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No.260に関するツリー

   .hack//G.U. LIGHC - 星月 要 - 2007/03/02(Fri) 13:25:57 [No.260]
プロローグ -昏き闇より生まれしもの - 星月 要 - 2007/03/02(Fri) 14:23:15 [No.261]
1話 上級者と、初心者 - 星月 要 - 2007/03/02(Fri) 16:54:25 [No.268]
2話 出会い - 星月 要 - 2007/04/04(Wed) 15:22:59 [No.530]
3話 名も無き神 - 星月 要 - 2007/04/04(Wed) 17:39:18 [No.533]



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.hack//G.U. LIGHC (親記事) - 星月 要

はじめまして、星月 要と言う者です。
人生初の小説を、書きたいと思います。
一応オリジナルです。
時間軸で言うと、vol.1 再誕からの、物語です。
遅いと思いますが、がんばって書きますのでよろしくお願いします。


[No.260] 2007/03/02(Fri) 13:25:57
プロローグ -昏き闇より生まれしもの (No.260への返信 / 1階層) - 星月 要

そこは、暗闇に満ちていた。
一寸先の物も見えないような闇の中、それは、蠢いていた。
周りの暗闇よりも、昏い闇で出来ているように見えるそれは、周りの闇を侵食するように大きく広がったかと思うと、そこから消えてしまう。
それがいた場所に、小さな光球のような物が、そこに残されていた。
その光球が不安そうに瞬くと、溶けて人の形になる。
白い薄絹を纏った少女になった光球は、何かを探すように、周りを見渡した後、少女も消えてしまう。
そして、何事も無かったかのように、元の暗闇に戻った。


−ミニあとがき
こんなものですかね?


[No.261] 2007/03/02(Fri) 14:23:15
1話 上級者と、初心者 (No.261への返信 / 2階層) - 星月 要

学校から帰ってきた犬神 恵斗(いぬがみ けいと)は、すぐに服を着がえ「The World」に、ログインした。
マク・アヌのカオスゲート前に、転送してきた彼…、PCラスティルは、周りを見渡した。
「あ〜。今日も良い日になりそうだ。」
ログイン早々そんなことを、言ったラスティルは、背伸びをした。
実際のところは、ログインしたしたのが、午後5時を過ぎていたので、今日は残り7時間ぐらいしかないのだが、彼は、そんな事は気にしなかった。
今日、幼なじみの、登河 魅唯(とがわ みい)が「The World」を、はじめてプレイするので、かなり前から「the World」を、プレイしているラスティルが、色々と教えることに、なったのである。
ラスティルは、魅唯が来るまで、カオスゲートの横にある小さな階段に座ってカオスゲート付近を、眺めることにした。
しばらくの間、ログインしてくる人や、冒険に行く人たちを、見ているうちに、段々眠くなりうとうとし始めたとき、
「あの〜…ラスティルさんですか?」
「うわ!!え?あ、はいそうですけど…」
寝落ち寸前で、声を掛けられたので、なんだかとても情けない返答に、なってしまったラスティルは、声を掛けてきた人を見た。
自分より少しばかり背の小さい半獣人の女の子で、髪は少し短めで、色はピンクなのだが、毛先の方は赤に近い。
両こめかみの上の方の毛が、一房だけ銀色になっていて、その後ろからでているネコミミや、長い尻尾も同じ色になっている。
赤色の服を着ていて、全体的に赤っぽい。
目は青色で、左耳に、鈴の付いたピアスを、付けている。
「よかった〜。間違ってたらどうしょうかと、思った。」
「え〜と、ミ…」
ミイと、言おうと思ったのに、言えなかった。
言う前に、ラスティルの顔面にアックスボンバーが、クリティカルヒットしたからだ。
リアルだったら確実に鼻骨が、折れていただろう。
「い、いきなり何するんだよ〜。」
「うるさい!!ラスティルが人の本名言おうとするからだよ!」
「う…ごめん…。」
ラスティルは、鼻を擦りながら素直に謝った。
「分かればよろしい。それから私の名前は、『ラピス』だからね!」
「それにしても…」
言葉を区切ると、ラピスは、ラスティルのPCを、じーと、見た。
「え?なに?」
ラスティルは、不安になり自分のPCを、見た。
かなり長い髪を、枷のような物3つで、くくって(?)ある。
髪の色は、白銀に青色を少し混ぜたような色で、目はその色に、もう少し青を、足した色になっている。
服は、黒くて肩の部分が無く、服の上から白い布を、体に巻いていて、前から見ると×に、見える。
腰には、白いマントのような物を付けて、それを金具で留めている。
その金具から、ネクタイのような形の飾り布が出ている。
白と、黒を基調にしているが、どちらかといえば白の方が多い。
「僕、何か変?」
「ん〜…なんでもない。それより、色々と教えてくれるんでしょ。早く行こ。」
「ああ、うん…じぁ行こっか。」
そしてラスティル達は、そこを後にした。


−ミニあとがき
かなり時間がかかってしまいました。
何で、こんなに打つの遅いんだろ…私。


[No.268] 2007/03/02(Fri) 16:54:25
2話 出会い (No.268への返信 / 3階層) - 星月 要

初心者エリアに、転送してすぐに、ラスティルは、ラピスに戦闘の事や、アイテムの事、チムチムの事などを教えていった。
獣神殿に、着く頃には戦闘も手慣れたものになっていた。
「このゲーム楽しいな〜」
「というか、呪療士なのに、しょっぱなから杖振り回しながら敵に、突進(攻撃)しに行ったラピスはすごいよ。本当にさ…」
ラスティルは、遠い目で言った。
「へへ☆すごいだろ〜。……ん?なんだあれ。」
それに笑顔て答えた後、奥の獣神像を見たラピスは、呟いた。
ラスティルは、つられてそっちを見たが、特に変な物はない。
「?」
「ほら、あそこにある変な像の前に、ある宝箱の近く!」
それを聞きその近くを、注意深く見ると、ソレはあった。
「!!!!!」
「黒くて、丸くて、なんかもじゃもじゃ動いてる。何あれ…キモッ!」
ラスティルは、目を見開きソレを凝視していた。
ラピスの方は、1匹見たら30匹は、いるというアノ虫のことを思い出してしまい、ものすごい寒気を感じていた。
「あれも、敵なのかなぁ? だとしたら、嫌だな〜。」
心底嫌そうな顔をしている。
「いや、あれにはどんな事を、しても勝てない。急いで逃げた方がいい。」
黒い物体を見るのを、一時中断してラスティルは、言った。
「え、そうなの?じゃあ、出よっか。」
ラピスも、同意して、そこから逃げようとした直前、もう一回獣神像方を、見て驚いて立ち止まってしまった。
黒い物体は、さっきより心なしか大きく見える。
そんなことより驚いたのは、その黒い物体から少し離れた所に、さっきまでいなかったはずの、少女が立っていた。
遠目見た限りで言うと、6〜7才ぐらいで、髪がとっても長く、木漏れ日のような色をしている。
白いワンピースのような物を、着ているが、靴は履いていない。
その少女は、恐怖のためなのか、一歩も動かず黒い物体を、見つめている。
いきなり黒い物体が大きくなったかと思うと、黒い触手のような物を、出して少女に襲いかかろうとした。
それを見たラスティルは、頭で考えるより先に体が動き、気が付くと少女のところまで行き、少女を庇うように立っていた。
次の瞬間少女を、襲おうとしていた触手のような物が、ラスティルのPCボディを貫いた。
自分の中に、何かが入ってくる感覚、ソレが入ってくるごとに、精神を犯され麻痺していく。
「あ、ああああぁぁぁぁぁぁーーー!!」
それに耐えられず絶叫し、ラスティルは意識を失った。


−ミニあとがき
久しぶりに書きました。
感想宜しくお願いします。


[No.530] 2007/04/04(Wed) 15:22:59
3話 名も無き神 (No.530への返信 / 4階層) - 星月 要

どれくらい眠っていたのか。
目が覚めたラスティルは、暗闇の中に倒れていた。
目を開けることは出来たが、体の方は、ピクリとも動かない。
『ここ、どこだ?』
そう思いながら周りを見ると、自分から少し離れた所にいる7〜8才くらいの少年が立っているのりが見えた。
「どう…して…な…んで?」
見知った顔、一番身近だった人。
でも、もう居ない人。
「かず兄…」
小さく名前を言うと、その少年は、微笑んで消えてしまう。
少年が、消えてすぐに白い光球が現れた。
ラスティルの近くまで来ると、さっき助けた少女の姿になる。
「どうして…ここに?」
「あなたは、私を助けてくれようとしました。だから、私の全身全霊の力を使って、あなたを助けます。」
そう言うと、少女は両手を、前に出した。
「浄化の光よ、この者の精神に憑り付きし、昏き闇を追い払え。」
言い終わるやいなや、少女の手のひらの上に、白く光り輝く光球が現れラスティルの中に入ってしまう。
すると、さっき入った光球と同じ光がラスティルを、包むと、あの黒い物体が、耐えきれなくなったかのように外に出てきて、方々に飛んでいってしまう。
黒い物体が無くなると、その光は、ラスティルの中に入るかのように、消えてしまう。
「よかった。」
「助けてくれて有難う。」
体が動くようになり、すぐに立ちあがり、少女にお礼の言葉を言った。
「あの…僕の名前“ラスティル”て、言うんだけど、君の名前は?」
「名前?…無い…付けてくれる人いなかったから」
少女はとても淋しそうに言った。
「そうなんだ…。じゃあ、僕が名前付けてあげるよ。」
言ってすぐに、少しうつむき無言で考えだし、しばくしてラスティルの頭の中で何かがひらめいた。
「思いついた!君の名前は、『ミルフイユ』」
「『ミルフイユ』…?」
「そう!気に入った?」
ラスティル的には、力作なのか満面の笑みを浮かべている。
「私の…私の名前は、…『ミルフイユ』…!」
少女が断言するのと同時に、少女の体が淡く光りだした。
光は、すぐに消えてしまったが、その光は少女に、変化をもたらした。
マントのような物付いている白いワンピースに、腰のところから出ている2枚飾り布と、いう質素服装だったのが、変わったのです。
構造的にはほとんど変わらなかったのですが、マントのような物や飾り布が、葉っぱを横に並べたかのようなデザインになっている。
他にも、いたる所に葉っぱを、モチーフとした物になっていた。
服の色も真っ白だったのが、淡く黄色みを帯びた色になっている。
それにさっきまで履いていなかった靴も履いている。
「わー…すっごーい。」
その光景を見たラスティルは、感嘆の声を上げた。
「…ありがとう」
「どういたしまして、ミルフイユ!」
「……?」
「よろしくね。」
ラスティルは、ミルフイユに手を差し出した。
「…よろしく。」
一拍おいて言うと、差し出された手にミルフイユは、手を重ねた。
知らぬうちに、異質な力を、手にしたことをラスティルは気付かなかった。

その後、ラピスにスクリューパンチで起こされたのは、別の話し。


−ミニあとがき
もう一個書きました。
出来るだけもっと早くしていこうと、思います。


[No.533] 2007/04/04(Wed) 17:39:18
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