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   (No Subject) - 鮭 - 2007/02/25(Sun) 17:57:09 [No.145]
第一話 欠片 - 鮭 - 2007/02/25(Sun) 18:15:59 [No.146]
Re: 第一話 欠片 - 酒 - 2007/09/17(Mon) 13:55:41 [No.924]



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(No Subject) (親記事) - 鮭

初めまして、しゃけ…もとい鮭です。
いきなりですが、これはかなりオリジ要素が強い小説なので…
読むときは注意してください。責任はおえません。
それでは、未熟者ですが何卒宜しくお願い致します。


[No.145] 2007/02/25(Sun) 17:57:09
第一話 欠片 (No.145への返信 / 1階層) - 鮭


「おかあ、さん…どこ、なの」

蒼穹のように澄んだ蒼い長髪を揺らし、その幼女は認知外空間<アウターダンジョン>を彷徨っていた。
「ひとりは、こわい、よ…」
満身創痍の身体を必死で奮い立たせ、ただ前だけを見る。潤んだ大きな瞳が、再びバグモンスターの存在を捕らえた。
それに応えるように、バグモンスターが幼女に向かってくる

「いや…!だれか…たすけてぇ…!!」

その刹那だった。

蒼炎が、彼女の視界を埋め尽くしたのは。


第一話 終


[No.146] 2007/02/25(Sun) 18:15:59
Re: 第一話 欠片 (No.146への返信 / 2階層) - 酒

>
> 「おかあ、さん…どこ、なの」
>
> 蒼穹のように澄んだ蒼い長髪を揺らし、その幼女は認知外空間<アウターダンジョン>を彷徨っていた。その声は情報の波に紛れてはどこかへ流され、誰の耳に届くこともない。無機質な空間は、人間に等しい感情を持った子供にはあまりにも淋しすぎる場所であった。
> 「ひとりは、こわい、よ…」
> 満身創痍の身体を必死で奮い立たせ、ただ前だけを見、声を絞り出す。潤んだ大きな瞳が、再びバグモンスターの存在を捕らえた。
> それに応えるように、バグモンスターが幼女に向かってくる。それらは少しでも力を蓄えるため、膨大なデータの塊である彼女を、飲み込もうとしていた。


凄まじい速さで、触覚が伸びた。

秋水が串刺しを狙っている。


「いや…!」

死を悟ったかのように目を硬く瞑った幼女に、なす術はないはずだった。が、その声は守護神に届いていたのだ。

>
刹那、蒼炎がバグを喰らい尽くした。

>
>
>
> 第一話 終


[No.924] 2007/09/17(Mon) 13:55:41
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