してくる白銀のPCボディ。エンデュランスの扱う『ハセヲ』だった。

 とんでもない速度で俺に肉迫する『ハセヲ』。

 噴水など余裕で飛び越えて、『エンデュランス』の目の前に立ちやがった。

「気付いたら、僕が君で君が僕でっ!」

 熱い想いをぶつけるかの様に一気に喋る喋る。

 『ハセヲ』の姿で熱く語る彼に対し、いつもらしくなく冷静に対応する『エンデュランス』。

「君と僕が一体化してる……。僕、こんなに嬉しいことはないよ……!」

 こんなに危ない発言はない!

「どうして俺の居場所がわかった?」

「君の居場所ならどこでもわかるさ……!」

 うわああああああああ!

 すぐに見つかって嬉しいけど、素直に喜べねぇぇぇぇぇぇ!!

「とにかく、八咫の所までいくぞ」

「……え……」

「何そのあからさまに残念そうな顔」

 そして『ハセヲ』の顔で上目遣いにするなっ!

「とにかく、俺は早く元の体に……」

 熱く語る『エンデュランス』に対し、『ハセヲ』はどこか虚ろな顔で想いを馳せていた。

 そのうち、何かを思いついた様で、

「はっ!今、僕とハセヲが一体ならあんな事やこんな事まで…………!!」

「ちょ、待てぇぇぇぇぇぇぇ!」

 慌てて『ハセヲ』を押さえつけた。

 今奴を野放しにしたら何をしだすかわからないっ!

「わあ、元宮皇が『死の恐怖』を押し倒してるぞ!」

「本当だわ……あのお二人、噂はあったけど、ガチだったのね……!」

「これが本物のBL……!」

「美しいわ……!!」

 え、何この空気。

 薔薇が咲き乱れてそうなこの空気は。

「ハセヲ……僕は知っていたよ?君の心の奥に秘めたる思いは……」

「だぁぁぁああああぁぁぁああっ!埒があかねええええ!」

 どこか憂いを帯びた瞳で、頬を赤らめる『ハセヲ』。

 頼むからやめてくれ!





******



「……はあっ……はぁっ……」

 疲れた。

 これ以上も以下もなく、可も不可もなく、絶対的に疲れたっ!

 もう無理、限っ界!

 『エンデュランス』の姿で、『知識の蛇』の冷たい床にへばっていた。

「……八咫、今度こそ、頼むぞ……!」

 息も絶え絶えに言う。

 言うが早いか、彼の作業は始まっていた。

 やはりの一瞬の暗闇の後、光を抜ける。

 『ハセヲ』のいた場所にはちゃんとエンデュランスが存在していた。

 やっと……、やっと終わりか……。

 長かった。

 本当に、一日が長かった。

 もう、こんな思いはしたくない。

 さあ、希望の扉を……!

「……あ……」

 うわあ、やめてくれよ、そんな不吉な声は。

「ハセヲ?」

 軽く既視感。

 デジャ・ヴという奴か。

「……八咫、多くは望まない。結果だけを教えてくれ」

「…………」

「早く」

「……またも間違えたようだ」

 やはり本調子ではなかったか。

 だがこう何度も続くと、冷静でいる事に慣れてしまっていた。

「今回は誰だ?」

「……『ハセヲ』の姿をモニターで見てみよう」

 ぶぅん、という鈍い音と共にウィンドウが巨大化。 すぐに『ハセヲ』の姿が映される。

 誰だ……、今回は誰だ……!

≪んー?≫

 声からすると、男なのだろう。彼は自分の状況に気が付いたようだ。

≪これは……『ハセヲ』、か?≫

 冷静に状況を分析。

 よし、ここまで冷静なら安心して――

≪ひゃっほぅ、これならモテヲを満喫できるんじゃね!?≫

 八咫が告げる。

「クーンのようだ」

 えええええええええええええ!?

≪これを気に水仙ちゃんと牡丹ちゃんを……!!≫

「やめろぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 本気で止めねばなるまい。

 くそ、一刻も早く――、

「……ハセヲ……」

 エンデュランスの凛とした声。

「どうした?俺は早くクーンを――」

「僕に任せて、ね?」

 そこで少し笑う。

 満面の笑み。これで女だったら一撃だったろう。

 ただ、目が笑っていない。

「ふふ……僕のハセヲセンサーに狂いはないよ。すぐに君の身体を見つけ出してあげる」

 目がっ!

 目が笑ってないって!

「大丈夫……君の身体に悪い事はしないよ……?」

 前科、前科!!

「君の身体を弄ぶ様な輩は許さない……」

 お前には言われたくねぇぇぇぇぇ!!!






 その後、クーンは一週間ほどログインしてこなかったという。





   おしまいっ☆


_______________
アトガキ
_______________
狐憑き様に皆様……、すみません


宴は大変なキャラ崩壊を起こしました!
むしろ、ゆっくりしていってね!!!

……ギャグ、です。多分。
キャラが崩壊してますね……orz
ていうか、なんだこの『俺があいつであいつが俺で』……。
とりあえず、ここでキャスト解説でも。


ハセヲ……叫び役。決して突っ込み役ではない。ええ、決して。

アトリ……今回ばかりは脇役。

八咫……ドジっ子。

エンデュランス……いつも通り。(ぇぇぇぇ

パイ……八咫が風邪ならやってやればいいのに、やらない鬼畜なある意味『黒幕』。

クーン……死亡フラグ確定。



……。

とってもカオス!(何)
では、ここで締めとさせて頂きます。

そして感想、お待ちしています(ぁ


[No.1237] 2008/05/12(Mon) 16:17:23
[削除] (No.1233への返信 / 1階層) -

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[No.1241] 2008/05/14(Wed) 18:51:41
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