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たけきのドラマジサービス-夏の風物詩編- じーじじじじじー じじじじじー みーんみんみん…みんみん…… ここはたけきの農村地帯。 夕立は凄いわ蝉は鳴くわパンダは歩くわ竹は育つわでたけきのの四季のなかで最も賑やかな夏真っ只中。 そんな夜、一人田んぼのど真ん中で佇む者がいる。 お洒落にアレンジした着物を着こなし、ぴんと立った犬耳にふわっふわの尻尾の青年。見ようによっては少年にみえるかもしれないが今はそれはどうでも良い。 そんな彼はつい先程から空を見上げてそこにいた。 ……と、こう言えばなかなか絵になりそうだがその様子は尋常ではない。 腕には点滴針、肌には薔薇の入れ墨、顔色はお世辞にも良いとは言えず、なにより空を見上げるその眼はドラッグのせいかどこか遠い所に逝ってしまっている。 …ひとつ言っておくが彼は決して怪しい者ではない。 たけきの藩国随一の高感覚集団、ドラッグマジシャン…通称ドラマジである。その高感覚を生かした偵察や予知が彼らの仕事だった。 ぶっちゃけてしまうと彼らドラッグマジシャンなんかよりたけきの世界忍者の方がよっぽど怪しい集団である。 飲兵衛の褌愛好家や靴し……いや、これも今はおいておこう。 兎に角、彼はこの田んぼのど真ん中でその能力を行使している。 なんかぶつぶつ言っているがこれもドラッグの副作用なので気にしないようにしてあげよう。 「………少し………れてれば……」 「……星群………山が……」 「……………たる」 しばらくしたあと、彼は何ともすっきりとした表情で振り返った。 彼が振り返った方向には数組の家族連れがいた。 先程の彼の様子に子供泣きそうになり、親達も軽くヒいているように見える。 彼は少し寂しそうな顔をしたがすぐに笑顔になって言った。 「お待たせしました」 「今日はきっと沢山見れますよ、流星群」 文字数制限により次へ [No.1940] 2007/06/30(Sat) 22:17:57 |