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   .hack昔話2 - 狐憑き - 2007/09/23(Sun) 22:02:38 [No.933]
桃太郎そのにじゅうなな - 狐憑き - 2007/09/30(Sun) 17:36:06 [No.952]
桃太郎そのにじゅうろく - 狐憑き - 2007/09/23(Sun) 23:14:08 [No.935]
前回のあらすじ - 狐憑き - 2007/09/23(Sun) 22:26:16 [No.934]



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.hack昔話2 (親記事) - 狐憑き

タイトル通りです。
前スレがごったごたになったので新しく新設しました。またごったごたになりそうなのは見えみえですけどネ!! 狽(≧∀≦(ぇ?

基本的にパロディなんで、めんどくさい方はここから見てもだいじょう…ぶ……?
……えーと、始めから読んでても分かりにくい話なので、途中から読むと頭からひよこが湧くかもしれません( ̄“ ̄;
めんどくさい方はここから、ゆとりのある方は前スレから読むことをお勧めします。


注意書きです。
以下が苦手な方は読まないことをお勧めします。
・本作は超パロディーです。
・キャラが原型なく崩れています。
・声優ネタが隙あらばかなり混じります。
・元の設定が影も形もありません。。
・ハセヲさんは天地がひっくり返っても突っ込み役です。
・作者はかなり文下手&電波&ただいま人生暴走中です。意味不明な言葉がよく混じります。
・もはや桃太郎はいったいどこに…
・ネタ切れのときは作者がしばらく失踪するかもしれないのであしからず。


上の項目すべてが許せるという、海より広い心を持った方はぜひ下へお進みください。


[No.933] 2007/09/23(Sun) 22:02:38
前回のあらすじ (No.933への返信 / 1階層) - 狐憑き

このお話でのキャラの役割です。ぶっちゃけロールですね。

 桃太郎  …ハセヲ
 犬    …天狼
 サル   …ぬえ(すでに星。
 キジ   …アトリ
        志乃
 おじいさん…八咫
 おばあさん…パイ
 船頭   …シラバス
       ガスパー
 役割不明 …ぴろし3
 ツンデレ …揺光
 ナンパ男 …クーン
 危険領域 …エンデュランス
 楽園の帝王…欅


○前スレのあらすじ○
 おじいさんとおばあさんの命令で鬼(AIDA)退治に出かけた桃太郎、もとい桃ハセヲさんは、途中、
 犬、猿、キジを仲間にしながら、鬼が島(アリーナ)を目指します。
 船に乗って海に出た桃ハセヲさん達は、海上で敵の大群に襲われたり、仲間にボコされたりと、
 数々の困難に出会いました。
 何とか乗り切ってきた桃ハセヲ一行でしたが、突如現れた巨大イカに、船ごと壊され、桃ハセヲさん
 は仲間と散りぢりになってしまいます。
 流れ着いた島で、エンデュランス、ぴろし3となんとか再会できたハセヲさんは、ぴろし3から驚くべ
 き事実を聞かされます。
 無人島だと思っていたこの島がこそが実は鬼が島、敵の本拠地なのだと―――。


[No.934] 2007/09/23(Sun) 22:26:16
桃太郎そのにじゅうろく (No.933への返信 / 1階層) - 狐憑き

ハセ「ここが…鬼が島だと? じゃあこの先にAIDAが…」

何も知らずにこの島に漂着したハセヲさんは、少なからず驚きます。あと一応、AIDAじゃなくて鬼ね。タイトル桃太郎だからね。

ハセ「でも待てよ? 何でお前がそんなこと知ってるんだよ。っつーか、何でこんなところにいたんだ?」
ぴろ「うむ! 話せば長くなるのだが…」

あごに手を当て悩むポーズ。
ちなみに先ほどからエン様はというと、ぴろし3に向けてものすごい殺気を放っています。近くに立っているだけで切り刻まれそうな邪気です。ハセヲさんとのせっかくのチャンスを台無しにされた先ほどの代償は、かなり重くなりそうですね。でもまだぴろし3はそのことに気付いてません。

ぴろ「ここがまだ、にっっくき鬼どもに占領される前、私はこの島に住んでおったのだ。はるか昔この島は海賊の拠点とされていたらしいのだが、島中から今のアリーナである海賊の隠れ家だった場所に通じる秘密通路のいくつかは、こうして今でも残っておるのだ」
ハセ「なるほど、この島の住人だったから詳しいってか」
ぴろ「いやいやいや! この島の住人といえど、隠し通路の存在を知るものはごく限られておるのだ! 今のように敵に攻められたとき、敵にその存在が知られてはいろいろ厄介であるからな!」

あんな目立つ場所にあったのに?
まぁそれは置いといて。

ハセ「じゃあ、お前は何で知ってんだよ」
ぴろ「うん? なんてことはないのである!」
ハセ「?」
ぴろ「私は以前この洞窟に住んでおったのだ! 慣れると意外と快適であるぞ? んなーっはっはっは!!」
ハセ「住んっ………………」

いやいや、いくらあんたが規格外だからって、さすがにそれはないだろう。
この物語はフィクションです。実際の人物、団体、ぴろし3とは一切関係ありません。

あっけにとられているハセヲさん。でもよく考えてみれば、それはかなり好都合かもしれません。

ハセ(ここがもし本当に鬼が島だって言うなら、みんな多分ここを目指してくるよな。それに確か、クーンはこの島から逃げてきたはずだ。多少は地形に強いはず…)

なら、わざわざ探しに行かなくとも、戦力的には厳しくなりますがこのまま敵の本拠地に向かってしまった方が仲間と再会できる可能性が大きくなります。
もちろん、みんなが無事であれば、の話ですが。

ハセ「なら、ここでうだうだやっててもしかたねぇよな! みんなが待ってるかもしれない。先を急ぐぞ!!」


こうして、洞窟に詳しいぴろし3(未だに殺気に気付いていない)を筆頭に、ぴろし3の背後をエンデュランス(いつでも切りかかれるようスタンバイ)、そのさらに後ろをハセヲ(険悪な状況に今気付いたが、気付いたところで何もできないので気付いてないフリ)の順番で、3人は洞窟の先へと歩いていくのでした。


続く。


[No.935] 2007/09/23(Sun) 23:14:08
桃太郎そのにじゅうなな (No.933への返信 / 1階層) - 狐憑き

トンネルを抜けると、そこは雪国…じゃなかった、人工的な通路が続いていました。
おそらく、海賊のアジトだったころの名残なのでしょう。
床には石畳が敷き詰められ、歩きやすいよう舗装されています。
壁は粗いレンガで覆われていて、所々に足元を照らすよう松明がともっています。

ハセ「歩きやすくなったのはまぁ嬉しいんだけどな…。そろそろ日の目が拝みたいぜ」
エン「でも…火が灯っているってことは、誰かがここを通ったんだよ……敵もこの通路に気付いて使っているんじゃないかな……」
ハセ「でも見張りらしい見張りもいなかったぜ? …って、おい、そういやさっきからぴろし3はどうしたんだ? いつもならマジウゼ…騒がしいくせに、不気味なほどおとなしいじゃねぇか」
エン「…ああ、彼? どうしたんだろうね……フフフ…」
ハセ「…………」

なにかやりやがったな、コイツ。
後ろを見ると、ぴろし3がなにか警戒しながら、……というよりおびえながら、だいぶ後ろからついてきていました。心なしか、鎧の輝きもいつもと比べて鈍っています。

ハセ「おーい、何やってんだよ! 置いていくぞ?」
ぴろ「い、いや、私にはかまわんでくれて結構なのである!! 私にかまわず、先を急ぐのが良かろう!!」
ハセ「?」

あのぴろし3がおびえているなんて、一体何をされたのか!?
と、疑問に思う方もかもしれませんが、実はこれといってたいしたことはされていません。ただちょっと、エン様は自分の過去の正体をカミングアウトしただけです。
エルクはぴろしさんの天敵だってことを知っている方はどれくらいいるんでしょう? (無印.hack公式サイトの『おしえて!ぴろしさん!!』、または同サイトの『司きゅんの部屋』参照)



エン様がポツリとつぶやきます。

エン「ハセヲをわずらわせるなんて…杖ですり潰すよ?」
ぴろ「ひいいい!! さ、さあゆくぞよき目をした人よ!! 旅路の果てまでも! 頭上に星々の輝きのあらんことをっ!!!」
ハセ「………」

一体何があったんだ。あきれるハセヲさんでしたが、

ハセ「!? まぶし…」

そうこうしてる間に、ついに天井のない地上へとたどり付いたようです。
まだ道は続いていますが、少し開けた広場のように来て、これでひとまずは一安心です。そこには見覚えのある人影もありました。

ハセ「天狼に揺光! お前ら無事だったのか!! それに太白と大火のおっさんまで!!」
揺光「あ、ハセヲ!! も〜心配しちゃったじゃんか〜!!」
天狼「だが、無事で何よりだ」
大火「か〜っかっか!! 小童が、生意気に生き残りやがった! めでてえ、かあちゃん酒だ!!」
太白「…ここに“かあちゃん”はいないかと思いますが」

聞けば、揺光たちもハセヲさんとは別の通路を見つけ、そこを通ってくる間に、偶然大火と太白の2人と合流したようです。この広間はちょうど、いくつかの通路の合流地点になっているみたいですね。


天狼「もしかしたらほかのやつらも、ここを通っていったかもしれないな」
揺光「でも、まだ来てない人達だっているかもよ。みんながそろうまで待ってたほうがいいんじゃないかな?」
ハセ「…いや、見張りがいなかったことや、すでに誰か通った形跡があるところを見ると、もしかしたらすでに中で何か起こっている可能性がある。遅れてくるかもしれないやつらは後で追いついてくるのを待つとして、今は中の状況を確かめに行くべきだと思うぜ」
太白「そうだな…。もし誰かが我々の到着を待たず進んだとすれば、戦力的にも不利だろう。援護に回った方がいいと私も思う」

なんか小難しい相談してるハセヲさん達を、

??「………」

陰から見つめる黒い影。
ハセヲさん達一行はそれに気付くことなく、アリーナへの最深部へと急ぐのでした。


続く


[No.952] 2007/09/30(Sun) 17:36:06
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