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焼きたてのホットケーキに、手早くチョコペンで絵を描く。木苺のソースでまっかなお鼻。仕上げに粉砂糖を降りかけて…。 「さぁ。できあがりw」 お皿を目の前に置かれ、スズは身を乗り出した。生唾が湧き出てしまい、おもわずゴックンと喉を鳴らしてしまう。 「あ!トナカイさんだ!」 興奮で赤らんだ頬を両手で押さえるスズを見て、母親がにこにこと笑う。 「早く食べないと、さめてしまうよ。」 スズは思う。 かぁさんは、すごい!毎回、ホットケーキに絵が描いてあるんだもん。私も、かぁさんみたいに絵が上手になりたいなぁ。 「ねぇ。かぁさん、どうしたら絵が上手になるの?」 そう尋ねながら、ねずみが頬袋につめるかのようにホットケーキを口いっぱいに頬張った。 「食べるか、しゃべるか。どっちかにしなさい。」 母親がメッとする。そして、スズの口の端に付いたソースを指で拭ってくれながら笑った。 「いっぱい練習すれば、いいのよ。いっぱい、ね。」 「いっぱい?」 「そう、いっぱい。」 そう答えて、母親は重ねて言った。 「スズ、今度の日曜にスケッチブックを買いにいきましょうね。」 母親は思う。 この子の見ている世界が、いつまでもキラキラとたくさんの色に彩られていますように。と。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ チュンチュンという小鳥達のさえずりに、スズは目を覚ます。 「……ん〜。朝?」 目をこすりながら、顔だけ持ち上げて左右を見渡す。カーテンを通して差し込んだ日の光が、ふんわりスズの周囲を包み込んだ。 「わ。今日は、美術院の入学式!早く、用意しなきゃ。」 ねずみが頬袋につめるかのようにホットケーキを口いっぱいに頬張ってた少女は、数年後、美術院の生徒となった。 制服に身を包み、鏡の前でにこっと笑う。 「さぁ。スズ、がんばろうね!」 自分に自分で気合をいれて、真新しいスケッチブックを胸に抱いた。 ------------- 絵が描けなかったので、SS的なものを書いてきました。 そして、文章を書いたのでまた技族から文族に直してきまーす。 [No.7601] 2010/09/19(Sun) 14:05:17 |
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