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   .hack//air 第0話 The World - 鏡 - 2007/06/17(Sun) 23:54:02 [No.775]
Re: .hack//air 第1話 出会い - 鏡 - 2007/06/19(Tue) 00:02:17 [No.781]
Re: .hack//air 第2話 初戦 - 鏡 - 2007/06/20(Wed) 00:43:46 [No.784]
Re: .hack//air 第3話 初PK!? - 鏡 - 2007/06/26(Tue) 22:56:41 [No.800]



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.hack//air 第0話 The World (親記事) - 鏡

初めまして鏡です。
.hack//airというものを書かせていただきます。
なにかアドバイスや意見があったらお教えくださるとありがたいです。
よろしくおねがいします。

GWの真っ只中
「あ〜、暇だ〜。」
主人公は何もしないで自分の部屋でごろごろしている。
学校がGW中にやっておくようにと出した課題、録画してある積み重なったビデオ、まだ読んでいない小説や漫画
「やること無くは無いんだけどな〜、やる気がでね〜。」
と独り言を漏らす。
なにもしていないと消えてしまいそうなのでわざと独り言を漏らす。

ベッドの上で寝そべりながらちらっと、窓の外を見る。
空はいつもより蒼く感じた。
「今日は晴れか。気晴らしにゲーセンでもいくか。」
そう独り言を漏らすと携帯電話を取り暇そうな奴から友人に当たってみる。

主人公:「もしもし、矢狭(ヤサ)か?」
矢狭:「ああ、そうだ。なんのようだ紅(コウ)。」
紅:「今日さ暇だろ。今からゲーセン行かね?」
矢狭:「あー行く行く。」
紅:「で、どっちの方行く?」
矢狭:「スポセンの方な」
紅:「分かった。じゃ。」
そういうと紅は電話を切った。

出かける支度をして家を出る。
紅:「ゲーセン行ってくる〜。」
紅は自転車置き場に向かう
ふと、自分の家のポストを見て広告が入っていることに気がついた。
紅:(母さんが持ってくだろ・・)
紅は自転車に乗りゲームセンターに向かった。

<ゲームセンター>
紅:「おっせーなあいつ。」
紅がゲームセンターに着いてから5分が経った。
紅:(もしかしたらゲームしてるかもしれないな。探してみるか。)
紅は友人の矢狭を探し出し始める。
紅:「ん?なんだ・・・これ。」
紅の目に一枚の張り紙が目に止まる。
張り紙に Welcome to [The:World]と書かれている。
紅:「The World?」
???:「The World、1200万人を超える大人気ネットゲームだよ。」
振り返ると身長170cmぐらいの男が立っていた。
紅:「えっと・・・あの。」
男:「あっ、ごめん。いきなり話し掛けて。」
紅:「いや。それより大人気ネットゲームって。」
男:「知らない?The Worldはネットゲームの中でもダントツで人気があって登録してる会員数が1200人以上にも上るんだよ。」
男:「もっとも今はR:2でR:1時代には2000万人以上いたんだけど、経営してるCC社が一部炎上してデータが消えちゃったんだ。」
男:「だから急遽R:1のサービスを停止して企画段階にあったR:2を導入したってわけ。」
紅:「詳しいんだな。」
男:「いやっ、実はとゆうとね、僕も掲示板の噂を見たぐらいなんだ。」
紅:「噂かよ・・・ところであんたはやってんのか?」
男:「うん、やってるよ。毎月お金を払ってね!」
紅:「払うって、金かかんのかよ!」
男:「あれ、言ってなかったけ」
紅:「初耳だ。」
男:「あはは、ごめん。でもお金を払ってやる価値は有ると思うよ。」
紅:「そうか、気が向いたらやってみるさ。」
矢狭:「お〜い、紅〜。」
矢狭の呼ぶ声に振り返る
紅:「おう、やっときたか。」
矢狭:「すまん、遅れた。で・・その人は。」
男:「あ、僕は架威(カイ)紅君にThe Worldのことをね。」
紅:「ああ。じゃ、俺達行くわ。」
架威:「うん。じゃあね。ちなみにカイってゆう名前だから。」
紅:「まんまかよ。」
矢狭:「紅、おまえThe World知らなかったのか。」
紅:「さっきまでわな。」
矢狭:「実はな俺もやってんだThe World」
矢狭:「そだ、おまえも今からやろうぜ。」
紅:「俺は・・・いいよ。金掛かるんだろ。」
矢狭:「大丈夫、そんなに掛かんないから。ほらおまえんち行くぞ。」
そういって矢狭は紅の意見を聞かず走っていった。

<紅の家>
矢狭:「ほら、出来たぞ。後はこれを着けてログインだ。」
矢狭は紅の会員登録を済ましHMDを渡した。
紅:「これ・・何だ?」
矢狭:「Head Mounted Displayってゆう小型ディスプレイだ。しっかしなんでおまえんちにこんなんあるんだよ。」
紅:「親が前使ってた。今はサングラス型の使ってる。」
矢狭:「ああ、M2Dね。いいよな〜おまえんち。親がそうゆう仕事してて。なんで紅は家にあるのに知らなかったんだ。」
紅:「興味なかったからな。で、どうやって始めるんだ。」
矢狭:「ああ。会員登録はもうしたから後はこうやってログインするだけだ。ログインしたらキャラメイクをしてゲーム開始ってわけ。」
紅:「えっと・・・おい、矢狭。ジョブって出たぞ。」
矢狭:「職業のことだよ。剣士系が8種類、呪文士系が3種類。」
紅:「えっと・・剣士系・・双剣士、銃戦士、撃剣士、拳術士、斬刀士
、重槍士、鎌闘士、そして錬装士。呪文士系は・・呪療士、魔導士、
妖扇士か。キャラのこれって初期装備か?」
矢狭:「ああ、今出てる装備が初期装備。ちなみに錬装士は武器が3個使えるが能力値があまり上がらないぞ。」
紅:「そうか・・・ところで矢狭はなんなんだ?」
矢狭:「俺は鎌闘士。」
紅:「じゃあ俺は双剣士にでもするか。えっと次は・・名前か。」
矢狭:「名前はかぶってたら使えないから気を付けろ。」
紅:「分かった。あ〜めんどいな。紅でいっか。」
矢狭:「もうちょっと頑張れよ・・・」
紅:「あっ!かぶりだっ!誰だよ使ってるの。」
矢狭:「おいおい、ちょっとは工夫しないと一生入れんぞ。」
紅:「わかったよ、じゃあグレンならどうだ!・・よっしゃ入った。」
矢狭:「じゃあ、早速インしてみ。」
紅:「わかった。」
紅はHMDを着け直してThe Worldにログインした。
紅:「うおっ!なんだ・・・これ。」
紅がHMDを通して見たものはまるで現実世界そのもののようにリアルな光景が広がっていた。
グレンが辺りを見渡すとここが建物の中だということがわかった。
そして、正面にある大きい扉を開けてみると、この街はオレンジ色に染まって黄昏の美しい夕日が見える 悠久の古都<マク・アヌ>の景色が視界に広がっていた。

第0話 The World 終わり


[No.775] 2007/06/17(Sun) 23:54:02
Re: .hack//air 第1話 出会い (No.775への返信 / 1階層) - 鏡

紅はグレンを通してみた<マク・アヌ>の風景に驚き、ただ見とれることしかできなかった。
矢狭:「どうだ?The Worldは?」
矢狭の声に紅はふと我に帰り、矢狭に思ったことを直球に尋ねる。
紅:「なぁ、矢狭。The Worldってこんなにすごいのか?」
矢狭:「すごいって何が?」
紅:「何がって、全部だよ全部。景色も、建物も、人も含めて全部。」
矢狭:「まぁ、俺も最初は驚いたからな。無理もないさ。」
紅:「ああ。こんなに進んでいるとは思わなかった。」
矢狭:「ほら、いつまでも見とれてないで街でも探索してみろよ。」
紅:「そ、そうだな。」
紅はグレンを前進させようとするがうまく前進できず、壁やカオスゲートにぶつかり初心者丸出しだった。
紅:「くっそ・・・うまく前進できねぇ。」
矢狭:「慣れるまでの辛抱さ。」
紅:「時間が掛かりそうだ。」
紅はそうすぶやくとグレンの操作に戻る。
矢狭:(まだ慣れるまでに時間が掛かりそうだな。)「じゃあ、俺帰るわ。」
紅:「なんだ、もう帰るのか?」
矢狭:「俺が帰って寂しいか?」
矢狭はにやにや笑いながら紅に尋ねた。
紅:「とっとと帰れ。」
矢狭:「お〜、酷いこと言うね〜。じゃあ、またあとでな。」
そういうと矢狭はさっさと家に帰っていった。
紅:「またあとでなって・・こっちにくるのか。」
紅は矢狭が言っていたことを推測しながらグレンの操作をする。
紅:「どうにか動けるようになったな。街の探索でもするか。」
<中央区>
グレンは街に出て行き人々が行き交う中に突っ込んでいった。そして沢山のPCの中の初心者らしき一人にカーソルを合わせる。
紅:(名前は・・・みーる。女か?)
すると、名前を確認したPCがこちらを向き話し掛けてきた。
みーる:「あの・・えっと、もしかして初心者さんですか?」
グレン:「あ・・はい。まださっき始めたばかりで。」
みーる:「よかった〜。」
そういってみーるは安心したような素振りををみせる。
グレン:「え?」
それと対称にグレンは少々困り気味の素振りをみせる。
みーる:「あ、すいません。実は私もついさっき始めたばかりなんでよく分からなくて。でもよかった。勇気を持って話し掛けた相手が同じような人で。よかったらいっしょに着いてきてもらえませんか。」
グレン:「いいですよ、どうせ暇ですし。それと、敬語はなしにしませんか?タメグチで話すのもネットゲームの醍醐味だと思うんですよ。」
みーる:「それもそうか。じゃあ今からタメグチで。それと自己紹介まだだったよね。」
グレン:「俺は、こっ・・グレン。」
グレンは思わず現実の名前、紅といいそうになり慌ててグレンと言い直した。みーるはグレンが現実の名前を言いそうになったことに気付き、そこに少しおちょくるように付け込んだ。
みーる:「私はみーる。今リアルの名前言おうとしたね君。」
グレン:「ほっとけ!」
グレンは付け込まれたことに少し気を悪くして振り払うように答えた。
みーる:「ごめんごめん。お詫びに初心者向けのエリアに案内するからさ。」
グレン:「なんで始めたばっかなのにエリアワードとか知ってんだよ。」
みーる:「知ってることになるのかな?掲示板に載ってたから。」
グレン:「ふ〜ん、珍しいな。普通最初にゲーム始めるだろ。」
みーる:「いやー私もね、ゲームやろうとしたんだけど、どのアイコンでゲーム始めるか分からなかったんだよ。それでいろいろしてたら掲示板にたどり着いちゃって偶然エリアワードを手に入れたんだ。」
グレン:「一番前にThe Worldって書いてるのあっただろ。」
みーる:「しょーがないじゃーん初めてなんだから。」
みーるは少しすねるように言った。
グレン:「まぁ、それもそうか。」
みーる:「でも、そのおかげでエリアワードゲットできたし。ついてるなー私って。ラッキー。」
グレン:「ついてるっていわねえだろ、それ。」
グレンが控えめにつっこむ。
みーる:「そうだ、せっかくだから今からこのエリア行ってみない?」
グレン:「別にいいけど街の探索はどうするんだ?」
みーる:「そんなのあとあと!街は変わらないでしょ!」
グレン:「エリアも変わらないと思うが。」
みーるの耳にはグレンが言ったことは届いていなかった。
みーる:「ほら、はやくはやく!」
みーるはカオスゲートがある建物に向かって走っていく。
グレン:「聞く耳持たず・・・か。」
グレンはみーるを遠目に見ながら独り言を漏らした。

<カオスゲート前>
グレン:「よし、これでメンバー登録完了だ。」
みーる:「いや〜、ごめんね。やり方わからないんだよ。」
グレン:「予想はしてたさ。パーティ組んどいたから。」
みーる:「うん、じゃあ行こうか。」
少しの間沈黙が続く。
グレン:「おい、転送されねえぞ。」
みーる:「やり方が・・・。」
グレンはみーるの話を最後まで聞かずに返事をした。
グレン:「あーわかったわかった。メールで添付して俺に送れ。」
みーる:「はい、送信したよ。」
グレン:「じゃ、今度こそ行くぞ。」
そういうと、グレンとみーるの体は螺旋をえがく青い光に包まれた。

続く・・・

わん仔さん、狐憑きさん応援ありがとうございます。
なにかとじれったい展開ですがどうぞよろしくおねがいします。  


[No.781] 2007/06/19(Tue) 00:02:17
Re: .hack//air 第2話 初戦 (No.781への返信 / 2階層) - 鏡

<勇み行く 初陣の 夢の果て>
エリアのプラットホームから二つの青い光が現れた。そして、光の中から二つのPCが出てきた。
グレン:「ここだな、初心者にうってつけのエリアは。」
グレンは辺りを見回しながら言った。
みーる:「初めてだから緊張するね。」
グレン:「そうか?」
みーる:「よ〜し。ガンガン倒すぞ〜!」
グレン:(丸で聞いちゃいねぇ。)
みーるは遠くに見える敵に向かって走り出しグレンはみーるを追って走りだした。
グレン:「ちょっ!待てって!お前ジョブ魔導士だろ!そして俺は双剣士だ。普通に考えて俺が前線おまえが援護じゃないのか?」
みーる:「え〜、いいじゃん。呪療士が前線で戦っても。」
みーるは少しすねるように言った。
グレン:「そうゆうのは余裕が出来てからにしろ。」
みーる:「もお、しょうがないな〜。我慢してあげるよ。」
グレン:(何であいつの方が立場上になってるんだよ。)
グレンは誰かに愚痴るかのように思った。
みーる:「私が援護君が前線で闘うんだね。準備はいい?」
グレン:「ああ。いつでも。」
みーる:「じゃあ、いくよ。戦闘開始!!」
グレン:「うおおおおおおお!!」
みーるの合図と共にグレンは双剣・芥骨を出して叫びながら一番近いところにいるゴブリンルーキーに向かって走り出し、みーるはグレンが攻撃されないように援護をする。
グレン:「敵は三体だっ!一体ずつ片付けるぞ!」
みーる:「了解!」
グレンは先頭のゴブリンルーキーに右から切りかかり左下から切り上げようとする。右からの切りかかりはヒットしたが左下から姿勢を低くして切り上げる際、敵を確認しないでで切り上げたためはずしてしまい隙を作ってしまった。ゴブリンルーキーはその隙を見逃さずグレンを突き飛ばした。
グレン:「ぐはっ!!」
突き飛ばされたグレンの体は地面に強打し、その勢いで転がっていく。
みーる:「大丈夫!?」
グレン:「くっそ・・・いってぇ。」
グレンは体を起こしながら芥骨を手に取った。
みーる:「ごめん、今度はうまくやるよ。」
グレン:「ああ、よろしく頼むぞ!」
グレンは再びゴブリンルーキーに向かって走り出す。
みーる:「HPのことは気にしないでど〜んと突っ込め〜。」
グレン:(おいおい・・・。)
グレンの耳に遠くからみーるの声が聞こえた。
グレン:「ぜああああああ!」
グレンはジャンプしてそのまま右上から切りかかる。
切られたゴブリンルーキーは粒子となって消えたがグレンは次のゴブリンルーキーにターゲットを定める。
みーる:「やった!!倒した!」
みーるは粒子になった敵をみて喜んだ。
グレンはジャンプして切りかかった後の着地した瞬間に、ゴブリンルーキーがいる方向へダッシュした。ダッシュした勢いのまま左から右手で体を回転させるように切りかかり左手も同じようにして切りかかった。切られたゴブリンルーキーは消え、グレンはそのまま回転を利用してグレンの後ろに回りこんでいたもう1体のゴブリンルーキーも同じようにして切った。ゴブリンルーキーは消滅しみーるがグレンに近づいてきた。
みーる:「すご〜い!!この短時間で3体も敵を倒した〜。」
みーるはグレンの手を取り上下に振り回しながら言った。
グレン:「おい、あんま揺らすな。」
みーる:「ごめん。あんまり嬉しかったもんだからつい。」
グレン:「お前はなんもしてないだろ。」
グレンは溜息をつきながら言った。
みーる:「リプス!!・・・はい、これでなにもしてないことはないでしょ。」
グレン:「次からは戦闘中にやってくれ。」
グレンは少し微笑みながら言った。
みーる:「あ、レベル上がった。」
グレン:「あ、俺もだ。」
みーる:「リプドゥクって呪文覚えたよ。」
グレン:「攻撃系か?」
みーる:「残念、回復系でした。」
グレン:「まあ、このエリアのモンスター全部倒せばいくらかあがるだろ。」
みーる:「そだね。よし!じゃんじゃん行こう〜。」

<獣神殿前>
??:「あの子達初心者?」
??:「ここのモンスターと互角に戦ってるからね。そうだと思うよ。」
??:「ちょっと挨拶してこよっか。」
??:「そうだね。盛大に歓迎会をしなくちゃね。」
2人は不気味に笑いながらグレンとみーるがいる方向に歩きだした。


続く


[No.784] 2007/06/20(Wed) 00:43:46
Re: .hack//air 第3話 初PK!? (No.784への返信 / 3階層) - 鏡

<勇み行く 初陣の 夢の果て>
みーる:「いや〜凄かったねー。3秒で3体だよ。割ったら1秒に1体だよ。」
グレン:「正確には1体に2秒、2体に1秒だ。」
みーる:「君は細かすぎるんだよ!」
みーるがズバッと言い切る。
グレン:「なんでキレられなきゃいかんのだ。」
みーる:「うるさ〜〜い!。」
みーるは怒鳴った。
みーる:「君は甘い!この世の中そんなんじゃ気苦労が多くて死んじゃいます。過労死だよ過労死。もっと大きく生きましょう。」
グレン:「なぜ敬語なんだ!しかも過労死。俺はそんな死に方はミジンコ並にも望んじゃいねぇ!」
みーる:「グレン、君は弱い。今の君じゃ私は倒せない。」
グレン:「おまえも弱いだろ!レベル同じだし。倒す気もねぇ。」
みーる:「ふふふ、甘い甘い!このゲームにはPKシステムというものがあるのだよ。」
グレンは早すぎる展開についてゆけずやけくそになる。
グレン:「お、やるか。言っとくけど俺は強いぜ。魔王さんよ。」
みーるは突然のフリにも対応する。
みーる:「はーーっはっはっはっは!威勢はいいじゃないか。いいだろう!その挑戦受けてやろう。」
グレン:「覚悟はいいか?いくぞっ!」
みーる:「一瞬だ!」
なぜかグレンとみーるの戦いが始まった。
グレンの双剣のトリッキーな動きに魔王・みーるは片手で杖を持ち表情変えずに応対する。
グレン:「くっそおぉぉぉ!!」
みーる:「ふん、雑魚が!小賢しいわ!!」
みーるは杖を思いっきり振る。それを受け止めたグレンは5メートルほど後ろに下がらされる。
グレン:「なぜだっ!動きが全て読まれてるだとっ!」
みーる:「弱い、弱すぎる!!おまえの力はそんなものか!!」
グレン:「ははははは。あーはっはっはっはっはっはっ。」
グレンは突然笑い出し。左眼を覆うように手を顔に当てる。
グレン:「本気でいくぞ!。」
グレンは目付きを変えていった。
みーる:「遊びは・・・終わりだああああ!。」
みーるは魔王!?っぽく叫んで。呪文らしきものを唱える。
みーる:「激動なる怒涛の流水よ、刃と成りて切り刻め!!」
グレン:「紅き紅蓮の業火よ、隕石にまといて押し潰せ!!」
グレンが発したスキルは炎をまとう隕石になり、みーるが発したスキルは水で構成された三つの刃になる。
火と水、2つがぶつかり合って小爆発が起こり、水蒸気で視界がさえぎられる。
みーる:「ちぃっ!奴はどこだ!!全てを吹き飛ばす風よ、我にまとい鎧となれ!!」
みーるは風のスキルを発動し水蒸気を吹き飛ばす。みーるは辺りを見回すがグレンの姿はなかった。
みーる:「奴はどこだぁ!」
みーるは叫んでグレンを探す。
グレン:「うおおおおお!これで終わりだあぁぁぁ!!」
みーるは上を見上げる。
みーる:「そこか!・・・くっ!逆光で見えん。」
グレンは太陽を背にして上から飛び掛かり。みーるを切る。
みーる:「ぐああぁぁぁ!ありえん、この私が・・・この私が、負ける・・だ・・・と。」
みーるは地面に倒れこみ体の色が灰色に変わっていく。
グレン:「ふん、自分の力におぼれたか。・・・誰だっ!!」
グレンは誰かが後ろに立っていることに気付き問い掛け、振り向く。
振り向いた先には紫をベースにした和服姿の女のPCが立っていた。
??:「君達なかなかいい勝負してたじゃん。私は空旋(くうせ)ジョブは銃戦士。」
グレン:「なんのようだ?」
空施:「ここらへんは初心者PKが多いから忠告しに。」
みーる:「初心者PK?」
みーるはグレンに生き返してもらいながら尋ねた。
空施:「初心者ばかり狙う悪趣味なPKのことさ。・・・ほら、早速お出ましだ。」
グレン:「あいつらか・・・どうする?みーる。」
みーる:「じゃ、私はこれで。」
みーるはそういうと1人でタウンに戻った。みーるの体が青い光に包まれる。
グレン:「え〜〜〜!?1人で!?」
空施:「じゃあ、あたしも。」
空施もタウンに戻っていった。
グレン:「じゃ、俺も〜。」
PK1:「あ、こらっ。まてっ。」
PK2:「いちゃったね。」
PK1:「俺たち出番これだけか〜〜。」
エリアにはPK2人がたたずんでいる。

続くきま〜す。


[No.800] 2007/06/26(Tue) 22:56:41
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